2 / 5
第1章「怠惰」
1-2「夢と夢」
しおりを挟む
「永遠!起きなさーい!もうすぐ学校でしょ!」
あぁ……うるさいなぁ……
学校?何年前の話だよ……
もう子供じゃないんだし。
「コラ!永遠!遅刻するよ!部屋入るよ!入るね!」
ガチャッ!
……ん? お母さん?
そういえば、最近ずっと会ってなかったような……
でも、待てよ? なんで家にお母さんが?
ガバッ!
突然、身体を包んでいた“幸せのバリア”が剥がされる感覚。
まるで、現実が強制的に差し込んできたようだった。
「え、えぇぇ!? お母さん!?」
「いつまで寝てんの!もう7時よ!
早く朝ごはん食べて支度しなさい!」
「お母さん……なんでここに? ていうか、学校っていつの話だよ! 僕はもう、大人だよ?サラリーマン!」
「何言ってるの!あなたは中学1年生でしょう!寝ぼけてないで朝ごはん食べなさい!」
ドクン。心臓が高鳴る。
信じられない気持ちのまま、自分の身体を触る。
……細い。小さい。到底、大人とは言えない。
「……マジかよ……」
夢? いや、これは……まさかタイムスリップ!?
昨日、ソラと飲みに行って——
あれは夢だったのか? それとも、今が夢?
頭がこんがらがる。
「お、おはよう……お母さん。なんか、僕、変な夢見てたみたい……」
「漫画の見過ぎです!早く支度しなさい、遅刻するわよ!」
とにかく、状況を受け入れるしかない。
リビングへ向かい、朝ごはんを食べる。
目の前の味噌汁と焼き鮭は、しっかりと味がした。
恐る恐る頬を引っ張ってみる。
「……痛っ。」
夢じゃない……。
やっぱり、これは現実なんだ。
ぼんやりとした意識の中、何気なくテレビのリモコンを取って電源を入れる。
「……では、本日のニュースです。漫画『ゼロノーツ』で人気の漫画家、天城ユウトさんが、新世代クリエイティブ賞を受賞しました——」
天城ユウト……!
確かに、そんな漫画家いた。
『ゼロノーツ』、学生時代は夢中で読んでたな……
もうとっくに完結してるはずなのに。
その名前を聞いただけで、子供の身体の心臓がドクドクと脈打つ。
懐かしさと興奮がごちゃまぜになって押し寄せてくる。
「コラ、永遠!食べたなら用意しなさい!遅刻するわよ!」
「……はーい!」
言われるがまま、カバンに教科書やノートを詰め込む。
そのとき――
バサッ。
何かが床に落ちた。
ボロボロで、汚いノート。
「……なんだこれ?」
表紙には、子供の字で《特訓ノート》と書かれている。
汚れ方が不自然だ。角は折れて、ページの端にはシミ。にじんだ絵の具の跡や鉛筆の削りカスがこびりついていた。
おそるおそるページをめくると、拙い落書きのような漫画が描かれていた。
最初はひどい。でも、ページをめくるごとに、絵がほんの少しずつ上達しているのがわかる。
「……え? これって……『ゼロノーツ』の“ゼロ”か……?」
懐かしさがこみあげてくる。
下手すぎる絵。でも、その絵に込められた熱量だけは、なぜか伝わってくる。
「誰の……ノートだ?」
背表紙に目をやる。
"一志永遠"
「僕の……かよ。」
頭を抱える。
思い出したくない、黒歴史のような記憶。
でも、間違いなくそこにあった“本気”。
「これは学校には……持って行けないよな」
ノートを机に投げ捨て、準備を再開する。
「永遠ぁ!準備できたのー?もう7時40分よ!遅刻するわよ!お母さんが車で送る?」
「大丈夫!歩いて行く!」
——歩いて?ってことは……時間やばい!
8時までに学校に着くには、あと20分!
家から学校、普通に歩いてたらギリギリ!
