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結局彼女は‥‥‥
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‥‥‥婚約破棄騒動がカック王国で起きてから3カ月後、ミストライ帝国が進行しようとしたのだが、その前に国民たちが一斉蜂起して革命が起きてしまった。
何しろディア公爵家と言う大きな援助が無くなり、ヒースが国王にいざついてみれば国庫金が王家の贅沢のために既に空っぽだったのだ。
そこで、税を厳しくとりたてて、事の重大さを理解せずに楽観視し、これでどうにかなるだろうという様々な愚案を出して、政治を行った結果、国民はブチギレしたのである。
「「「「「もうあのような王家なんているかぁぁぁぁぁぁ!!」」」」」
革命後、捕らえられたヒースやその傍らにいた王妃となって君臨し、贅沢の限りを尽くしていた元令嬢と取り捲きたちは捕らえられた。
そして、怒り狂う国民たちが新たに作り上げた法の下で彼らは裁きを下された。
ただし、死刑はなしである。死のみが罪を償う手段ではないし、それではたった一度の事で済んでしまうと言って、皆が反発したからだ。
まずは、取り捲きたちからである。
デルーン宰相子息であったデバンは、婚約破棄後の治世時には父を殺して宰相の座に就き、色々やばい噂の絶えないような貴族たちと賄賂を受け取ったりして悪事をもみ消していたりしていたようだが、すべてが白日の下にさらけ出されて、裸磔の後に素っ裸のまま国外追放。
その後消息を絶ち、しばらくたってからどこかの国の奴隷商にて、一番厳しい労働条件が課せられる犯罪奴隷の中にいたのだという噂があったが、真偽のほどは不明であった。
騎士団長ワンドルフ子息のデタースは、民衆の裁きを受ける革命の前にどうやら彼の父によって辺境へと送り出され、根性を矯正させられている最中に逃亡し、行方不明となった。
後日、男色家の貴族家に物凄い格好でいたという話もあるが、一方では動物に襲われて死んだともされた。
前者、後者のどちらが本当なのかは、誰にもわからない。
宮廷魔導士筆頭マドーン子息であったテンドーンだが‥‥‥彼だけは微妙なことになった。
何しろあの婚約破棄の時に立ちながら寝ており、責める事すらできていなかったのである。
‥‥‥ここで真実として挙げられたのは、すでにあのエリザベート男爵令嬢の魔の手から抜けており、実はディア公爵家の諜報員として働いていたらしいという事であった。
内部から調べ、その不正の証拠の数々をさらけ出した後、彼もまた行方不明となったが‥‥‥どこかの領地にて、宮廷魔導士としてではなく元からやりたかった農業を営み、唯一まともに幸せに暮らしているそうだ。
財務大臣ゼニーオゥ子息のカネーォゥだが、彼の場合親子そろって横領していたようで、国庫金がいつも赤字になっていた原因でもあったようである。
その為、そもそも国庫金が消えた原因として処分が下され、今まで横領してきた金の分すべて返済しきるまで強制労働として鉱山で働かされることになった。
彼が横領した金は全てエリザベート男爵令嬢に貢がれていたようだが‥‥‥総額は不明であり、一生働いても返済できないと思われる。
さてさて、残るヒース王子、いや元国王とその元男爵令嬢で元王妃となったエリザベートの二人だが、彼らはそろって、同じ判決が下された。
‥‥‥医療の実験台、新薬の実験台、拷問の実験台、魔法の実験台という4つの実験台を受け持つことになったのだ。
手足が外されて別の者の身体と繋ぎ合わせられたり、拷問の実験台も兼ねて爛れる劇薬を浴びせられたり、魔法で精神的なところからぐちゅぐちゅにされるような毎日を過ごしているそうだ。
精神的に壊れそうなものだが、絶対に壊れないように細工されて、正気を保ったまま地獄を味わっているだろう。
そして、それから数年後のことだが、ミストライ帝国にて皇帝の正妃にとある女性が選ばれたようである。
けれども、権力者のトップの横に立つのは嫌だったのか、彼女はその場から逃げたそうだ。
あちらこちらに転移をして逃げたが、なぜか皇帝はその居場所を勘だけで探りあてて、幾度も求婚し、10回目の求婚でついに彼女も折れたようだ。
その彼女の名前マテラ。
後に彼女の子孫がまた色々とやらかすのだが‥‥‥それはまた、別のお話である。
-----------------------------------------------------------------
作者です。
今回の話はとりあえず思い付きでしたが、気が向いたらその子孫についての話を別の話で出してみようかと考えています。
どうも読んでくださりありがとうございました!
