大東亜架空戦記

ソータ

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インド方面攻略戦

第90話 第三次東太平洋海戦

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日本軍はインド攻略戦を決行、空海軍はコルカタに集結、陸軍は最前線、デンカナルへ集結した
その頃太平洋でもひと騒動起きた。
アメリカ太平洋艦隊が動き出したのだ。
これに対して東太平洋艦隊司令長官である草鹿龍之介中将は第六航空艦隊、第二連合機動艦隊を派遣、迎撃にあたることにした

第六航空艦隊、旗艦正規空母市姫(古賀峯一中将)
戦艦:霧島、備前、播磨
空母:淀姫、市姫、隼鷹、飛鷹
重巡:鈴谷、高雄
軽巡:浅間、球磨、鶴見、小瀬、江戸
駆逐艦:白雪、初雪、薄雲、満潮、荒潮、黒潮、潮、冬月、宵月

第二連合機動艦隊、旗艦戦艦武蔵(草鹿任一大将)
戦艦:武蔵、甲斐、相模
空母:赤城、加賀、翔鶴、瑞鶴
重巡:青葉、衣笠、富士、摺鉢、愛宕
軽巡:釧路、高梁、十勝、金目、天塩、沙流
駆逐艦:白雲、磯波、浦波、山風、磯風、涼風、春月、夏月、満月、桜、蓬

霧島、武蔵の電探は最新型の六式電探であり、対空対艦両用として開発された、索敵範囲は半径約100kmである
「電探は動いたか?」
草鹿任一大将が口を開く
「未だに感知しているものはありません」
うーんと唸りながら椅子に沈み込む
「艦長」
「はっ」
「今のうちに将兵に昼飯をやってくれ」
「はっ!」
この時ハワイを出撃してから既に1日経とうとしていた
将兵はいつ会敵してもいいように常に配置に着いている状態であった
乗員は出てきた握り飯にかぶりつき幸せそうな顔をしている
そこに草鹿が回ってくるとすぐに立ち上がり咀嚼をやめて敬礼する
「構わん腹ごしらえを優先しなさい」
するとまるで子供のようにまた握り飯にかぶりつく
「貴様、美味そうに食うなぁ」
「美味しいのです!」
「ははは!そうか美味いか!貴様名前は」
「吉田五郎二等水兵であります!」
「吉田か、よく噛んで食えよ?」
「はっ!」

草鹿が艦橋に戻ると事態は一変する
「電探に感あり!恐らく敵の艦載機!数は約60!」
「ん、総員戦闘配置、対空警戒厳となせ」
「総員戦闘配置!対空警戒厳と為せ!」
「全空母より直掩機を発進させよ」
「はっ!」

10分もするとチラホラと雲の隙間から黒い粒のようなものが見えてくる
「敵機確認!機種はヘルダイバー!」
「全艦対空戦闘用意」
「対空戦闘用意!」
「主砲、対空榴弾装填」
「.....主砲用意よしです」
「よし、全主砲、一斉射!てぇ!」
「主砲!一斉射!てぇ!」
ここに第3次東太平洋海戦が始まった

アメリカ太平洋艦隊(第50任務部隊)
旗艦:戦艦ペンシルベニア
戦艦:ペンシルベニア、ウィスコンシン、カルフォルニア
空母:エセックス、ヨークタウン
重巡:ボルチモア、インディアナポリス、ロサンゼルス、キャンベラ
軽巡:ブルックリン、サバンナ、ミルウォーキー、オマハ、ヘレナ、セントルイス
駆逐艦:フレッチャー、オバノン、バッチ、スティーブンソン、ヒーアマン、グリーブス、リヴァモア、エバール、プランケット、ケアニー

エセックス、ヨークタウンに搭載された艦載機はF6Fヘルキャット40機、計80機
SB2Cヘルダイバー50機、計100機
アメリカ軍上層部ではこれだけあれば日本軍に損害を与えられるであろうとあくまで損害を与えるための打撃部隊として第50任務部隊を派遣した
日本軍の戦力はアメリカ軍も把握しているが、どう頑張っても壊滅させられるだけの戦力が集められない。
大西洋から抜けばドイツ軍艦隊やイタリア軍艦隊がさらなる攻勢を仕掛けて来るに違いない、またインド洋には日本海軍がおり、インド洋を守るはずの英国軍艦隊は既に壊滅、大西洋から抜くほどの艦艇は既に無い
かといって合衆国艦隊も日本軍とのインド洋海戦で旧式である金剛クラスや長門クラス、伊勢クラスに壊滅させられた過去があるため、戦艦、空母は大西洋に残しインド洋への楔としておきたい。

