転移者と転生者と現地チート

シロ

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67、

種類とレベルと種族

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「カカオ先生は平気なのです?」
同じだけの威力の魔法を同じだけの時間継続使用していた。いや、場を整えていたからそれ以上の力を使用しているはず。
「えっと、何て説明すればいいかな?うーん、こっそり教えちゃってもいいや~」
この台詞間1秒足らず。
「魔法ってのには種類とレベルがあってね~。それによって使える魔法と魔力の元が変動するの~」
成程、その辺はRPGの魔法準拠で大丈夫らしい。
「あと、種族もかな~。私の種族ちょっと魔力多めなの~」
成程、ジョブ由来のと種族由来のがある、と。で、カカオ先生の場合、ジョブ由来のと種族由来ので人よりかなりマジックポイントが多い、と。
しかし、カカオ先生が人間でなかったのは意外だ。まぁ、首から下は隙が全く無いエプロンドレスに身を包んでいる。髪も長い。そして、宝石のように綺麗な光沢だ。
「宝石人なのです?」
「あら~、マイナーなのに良く知っているわね~」
「ちょっと前に色々あったのですよ」
漫画になったり、アニメになったり・・・・・うん、アニメ化の影響は大きい。
それはともかく、宝石人は鉱物族と言われる人族の一種である。鋼人と宝石人と二種類に区別される。どちらも高い防御力を持つ。宝石人は高いМPを、鋼人は高いHPを持つ。あと、毒や病気などの状態異常にかからない特性がある。その反面、不器用なものが多く、足も遅い。力はある、意外と。
「しかし、彼いつも来るけれど、いつも寝ているわね~」
床に丸くなって寝ているカイ。魔法が使えないから退屈なのだろうが、それなら誰かに稽古をつけてもらったらいいと思うのだ。語学は問題ないのだから。

                                           続く
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