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最初の春
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「ふ………………お…ろ」
「ん~、今何時~?お母さん~」
「ふゆ!!おい!おきろ!!!」
いまのひとことで目が開いた僕は目が虚ろになりながら辺りを見回す。
そこに立っているのは僕の幼なじみの細川夏希だ。
「全く…何時だと思ってんの!またゲームして寝落ちしたんでしょ?何回も2階から呼んだのに反応無いし!今日は高校の入学式でしょ!早くしないと置いてくからね」
その言葉に完全に目が覚め、ベッドからバッと出る。時計を確認すると既に7時30分を回っている。
「ごめんなつ!!すぐ準備するからちょっとまってて!」
と言い急いで準備する。
母が朝ごはんを作っていたが食べる時間もなく、服はだらけ、ネクタイはしまってないがちゃんとしていたら間に合いそうにないのでそのまま学校へ向かう。
なつとは小学校からの幼馴染だ。小学4年生の時に隣の家に引っ越してきた。
ふゆと言うあだ名はなつが冬士にあだ名つけたいと言う理由で私の名前に夏、冬士の名前には冬が入ってるからふゆと何とも安直なネーミングセンスではあるが今となっては結構気に入ってる。
そんなこんなで学校についた。
入学式では恒例の校長先生の長話があり、眠そうになりながらまるでゲームのチュートリアルだな。と思いながら頑張って起きていた。
式が終わり、各々自分のクラスに移動する時間になった。
「一緒のクラスだといいね」
となつが言い、早速貼られているクラス表に目を通す。
同じクラスだったことを確認し心の中で安堵する。
えっと…クラスは1ー4…ここだ。
最初に担任の先生から授業についての説明が入り、教科書が配られ、一通り終わった。
「写真撮ろーよー」
となつが言い、僕は「ん」と頷いた。
入学式も無事終わり、帰り道にクレープ屋さんを見つけた。キャンピングカーみたいな車で移動販売をしているクレープ屋さんだ。
食べながら帰ることにした。
僕は抹茶のスイーツが好きなので抹茶とバナナのクレープを頼んだ。
なつが昔から好きなのはイチゴだ。
多分頼むだろうな、なんて思っていたら「イチゴのクレープ下さい!」
と、なつが言った。
予想通りだったので少しにやけてしまった。
抹茶の苦さとホイップクリームとバナナの甘さが絶妙なバランスで頬張るように食べた。
学校の帰りにたまにはこういうのもいいかもしれないと思った。
家の前に着いた。
「また明日!明日はちゃんと起きなよ?」
と、言われたので
「ん~、多分?また明日~」
と返しお互い家に入った。
家の庭には綺麗なオレンジ色のキンセンカが咲いていた。
そういえばなつが好きだと言っていた花だ。
そして、季節が過ぎ、夏が来る。
「ん~、今何時~?お母さん~」
「ふゆ!!おい!おきろ!!!」
いまのひとことで目が開いた僕は目が虚ろになりながら辺りを見回す。
そこに立っているのは僕の幼なじみの細川夏希だ。
「全く…何時だと思ってんの!またゲームして寝落ちしたんでしょ?何回も2階から呼んだのに反応無いし!今日は高校の入学式でしょ!早くしないと置いてくからね」
その言葉に完全に目が覚め、ベッドからバッと出る。時計を確認すると既に7時30分を回っている。
「ごめんなつ!!すぐ準備するからちょっとまってて!」
と言い急いで準備する。
母が朝ごはんを作っていたが食べる時間もなく、服はだらけ、ネクタイはしまってないがちゃんとしていたら間に合いそうにないのでそのまま学校へ向かう。
なつとは小学校からの幼馴染だ。小学4年生の時に隣の家に引っ越してきた。
ふゆと言うあだ名はなつが冬士にあだ名つけたいと言う理由で私の名前に夏、冬士の名前には冬が入ってるからふゆと何とも安直なネーミングセンスではあるが今となっては結構気に入ってる。
そんなこんなで学校についた。
入学式では恒例の校長先生の長話があり、眠そうになりながらまるでゲームのチュートリアルだな。と思いながら頑張って起きていた。
式が終わり、各々自分のクラスに移動する時間になった。
「一緒のクラスだといいね」
となつが言い、早速貼られているクラス表に目を通す。
同じクラスだったことを確認し心の中で安堵する。
えっと…クラスは1ー4…ここだ。
最初に担任の先生から授業についての説明が入り、教科書が配られ、一通り終わった。
「写真撮ろーよー」
となつが言い、僕は「ん」と頷いた。
入学式も無事終わり、帰り道にクレープ屋さんを見つけた。キャンピングカーみたいな車で移動販売をしているクレープ屋さんだ。
食べながら帰ることにした。
僕は抹茶のスイーツが好きなので抹茶とバナナのクレープを頼んだ。
なつが昔から好きなのはイチゴだ。
多分頼むだろうな、なんて思っていたら「イチゴのクレープ下さい!」
と、なつが言った。
予想通りだったので少しにやけてしまった。
抹茶の苦さとホイップクリームとバナナの甘さが絶妙なバランスで頬張るように食べた。
学校の帰りにたまにはこういうのもいいかもしれないと思った。
家の前に着いた。
「また明日!明日はちゃんと起きなよ?」
と、言われたので
「ん~、多分?また明日~」
と返しお互い家に入った。
家の庭には綺麗なオレンジ色のキンセンカが咲いていた。
そういえばなつが好きだと言っていた花だ。
そして、季節が過ぎ、夏が来る。
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