「電探に感あり!敵艦隊ト認厶!」
「この空襲が掃けたら直ぐに攻撃隊を発進させる」
「しかし、この空襲下では攻撃機の用意は...」
「終わってからで構わん」
「かしこまりました」
古賀中将が第六航空艦隊に下令した、
赤城艦長の太田実少将は敵機発見の報告よりも前に攻撃隊を準備していた為既に赤城格納庫には爆弾や魚雷を吊る下げた攻撃機、爆撃機が並んでいる
「間の悪い奴らめ....」
被弾の心配をしての発言だが日本軍戦闘機は敵攻撃隊60機より多く、赤城、零戦8機、加賀、零戦10機、翔鶴、零戦10機、瑞鶴、零戦10機、淀姫、烈風15機、市姫、烈風12機、神鷹、零戦6機、飛鷹、零戦6機の77機が直掩機として上がっている。
神鷹、飛鷹に関しては戦闘機のみ搭載の直掩機専用空母と化しており、攻撃隊は正規空母に全て任せる形になっている。
既に敵の5分の2程度は撃墜している日本軍直掩隊は弾切れを起こす機が出てくる
しかしアメリカ軍も相当な被弾をしており爆弾、魚雷を投棄して中隊規模で引き返し始める。
最後まで根性を見せたのは第50任務部隊第3攻撃小隊のミハエル・ジョン大尉であった
彼のヘルダイバーは何とか日本軍艦隊の頭上に到達しダイブブレーキを展開させたところで運悪く秋月型駆逐艦冬月の高角砲が命中、翼を吹っ飛ばした。安定を失ったミハエル機は錐揉みしながら市姫後方4000メートル地点、淀姫前方1000メートル地点に沈んで行った

「赤城より入電、攻撃隊発進準備良シ」
「了解、他を待てと伝えろ」
「はっ」
続いて加賀、翔鶴、瑞鶴と準備が整ったと連絡が入ってくる
「よし、市姫に打電、我艦隊攻撃隊発進準備良シ貴艦隊二合ワス」

「さすがは草鹿さんだ、攻撃隊発進!」
一式艦上攻撃機42機、艦上爆撃機惑星37機
零戦27機、烈風20機の大編隊が一路アメリカ海軍第50任務部隊を目指す
攻撃隊長は淵田美津雄大佐である。

「対空レーダーに敵影!数は100近いと!」
「なんだと!?」
インド洋経由で何とかオーストラリアより脱出したチェスター・ニミッツ提督がありえないと言うような表情をする
「しかし戦闘機が70機出る艦隊です。有り得なくはありません、むしろ少ないかと。」
「出せる限りの直掩機を出せ!何としても艦隊を守るのだ!」
直掩機を出し終えて直ぐに艦隊の陣形を変え、空母を中心とした輪形陣にした
1時間半もすると日本軍攻撃隊がチラホラと雲の隙間から顔を覗かせ始める
「敵機目視で確認!多いぞ....」
「主砲撃ち方始め!」
3隻の戦艦から主砲弾が発射されるが炸裂する頃にはそこに航空機はいなかった
日本軍攻撃隊はスルスルと対空射撃をすり抜けてくる。
反攻作戦実施期日を重視しすぎてこの時点のアメリカ海軍は訓練期間を短縮していた為練度が追いついていないのだ
「提督、艦橋は危険です。」
「構わん!どこにいたって同じだ!」
「敵機直上!」
ペンシルベニアの周りに水柱が包み込むように上がる
「ダメージリポート!急げ!」
「至近弾多数!戦闘、航行に支障なし!」
「ありったけの弾を撃たせろ!」
「アイサー!」
「エセックス被弾!」
「なに!?輪形陣の中心だぞ!?」
「ヨークタウンは!」
「今のところ被弾は無い模様!」
「直掩機は何をしている!」
F6F戦闘機は迎撃はしっかり行っていた
しかし日本軍戦闘機に邪魔され攻撃隊迎撃どころではなかった
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