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序章 妖怪に出会いました
うちで、働きませんか?
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「嬉しい! ありがとう!」
少女が瞳を輝かせながら言ってくれた言葉に、俺はうまく返せなかった。ただ恥ずかしくて、嬉しくて。
その少女の顔を忘れてしまった今でも、その記憶は俺を支え続けている。
「タカヒロ! パスタあがってる!」
「はい、すみません!」
俺は慌てて出来上がったパスタを取りに行く。土曜のお昼。バイト先のイタリアンレストランが一番混む時間だ。なのに来るはずだったバイトが突如辞めたため、ホールスタッフは俺と先輩二人だけだ。いくら狭い店とは言え、あんまりではないだろうか。
「タカヒロ! 皿なくなるぞ!」
「すみません、すぐ洗います!」
俺は戻ると急いで食洗器をかける。シェフである店長は忙しくなってくると、明らかに機嫌が悪くなる。しかし料理の腕はピカイチだしピークが過ぎれば落ち着く。それに気づいてからは、必要以上にビビらずに済むようになった。
「タカヒロ、何してるの? ドリンク出して!」
皿を拭いていると、もう一人の怖い存在が来た。ホールスタッフのリーダーである恵理先輩だ。
「は、はい! すみません!」
俺はそう言いながらドリンクを作りにキッチンを出る。その向こうで、恵理先輩が店長にかみつく声が聞こえた。
「店長、ホールは今日二人しかいないんです! 皿くらいそっちが洗ってください!」
「こっちだって三人しかいねぇんだ!」
「誰のせいで人少ないと思ってんですか!」
お客さんに声聞こえちゃいますよ~……と心の声で呟きながら、いそいそとドリンクを作っていく。恵理さんには言いにくいが、店長だけでなく恵理さんも相当怖い。
俺は二人が大げんかしないよう気を配りつつ、業務をさばき続けた。
「ひと段落したね、お疲れ。先休憩入りな」
客が二組ほどになった店内を見回すと、恵理さんは俺にそう言ってくれた。
「恵理さん先いいですよ」
「行けっつってんの」
「はい」
俺は睨みにお辞儀を返す。言動はきついが気遣われてるのは分かる。恵理さんもいい人なのに、言い方がもったいないよなぁ。
「休憩頂きます」
俺がそう言うと、キッチンスタッフの一人、大瀬さんが声をかけてくれた。
「俺も休憩。まかない一緒作るよ」
「あ、ありがとうございます」
大瀬さんは店長と共に開店当初から働いてる人で、面倒見がいい。体格もがっしりしていて、この店のお父さんのような存在だ。俺は大瀬さんの分も飲み物を準備し、休憩所に入る。
「おつかれ~。今日も怖かったね」
休憩所に入ると、先客がいた。もう一人のキッチンスタッフ長谷川さんだ。彼女も開店当初からのメンバーだ。結婚されてからはランチタイムのみ働かれてる。すでに休憩に入って少し経ってるようで、休憩所のテーブルには空になった皿がある。
「タカヒロ君も間に挟まれて大変だよね。よくもってるよ。ここ来て何年だっけ?」
「三年です」
「もうそんななるか。早いな~」
俺はそれに苦笑で返す。いわゆる俺は就職浪人だ。大学三年からここでアルバイトしていて、今は週五くらい働いている。
「ちゃんと就職活動してる? ここで社員になれる可能性は低いと思うよ」
「分かってます。それに、俺にここの社員は無理ですよ」
恵理さんを傍目で見てるだけでも、飲食店の社員がどれほど大変か分かる。それに、どこも財政は厳しい。アルバイトで補えるものを社員にする可能性は低いだろう。
「イラスト関係で探してるの?」
長谷川さんの問いに、俺は困惑した。丁度その時大瀬さんがパスタ皿を二枚持って休憩所に入って来た。
「イラスト?」
俺は礼を言いながらパスタを受け取る。今日はトマトベースで、ホウレン草とベーコンが入っている。
「そう、タカヒロ君イラストすごいうまいよね」
「ああ、たまにボードにイラスト描いてるよな。美大卒だっけ。すごいよなぁ」
「ぜ、全然です全然! 現に就職できてませんし……美術の仕事はもう考えてないです」
