女神のクシャミで死んじゃって、異世界で新しい人生を☆

デスピサロ

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30話 姉さんのご機嫌とり・・・1

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ブギギギギィィィィィーーー!!

『ふぅー。これで10頭だなぁ!』

『これだけあったら、暫くは大丈夫でしょ。兄さん、そろそろ帰ろうか。』

『おぅ!そうだな、さっさと帰って風呂に入りたいなぁ。汗かいて、服がびちゃびちゃで気持ち悪い。』

『わかった。じゃ~行こう。』

俺は、兄さんの手を取り、転移を使った。

シュン!!

家の玄関前に着いた。

『おぅ!帰ってきたぁぁ!!ユウト、早速母さん達に、お土産を持って行こうぜ。』

『うん☆』

ガチャ!

『ただいまぁぁぁぁ!!』

すると、リビングの奥の扉の向こうから
ドタドタドタドタドタ!!!!
っと凄い勢いで走って来る音がして、ガチャ!!っと勢い良く扉が開いた。

『お帰り!!ねぇーちょっと!何でお昼に帰って来なかったのよ!!私が、ユウトと兄さんの為に、頑張って昼食の準備をしていたのに!!
モーーー(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾プンスカプンスカ』

『いやいや、色々やってたら腹が減ったちゃって、ボアを狩った肉を、あっちで食べたんだよ。それに、ユウトが野菜を持って行っていたから、それもユウトが炒めて、野菜炒めを作ってくるたんだけどなぁ。これが、母さんが作った野菜炒めみたいに、めっちゃうまいんだぞ。
あぁぁ、思い出したら、また腹が減ってきたな。』

『ユウトの手料理ですて!!アタシもたべたいのにぃぃぃ!!!どうして兄さんが、アタシより先に、ユウトの手料理をたべちゃうのよぉぉぉ!!!!!
\\\٩(๑`^´๑)۶////ムキーーーーーー!!!』

『はいはい、もうそこまでにしなさい。
リアーナが作った食事は、ちゃんととってあるんだから、温めなおして、夕食に食べてもらったらいいでしょう。』

『ブーーーー(ㆀ˘・з・˘)お母さんがそう言うなら、しょうがないから許してあげるわ。
でも、ちゃんと残さず食べなきゃダメだからね!』

『アハハ、分かったよ。お腹空いてるから、いくらでも食べれるよ。あっ!!そうだ!!母さんと姉さん、これお土産。』

俺は、ストレージからボア肉の塊りを1つ取り出した。

『どうしたの、こんな大きな肉の塊りは。これひとつで、5日分ぐらい有るわよ!』

『さっき言った、兄さんが狩った、ボアの肉だよ。これがまだ、50個ぐらいあるんだ。』

『ユウトが、スキルで綺麗に解体してくれてるから、肉に臭みも無くて、新鮮で柔らかくてめっちゃうまいんだぜ。みんなにも沢山食べて欲しいから、10頭もボアを狩ったんだぜ。』

『おいおい、今のは本当なのか?』

話をしていると、父さんが部屋から出て来た。

『父さん本当だよ。めっちゃうまいんだから、母さんに焼いてもらって、夕食に食べてみてよ。』

『いやいや!そっちの話じゃない!レオルが、ボアを10頭も狩った方の話だ。』

『なんだそっちかぁ(。_ _)シュン・・・(肉のうまさが伝わって、喜んでくれるのかと思ったのに・・)本当だよ☆ゴブリンだって、30体も倒したんだから。なぁ、ユウト。』

『うん、兄さんの言ってる事は、全部本当の事だよ。』

『いやまてまて、レオルが毎日、剣の特訓をしているのは知っているが、まだ7歳の子供だぞ!まぁ~例外の息子が1人いるが・・・レオルまでそんなに強くなっているのか?』

『強くなれたのは、ユウトがスキルを使えるようにしてくれたおかげだけどね。』

『いや、兄さんが毎日、スキルを使った特訓を続けて来たからだよ。』

『???レオルも、スキルが使える様になったのか?いったい何が使えるんだ?父さんに見せてくれないか?』

兄さんが、俺の方を見て様子を伺っているので、笑顔でうなずくと、兄さんは、笑顔で父さんの方を向いて『いいよ。じゃ~家の裏に行こう』っと言って、父さんの手を引っ張って行った。