何しろディア公爵家と言う大きな援助が無くなり、ヒースが国王にいざついてみれば国庫金が王家の贅沢のために既に空っぽだったのだ。
そこで、税を厳しくとりたてて、事の重大さを理解せずに楽観視し、これでどうにかなるだろうという様々な愚案を出して、政治を行った結果、国民はブチギレしたのである。
「「「「「もうあのような王家なんているかぁぁぁぁぁぁ!!」」」」」
革命後、捕らえられたヒースやその傍らにいた王妃となって君臨し、贅沢の限りを尽くしていた元令嬢と取り捲きたちは捕らえられた。
そして、怒り狂う国民たちが新たに作り上げた法の下で彼らは裁きを下された。
ただし、死刑はなしである。死のみが罪を償う手段ではないし、それではたった一度の事で済んでしまうと言って、皆が反発したからだ。
まずは、取り捲きたちからである。
デルーン宰相子息であったデバンは、婚約破棄後の治世時には父を殺して宰相の座に就き、色々やばい噂の絶えないような貴族たちと賄賂を受け取ったりして悪事をもみ消していたりしていたようだが、すべてが白日の下にさらけ出されて、裸磔の後に素っ裸のまま国外追放。
その後消息を絶ち、しばらくたってからどこかの国の奴隷商にて、一番厳しい労働条件が課せられる犯罪奴隷の中にいたのだという噂があったが、真偽のほどは不明であった。
騎士団長ワンドルフ子息のデタースは、民衆の裁きを受ける革命の前にどうやら彼の父によって辺境へと送り出され、根性を矯正させられている最中に逃亡し、行方不明となった。
後日、男色家の貴族家に物凄い格好でいたという話もあるが、一方では動物に襲われて死んだともされた。
前者、後者のどちらが本当なのかは、誰にもわからない。
宮廷魔導士筆頭マドーン子息であったテンドーンだが‥‥‥彼だけは微妙なことになった。
何しろあの婚約破棄の時に立ちながら寝ており、責める事すらできていなかったのである。
‥‥‥ここで真実として挙げられたのは、すでにあのエリザベート男爵令嬢の魔の手から抜けており、実はディア公爵家の諜報員として働いていたらしいという事であった。
内部から調べ、その不正の証拠の数々をさらけ出した後、彼もまた行方不明となったが‥‥‥どこかの領地にて、宮廷魔導士としてではなく元からやりたかった農業を営み、唯一まともに幸せに暮らしているそうだ。
財務大臣ゼニーオゥ子息のカネーォゥだが、彼の場合親子そろって横領していたようで、国庫金がいつも赤字になっていた原因でもあったようである。
その為、そもそも国庫金が消えた原因として処分が下され、今まで横領してきた金の分すべて返済しきるまで強制労働として鉱山で働かされることになった。
彼が横領した金は全てエリザベート男爵令嬢に貢がれていたようだが‥‥‥総額は不明であり、一生働いても返済できないと思われる。
さてさて、残るヒース王子、いや元国王とその元男爵令嬢で元王妃となったエリザベートの二人だが、彼らはそろって、同じ判決が下された。
‥‥‥医療の実験台、新薬の実験台、拷問の実験台、魔法の実験台という4つの実験台を受け持つことになったのだ。
手足が外されて別の者の身体と繋ぎ合わせられたり、拷問の実験台も兼ねて爛れる劇薬を浴びせられたり、魔法で精神的なところからぐちゅぐちゅにされるような毎日を過ごしているそうだ。
精神的に壊れそうなものだが、絶対に壊れないように細工されて、正気を保ったまま地獄を味わっているだろう。
そして、それから数年後のことだが、ミストライ帝国にて皇帝の正妃にとある女性が選ばれたようである。
けれども、権力者のトップの横に立つのは嫌だったのか、彼女はその場から逃げたそうだ。
あちらこちらに転移をして逃げたが、なぜか皇帝はその居場所を勘だけで探りあてて、幾度も求婚し、10回目の求婚でついに彼女も折れたようだ。
その彼女の名前マテラ。
後に彼女の子孫がまた色々とやらかすのだが‥‥‥それはまた、別のお話である。
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作者です。
今回の話はとりあえず思い付きでしたが、気が向いたらその子孫についての話を別の話で出してみようかと考えています。
どうも読んでくださりありがとうございました!
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