俺は自分で言っていて、切なくなった。こんなはずじゃなかった。大学に合格した時は、人生が輝いて見えた。地元を離れ、都会の街で憧れの職業に就いている自分が見えた。でも今、この状態だ。地元には帰らず都会にいるが、安定していないアルバイトの生活をしている。
今が決して不幸な訳じゃない。親もきつくは言わないし、バイト先であるここも家が近く通いやすい。皆いい人だし、俺はきっと恵まれている方だ。
でも、先の見えない闇の中にいる。そんな感覚も、ずっとしている。
「はぁ~……日曜休みなんて久々だなぁ……」
鬼勤務を終えた次の日。俺は寝ぼけ眼で起きそう呟いた。せっかくの休みだというのに、特に何も予定がない。
だから、それは気分だった。
本当に、強い動機があったわけでもない。ただ、昨日久しぶりにイラストの話をして、感傷的になっていたのかもしれない。
俺は数年ぶりに、思い出の地に行く事にした。
「……あんまり変わってないな……」
そこは公園だ。何にも変哲もない。遊ぶものといえばブランコくらいしか置かれていない。
昔は、ここに来てよく絵を描いていた。家で描くより気分転換になるし、この公園の木々や花は誰かが手入れしてるようで、いつ見ても穏やかな彩りをしていた。花壇に今はパンジーが植えられている。
俺はブランコの少し離れた隣にあるベンチに座る。日曜だというのに、遊んでる子供は誰一人いない。
スケッチブックをバッグから取り出し、そうして鉛筆を走らせた。何も変わってないように見える公園も、こうやってかいていけば少しずつ違いに気づく。
絵を描きたいなんて思ったのはいつ以来だろう。気が付けば無我夢中で描いていた。
「素敵ですね」
だから、隣から声をかけられた時はびっくりした。いつの間にか隣のベンチに男が座り、こちらを見ていた。俺は思わず息をのむ。
それは人がいて驚いたというのもあるが、それ以上にその男の容姿に驚いた。
男は長い銀髪を右耳の下でゆるく巻いていて、白地に青糸で唐草模様が描かれた着物を着流していた。瞳は金色に輝いている。まるでコスプレのような装いだが、男はとても綺麗だった。今まで男を見てイケメンだなぁとは思っても、こんなに綺麗だと思ったのは初めてだ。それはどこか、恐怖さえ感じるほどの美貌だった。
男は俺が凝視するのに、困ったように首を傾げた。それにより、一気に雰囲気がやわらかくなる。俺も我に返る事が出来た。
「す、すみません! じろじろ見ちゃって……!」
「あ、いえ私の方が。突然話しかけてしまって。驚かれましたよね」
「は、はい……」
俺はバカ正直にそう返す。男は声も綺麗だった。
「あの、私を描いて頂くことって出来ますか」
「はい……っえ?」
俺が思わず大きな声をあげると、男は申し訳なさそうに笑った。
「すみません、急に変な事を言って」
「い、いえ! ぜひ! 描かせてください!」
俺は食い気味にそう叫んでいた。男は「本当ですか? ありがとうございます」と返してくれた。その言葉に、昔の記憶が蘇る。かつてこの公園で、同じように人を描いた事があった。あの時は、小さな少女だったけれど。
自分からイラストのモデルになりたいと言う人には初めて出会った。でも彼はそれを言っても問題ない。むしろ絵描きなら描いてみたいと思う事の方が多いかもしれない。
俺は彼に向き合い、鉛筆を走らせた。
日曜真昼の公園に男が二人。人が見たら少し驚いてもいい気がする。しかし公園の入り口を時々通り過ぎていく人々は、こちらを全く気にしていない。その為公園には、一時間ほど俺と男、二人だけの静寂な時間が過ぎた。
「……出来ました。どうでしょう」
俺はスケッチブックから紙を取り、おそるおそる差し出した。男はその絵をまじまじと見る。俺は途端に不安になった。俺の絵なんかで、納得してくれるんだろうか。
「本当にすごいですね! 最高だ!」
男は先ほどまでの穏やかな態度から、少年のような明るい声でそう告げて来た。俺は想像以上に喜んでくれて、嬉しくなった。
「これ、お代です」
男は懐から十万円を出してきた。俺は思わず変な声が出そうになった。
「い、いいです! そんな大金!」
俺のバイト何日分だろう。考えただけで切なくなった。浮世離れしてると思ったら、やはりお金持ちか。
「実は、貴方にお願いしたい事がもう一つあるんです。今のはその試験でした」
「へ、試験?」