「やっべぇ!」
カバンを掴んで玄関へ走る。
「行ってきまーす!」
懐かしい響き。
その言葉だけで、少し胸が熱くなった。
⸻
キーン、コーン、カーン、コーン。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」
……間に合った。
久しぶりの全力疾走、マジでキツい。
でも、さすが50m走6.5秒の脚、まだ健在。
席に着き、教科書と筆箱を取り出す。
……ん?
「えっ、なんで?」
カバンの中に……さっき机に放り投げたはずの、特訓ノートがある。
「おかしい……確かに置いてきたはず……」
何かに導かれるように、そのノートを手に取る。
ページをめくれば、やっぱりあの下手な絵が並んでいる。
……誰かが入れた?
いや、そんなわけない。夢の中の誰かの悪戯か?
とにかく、今はしまっておこう。
そのとき。
「おーい!永遠のやつ、また“きったねぇノート”持ってきてやがるぞ!」
教室の後ろから、いかにもガキ大将な男の声が響く。
隣には取り巻きっぽい2人が。
「ちょっと見せろよ、それ!」
「や、やめてよ!」
体が勝手にノートを守る。
……まるで、本能で拒絶してるみたいに。
「おい、しつけぇんだよ! は・な・せ!」
次の瞬間、顔面に拳が飛んできた。
「っっ……!」
衝撃で手を離してしまう。
「いえーい!オンボロノート、ゲットぉ~!」
……痛ぇ……
口の中、切れた……血の味がする……
「よっしゃ!お前ら!かかってこい!」
武と呼ばれたそのガキ大将は、ノートを丸めて刀のように構える。
下っ端たちも自分のノートで同じように。
「うげぇ~!やっぱ強いなぁ、武くんは~!」
特訓ノートはチャンバラに使われ、ズタズタにされていく。
あの汚れ……こいつらのせいか。
昔の記憶がじわじわと蘇ってくる。
……僕、いじめられてたんだ。
でも、それでも、あのノートは大事だった。
夢の始まりが詰まってたから。
立ち向かいたい。
でも、怖い。あの拳がまた飛んでくると思うと……体が動かない。
「おーい!何をしているんだ!チャイム鳴ってるぞ!」
担任が入ってきた。
武たちはしぶしぶノートを投げ捨て、自分の席に戻っていく。
———
キーン、コーン、カーン、コーン。
「それでは授業を始めます。日直、号令!」
「起立!気をつけ!礼!」
『お願いしまーす!』
「今日は、昨日出してもらった“将来の夢”の作文を発表してもらいます。ちゃんと書いてきたかな?」
やばっ!
……僕、書いてたっけ?
慌ててカバンを探ると、“ゼロノーツ”のクリアファイルに挟まれた一枚の紙が目に入った。
「セーフ……!」
「じゃあ、出席番号順に行きます。1番、一志永遠くん。発表お願いします。」
「は、はいっ!」
よりによって最初かよ!
……会社のプレゼンより緊張するんだけど……
頼む、中学生の僕。まともなこと書いててくれ!
⸻
「それでは……発表します。」
⸻
『将来の夢』 一志 永遠
僕の将来の夢は、漫画家になることです。
きっかけは、小学校のときに読んだ『ゼロノーツ』という漫画でした。
その物語の中で、主人公は何度も壁にぶつかりながらも、自分の信じる正義を貫き、仲間と共に立ち上がっていく姿が、本当にかっこよかったです。
僕も、誰かの心を動かすような漫画を描ける人になりたいと思いました。
まだ絵も下手だし、ストーリーも上手く考えられないけど、毎日、少しずつ特訓ノートに練習しています。
家ではバカにされたこともあるし、友達にも笑われたことがあります。
でも、僕は本気です。いつか、僕の描いた漫画を誰かが読んで、「面白い」って思ってくれたら、それが一番うれしいです。
夢を叶えるのは簡単じゃないけど、諦めません。
僕は、漫画家になりたいです。
⸻
読み終えた瞬間、永遠は自分の胸に手を当てた。
鼓動が早くなっている。
この文章が、まぎれもなく“過去の自分”の言葉だと、心が証明していた。
——僕は、本気だったんだ。
あぁ……うるさいなぁ……
学校?何年前の話だよ……
もう子供じゃないんだし。
「コラ!永遠!遅刻するよ!部屋入るよ!入るね!」
ガチャッ!