俺も着いていこうと思い、扉に向かおうとしたら、後ろから姉さんに服を引っ張られて、首がしまって苦しかった。

『ゴホゴホゴホゴホ!!ね・・姉さん!!何するんだよ、死ぬかと思ったよ。ゴホゴホゴホゴホゴホゴホ・・・。』

『ユウト!!まさか、また私をほっといて、兄さんばっかりに、スキルあげたりしてるんじゃないでしょうね!!( *`ω´)ムキーーーーーー!!』

『えっ!!そ、そんな事無いと思います、、、?』

『どうして疑問形なのよ!!やっぱり、兄さんばっかりに、あげてるんだぁぁぁ!!o(`ω´ )oプンスカプンスカ。』

『アタシも、色々使える様になりたいのにぃ。』

『分かったよ姉さん。実は、姉さんにも、用意してある魔法が有るんだよ。姉さんは、綺麗な水色の髪をしているでしょ。だから、水魔法や氷魔法なんてどうかな?それと何かあった時の為に、回復魔法もいいかなぁ?後、兄さんにも教えてある、暗い場所を照らす灯り魔法【ライトボール】もあったら意外と役に立つよ。全部覚えてみる?』

『えっ‧˚₊*̥(∗︎*⁰͈꒨⁰͈)‧˚₊*̥ユウトが、お姉ちゃんの為に用意してくれてたの♡
もぅ早く言ってよ♡(*´・ω・。)σィヂィヂ
じゃ~全部覚える( ⸝⸝⸝¯  ¯⸝⸝⸝ )』

(どうやら、機嫌は直ったみたいだ。ちゃんと用意しといてよかった。用意して無かったらどうなっていたことか・・・考えない事にしよう((((;゚Д゚)))))))ガクガク)

『じゃ~覚えさせるね。』

魔法
【ウォーターボール】【アイスニードル】【ライトボール】【ヒール】を覚えさせた。

(アイテムBOXもあった方が良いかなぁ?まだ、魔力が少ないから、ポーション類を少し持たせといた方がいいような気がするなぁ。兄さんにも後で覚えさせとこう。)

魔法  【アイテムBOX】を覚えさせた。

『よし、これで良いかなぁ。』

『もう出来ちゃったの?何が使える様になったのか教えてよ☆』

俺は、ストレージからハイポーション3本とエール5本を取り出した。

『じゃ~まずは、このハイポーションを手に持って、箱に収納するイメージをして見て。』

『うん☆分かった。』

すると、姉さんの手に持っていた、ハイポーションがシュッと消えた。

『凄い、なんかハイポーションが消えちゃったよ!!』

『これが【アイテムBOX】だよ。つぎは、さっきのハイポーションを取り出すイメージをして見てよ。』

『うん☆』

姉さんは、また意識を集中していると、姉さんの手元に、さっき収納したハイポーションが現れた。

『わぁ!!凄いわぁ!これ、凄く便利ね。これがあったら、荷物を持ち歩かなくても、アイテムBOXに入れといたら、いつでも取り出せるのね。』

『結構便利でしょう☆じゃ~このハイポーションとエールを、アイテムBOXに全部しまって置いてね。怪我をしたときに、ハイポーションを飲めば、直ぐに怪我は治るから、ちゃんとしまって置いてね。次にエールは、魔力が切れて魔法が使えなくった時に、魔力を回復してくれる薬だから、これもしまって置いてね。』

『はぁぁぁい♡わかりましたぁ♡』

『アハハ、じゃ~次の魔法の説明は、家のうらでしようか。流石に、家の中で、魔法を放つ訳にも行かないからね。』

『うん☆じゃ行こう』

姉さんは、ご機嫌で俺の手を引き、家の裏へと連れて行った。

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