思ってもみなかった事に俺は面食らう。だが男はへらへらと「はい」と微笑み続けている。
「貴方、うちで働く気はありませんか」
少女が瞳を輝かせながら言ってくれた言葉に、俺はうまく返せなかった。ただ恥ずかしくて、嬉しくて。
その少女の顔を忘れてしまった今でも、その記憶は俺を支え続けている。
「タカヒロ! パスタあがってる!」
「はい、すみません!」
俺は慌てて出来上がったパスタを取りに行く。土曜のお昼。バイト先のイタリアンレストランが一番混む時間だ。なのに来るはずだったバイトが突如辞めたため、ホールスタッフは俺と先輩二人だけだ。いくら狭い店とは言え、あんまりではないだろうか。
「タカヒロ! 皿なくなるぞ!」
「すみません、すぐ洗います!」
俺は戻ると急いで食洗器をかける。シェフである店長は忙しくなってくると、明らかに機嫌が悪くなる。しかし料理の腕はピカイチだしピークが過ぎれば落ち着く。それに気づいてからは、必要以上にビビらずに済むようになった。
「タカヒロ、何してるの? ドリンク出して!」
皿を拭いていると、もう一人の怖い存在が来た。ホールスタッフのリーダーである恵理先輩だ。
「は、はい! すみません!」
俺はそう言いながらドリンクを作りにキッチンを出る。その向こうで、恵理先輩が店長にかみつく声が聞こえた。
「店長、ホールは今日二人しかいないんです! 皿くらいそっちが洗ってください!」
「こっちだって三人しかいねぇんだ!」
「誰のせいで人少ないと思ってんですか!」
お客さんに声聞こえちゃいますよ~……と心の声で呟きながら、いそいそとドリンクを作っていく。恵理さんには言いにくいが、店長だけでなく恵理さんも相当怖い。
俺は二人が大げんかしないよう気を配りつつ、業務をさばき続けた。
「ひと段落したね、お疲れ。先休憩入りな」
客が二組ほどになった店内を見回すと、恵理さんは俺にそう言ってくれた。
「恵理さん先いいですよ」
「行けっつってんの」
「はい」
俺は睨みにお辞儀を返す。言動はきついが気遣われてるのは分かる。恵理さんもいい人なのに、言い方がもったいないよなぁ。
「休憩頂きます」
俺がそう言うと、キッチンスタッフの一人、大瀬さんが声をかけてくれた。
「俺も休憩。まかない一緒作るよ」
「あ、ありがとうございます」
大瀬さんは店長と共に開店当初から働いてる人で、面倒見がいい。体格もがっしりしていて、この店のお父さんのような存在だ。俺は大瀬さんの分も飲み物を準備し、休憩所に入る。
「おつかれ~。今日も怖かったね」
休憩所に入ると、先客がいた。もう一人のキッチンスタッフ長谷川さんだ。彼女も開店当初からのメンバーだ。結婚されてからはランチタイムのみ働かれてる。すでに休憩に入って少し経ってるようで、休憩所のテーブルには空になった皿がある。
「タカヒロ君も間に挟まれて大変だよね。よくもってるよ。ここ来て何年だっけ?」
「三年です」
「もうそんななるか。早いな~」
俺はそれに苦笑で返す。いわゆる俺は就職浪人だ。大学三年からここでアルバイトしていて、今は週五くらい働いている。
「ちゃんと就職活動してる? ここで社員になれる可能性は低いと思うよ」
「分かってます。それに、俺にここの社員は無理ですよ」
恵理さんを傍目で見てるだけでも、飲食店の社員がどれほど大変か分かる。それに、どこも財政は厳しい。アルバイトで補えるものを社員にする可能性は低いだろう。
「イラスト関係で探してるの?」
長谷川さんの問いに、俺は困惑した。丁度その時大瀬さんがパスタ皿を二枚持って休憩所に入って来た。
「イラスト?」
俺は礼を言いながらパスタを受け取る。今日はトマトベースで、ホウレン草とベーコンが入っている。
「そう、タカヒロ君イラストすごいうまいよね」
「ああ、たまにボードにイラスト描いてるよな。美大卒だっけ。すごいよなぁ」
「ぜ、全然です全然! 現に就職できてませんし……美術の仕事はもう考えてないです」
俺は自分で言っていて、切なくなった。こんなはずじゃなかった。大学に合格した時は、人生が輝いて見えた。地元を離れ、都会の街で憧れの職業に就いている自分が見えた。でも今、この状態だ。地元には帰らず都会にいるが、安定していないアルバイトの生活をしている。