……ん? お母さん?
そういえば、最近ずっと会ってなかったような……
でも、待てよ? なんで家にお母さんが?
ガバッ!
突然、身体を包んでいた“幸せのバリア”が剥がされる感覚。
まるで、現実が強制的に差し込んできたようだった。
「え、えぇぇ!? お母さん!?」
「いつまで寝てんの!もう7時よ!
早く朝ごはん食べて支度しなさい!」
「お母さん……なんでここに? ていうか、学校っていつの話だよ! 僕はもう、大人だよ?サラリーマン!」
「何言ってるの!あなたは中学1年生でしょう!寝ぼけてないで朝ごはん食べなさい!」
ドクン。心臓が高鳴る。
信じられない気持ちのまま、自分の身体を触る。
……細い。小さい。到底、大人とは言えない。
「……マジかよ……」
夢? いや、これは……まさかタイムスリップ!?
昨日、ソラと飲みに行って——
あれは夢だったのか? それとも、今が夢?
頭がこんがらがる。
「お、おはよう……お母さん。なんか、僕、変な夢見てたみたい……」
「漫画の見過ぎです!早く支度しなさい、遅刻するわよ!」
とにかく、状況を受け入れるしかない。
リビングへ向かい、朝ごはんを食べる。
目の前の味噌汁と焼き鮭は、しっかりと味がした。
恐る恐る頬を引っ張ってみる。
「……痛っ。」
夢じゃない……。
やっぱり、これは現実なんだ。
ぼんやりとした意識の中、何気なくテレビのリモコンを取って電源を入れる。
「……では、本日のニュースです。漫画『ゼロノーツ』で人気の漫画家、天城ユウトさんが、新世代クリエイティブ賞を受賞しました——」
天城ユウト……!
確かに、そんな漫画家いた。
『ゼロノーツ』、学生時代は夢中で読んでたな……
もうとっくに完結してるはずなのに。
その名前を聞いただけで、子供の身体の心臓がドクドクと脈打つ。
懐かしさと興奮がごちゃまぜになって押し寄せてくる。
「コラ、永遠!食べたなら用意しなさい!遅刻するわよ!」
「……はーい!」
言われるがまま、カバンに教科書やノートを詰め込む。
そのとき――
バサッ。
何かが床に落ちた。
ボロボロで、汚いノート。
「……なんだこれ?」
表紙には、子供の字で《特訓ノート》と書かれている。
汚れ方が不自然だ。角は折れて、ページの端にはシミ。にじんだ絵の具の跡や鉛筆の削りカスがこびりついていた。
おそるおそるページをめくると、拙い落書きのような漫画が描かれていた。
最初はひどい。でも、ページをめくるごとに、絵がほんの少しずつ上達しているのがわかる。
「……え? これって……『ゼロノーツ』の“ゼロ”か……?」
懐かしさがこみあげてくる。
下手すぎる絵。でも、その絵に込められた熱量だけは、なぜか伝わってくる。
「誰の……ノートだ?」
背表紙に目をやる。
"一志永遠"
「僕の……かよ。」
頭を抱える。
思い出したくない、黒歴史のような記憶。
でも、間違いなくそこにあった“本気”。
「これは学校には……持って行けないよな」
ノートを机に投げ捨て、準備を再開する。
「永遠ぁ!準備できたのー?もう7時40分よ!遅刻するわよ!お母さんが車で送る?」
「大丈夫!歩いて行く!」
——歩いて?ってことは……時間やばい!
8時までに学校に着くには、あと20分!
家から学校、普通に歩いてたらギリギリ!
「やっべぇ!」
カバンを掴んで玄関へ走る。
「行ってきまーす!」
懐かしい響き。
その言葉だけで、少し胸が熱くなった。
⸻
キーン、コーン、カーン、コーン。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」
……間に合った。
久しぶりの全力疾走、マジでキツい。
でも、さすが50m走6.5秒の脚、まだ健在。
席に着き、教科書と筆箱を取り出す。
……ん?