今が決して不幸な訳じゃない。親もきつくは言わないし、バイト先であるここも家が近く通いやすい。皆いい人だし、俺はきっと恵まれている方だ。
でも、先の見えない闇の中にいる。そんな感覚も、ずっとしている。
「はぁ~……日曜休みなんて久々だなぁ……」
鬼勤務を終えた次の日。俺は寝ぼけ眼で起きそう呟いた。せっかくの休みだというのに、特に何も予定がない。
だから、それは気分だった。
本当に、強い動機があったわけでもない。ただ、昨日久しぶりにイラストの話をして、感傷的になっていたのかもしれない。
俺は数年ぶりに、思い出の地に行く事にした。
「……あんまり変わってないな……」
そこは公園だ。何にも変哲もない。遊ぶものといえばブランコくらいしか置かれていない。
昔は、ここに来てよく絵を描いていた。家で描くより気分転換になるし、この公園の木々や花は誰かが手入れしてるようで、いつ見ても穏やかな彩りをしていた。花壇に今はパンジーが植えられている。
俺はブランコの少し離れた隣にあるベンチに座る。日曜だというのに、遊んでる子供は誰一人いない。
スケッチブックをバッグから取り出し、そうして鉛筆を走らせた。何も変わってないように見える公園も、こうやってかいていけば少しずつ違いに気づく。
絵を描きたいなんて思ったのはいつ以来だろう。気が付けば無我夢中で描いていた。
「素敵ですね」
だから、隣から声をかけられた時はびっくりした。いつの間にか隣のベンチに男が座り、こちらを見ていた。俺は思わず息をのむ。
それは人がいて驚いたというのもあるが、それ以上にその男の容姿に驚いた。
男は長い銀髪を右耳の下でゆるく巻いていて、白地に青糸で唐草模様が描かれた着物を着流していた。瞳は金色に輝いている。まるでコスプレのような装いだが、男はとても綺麗だった。今まで男を見てイケメンだなぁとは思っても、こんなに綺麗だと思ったのは初めてだ。それはどこか、恐怖さえ感じるほどの美貌だった。
男は俺が凝視するのに、困ったように首を傾げた。それにより、一気に雰囲気がやわらかくなる。俺も我に返る事が出来た。
「す、すみません! じろじろ見ちゃって……!」
「あ、いえ私の方が。突然話しかけてしまって。驚かれましたよね」
「は、はい……」
俺はバカ正直にそう返す。男は声も綺麗だった。
「あの、私を描いて頂くことって出来ますか」
「はい……っえ?」
俺が思わず大きな声をあげると、男は申し訳なさそうに笑った。
「すみません、急に変な事を言って」
「い、いえ! ぜひ! 描かせてください!」
俺は食い気味にそう叫んでいた。男は「本当ですか? ありがとうございます」と返してくれた。その言葉に、昔の記憶が蘇る。かつてこの公園で、同じように人を描いた事があった。あの時は、小さな少女だったけれど。
自分からイラストのモデルになりたいと言う人には初めて出会った。でも彼はそれを言っても問題ない。むしろ絵描きなら描いてみたいと思う事の方が多いかもしれない。
俺は彼に向き合い、鉛筆を走らせた。
日曜真昼の公園に男が二人。人が見たら少し驚いてもいい気がする。しかし公園の入り口を時々通り過ぎていく人々は、こちらを全く気にしていない。その為公園には、一時間ほど俺と男、二人だけの静寂な時間が過ぎた。
「……出来ました。どうでしょう」
俺はスケッチブックから紙を取り、おそるおそる差し出した。男はその絵をまじまじと見る。俺は途端に不安になった。俺の絵なんかで、納得してくれるんだろうか。
「本当にすごいですね! 最高だ!」
男は先ほどまでの穏やかな態度から、少年のような明るい声でそう告げて来た。俺は想像以上に喜んでくれて、嬉しくなった。
「これ、お代です」
男は懐から十万円を出してきた。俺は思わず変な声が出そうになった。
「い、いいです! そんな大金!」
俺のバイト何日分だろう。考えただけで切なくなった。浮世離れしてると思ったら、やはりお金持ちか。
「実は、貴方にお願いしたい事がもう一つあるんです。今のはその試験でした」
「へ、試験?」
思ってもみなかった事に俺は面食らう。だが男はへらへらと「はい」と微笑み続けている。
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