「えっ、なんで?」
カバンの中に……さっき机に放り投げたはずの、特訓ノートがある。
「おかしい……確かに置いてきたはず……」
何かに導かれるように、そのノートを手に取る。
ページをめくれば、やっぱりあの下手な絵が並んでいる。
……誰かが入れた?
いや、そんなわけない。夢の中の誰かの悪戯か?
とにかく、今はしまっておこう。
そのとき。
「おーい!永遠のやつ、また“きったねぇノート”持ってきてやがるぞ!」
教室の後ろから、いかにもガキ大将な男の声が響く。
隣には取り巻きっぽい2人が。
「ちょっと見せろよ、それ!」
「や、やめてよ!」
体が勝手にノートを守る。
……まるで、本能で拒絶してるみたいに。
「おい、しつけぇんだよ! は・な・せ!」
次の瞬間、顔面に拳が飛んできた。
「っっ……!」
衝撃で手を離してしまう。
「いえーい!オンボロノート、ゲットぉ~!」
……痛ぇ……
口の中、切れた……血の味がする……
「よっしゃ!お前ら!かかってこい!」
武と呼ばれたそのガキ大将は、ノートを丸めて刀のように構える。
下っ端たちも自分のノートで同じように。
「うげぇ~!やっぱ強いなぁ、武くんは~!」
特訓ノートはチャンバラに使われ、ズタズタにされていく。
あの汚れ……こいつらのせいか。
昔の記憶がじわじわと蘇ってくる。
……僕、いじめられてたんだ。
でも、それでも、あのノートは大事だった。
夢の始まりが詰まってたから。
立ち向かいたい。
でも、怖い。あの拳がまた飛んでくると思うと……体が動かない。
「おーい!何をしているんだ!チャイム鳴ってるぞ!」
担任が入ってきた。
武たちはしぶしぶノートを投げ捨て、自分の席に戻っていく。
———
キーン、コーン、カーン、コーン。
「それでは授業を始めます。日直、号令!」
「起立!気をつけ!礼!」
『お願いしまーす!』
「今日は、昨日出してもらった“将来の夢”の作文を発表してもらいます。ちゃんと書いてきたかな?」
やばっ!
……僕、書いてたっけ?
慌ててカバンを探ると、“ゼロノーツ”のクリアファイルに挟まれた一枚の紙が目に入った。
「セーフ……!」
「じゃあ、出席番号順に行きます。1番、一志永遠くん。発表お願いします。」
「は、はいっ!」
よりによって最初かよ!
……会社のプレゼンより緊張するんだけど……
頼む、中学生の僕。まともなこと書いててくれ!
⸻
「それでは……発表します。」
⸻
『将来の夢』 一志 永遠
僕の将来の夢は、漫画家になることです。
きっかけは、小学校のときに読んだ『ゼロノーツ』という漫画でした。
その物語の中で、主人公は何度も壁にぶつかりながらも、自分の信じる正義を貫き、仲間と共に立ち上がっていく姿が、本当にかっこよかったです。
僕も、誰かの心を動かすような漫画を描ける人になりたいと思いました。
まだ絵も下手だし、ストーリーも上手く考えられないけど、毎日、少しずつ特訓ノートに練習しています。
家ではバカにされたこともあるし、友達にも笑われたことがあります。
でも、僕は本気です。いつか、僕の描いた漫画を誰かが読んで、「面白い」って思ってくれたら、それが一番うれしいです。
夢を叶えるのは簡単じゃないけど、諦めません。
僕は、漫画家になりたいです。
⸻
読み終えた瞬間、永遠は自分の胸に手を当てた。
鼓動が早くなっている。
この文章が、まぎれもなく“過去の自分”の言葉だと、心が証明していた。
——僕は、本気だったんだ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜
桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。
上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。
「私も……私も交配したい」
太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる