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エピソード4、フレコとPvP
FGO【フリーゲームオンライン】プレイ中
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「ただいまー」
「おかえりなさい。丁度良かった。あなたこの子とフレンドになってみない?」
しかし、それはPTに入れてもらえれば、の話である。マカダミア亭主のそばにはプルプルと震える一人の女の子がいた。水色のローブにとんがり帽子。典型的な魔法使いスタイルである。パッチリとした目、華奢な体、なのに出るとこは出ている。漫画や小説の中でしか出会えないような美少女である。
「あ、あの、その、よければ・・・・・・」
口下手タイプのようだ。貴重である。
「別にいいけれど、私も初心者よ」
しかも、どちらかといえば後衛職。
「ええ、初心者同士仲良くやってちょうだい」
マカダミア亭主の話によると、どうやらそこそこ経験を積んだ者達は他の町やタウンに移動したらしい。新規ログインも停滞してきたようで、パーティーに炙れてしまった者が出てきたところだろう。
「ウォル、です。水の魔法使い、やって、ます」
魔法使いは12属性からいくつか組み合わせて使えるようにする技能だ。彼女は水属性に極振りしている。水は回復魔法が得意で攻撃魔法が苦手な傾向である。別のゲームでいう神官に当たる職業だ。純粋は珍しいのでパーティーを組む際に重宝されるはずだが・・・・・・・。
「よろしくね。ガンナーをやっているわ」
「め、珍しい、です」
フレンドコードをもらって、フレンド登録して、簡単に説明してみる。石を拾ったりするなど基本動作は試したが、戦闘は未経験だと言うのでとりあえず訓練場を紹介した。魔法使いもここで特訓できる。どうせなので邪魔にならないところからその様子を見学する。攻撃魔法は演唱、発動、アタックの3つの動作が必要な特技である。また魔法を使うためには杖か発動体が必要で、ウォルの場合それが指輪であることがわかった。つまり、彼女は武器を持っていないのである。
「いざという時はどうするつもりなの?」
「こ、拳があるのですよ」
小柄な身体で、キックと言わないだけ意外と考えているようだ。
「なら、組手してみる?」
「組手?」
「PvPみたいなものかしら。今回は格闘技のみに設定して・・・・」
2人の10m周囲を囲む円陣が出てきた。PvPとはプレイヤー同士の決闘のことである。アイテムをゲットできないが、真剣に組み合えばかなりの経験値が入る。また、どちらかが倒れるまでこの円陣が解けることはなく、その間その空間にはPvP参加のプレイヤー以外は入れなくなる。なので、建物の入り口に被るなどした場合は発動できない。今回は訓練場の道場を借りて展開した。
「さぁ、いいワッ」
「ご、ごめんなさい」
まさか、いきなり殴ってくるとは思わなかった。それも斜め後ろ右の死角から。避けられたのは危険感知判定が働いたおかげである。残りポイントで適当にとったスキルにしては働いてくれている。
「う、うち、負けるの嫌なんです」
この子結構強かである。
「い、いいのよ。ちょっと驚いただけだから」
「そ、それでは・・・・」
そう言って動かなくなった。目を瞑っているということは接続不慮でも起こしたのだろうか?
「う~ん、いったん解除かしら」
操作しようとしたまさにその時だった。パチンと音がする。身体を右にずらすと今までいた場所を鋭い突きが通り過ぎていった。風圧で壁に穴が開く。
「チッ、ハズしたか」
「・・・ちょっと、油断したわね」
危険感知判定が5まで一気に飛び上がった。攻撃クリティカルしたとしても、あの威力。このレベルで気功砲が使えるとは、どういう鍛え方をしてきたのか。等と感心している場合ではない。次々と繰り出される連撃を何とか躱しながら考える。攻撃の仕方からしてかなり戦い慣れしている。おそらく格闘ゲーム経験者だろう。いなした攻撃を受けた木箱が粉々になる。FGOのPCはステータス以外にもPL本人の性格を反映する。どの程度までかは初期設定の時点で決まる。心なしか、先程より筋肉質になっている。ステータス画面を確認できれば一発でわかるのだが。
「シねや、オラッ!」
が、そんな隙がない。本当に初心者なのだろうか。たぶん、“このゲームは”初心者さんだ。
「・・・急に口が悪くなったわね」
「は、シったことか!」
彼女がPTに入れてもらえないのはこの辺が理由だろう。避けるのに専念しながら戦い方を観察する。拳が主体の攻撃パターン。蹴ってはこない。だが、掴もうとする時がある。格闘家を作ろうとしたデータで魔法使いになった、そんな感じだ。
「どうした?テもアシも出ないってかッ!」
拳が風を切る。たしかに当たるとHPがごっそり減るだろう。一発KOされる可能性もある。だが、
「そうね、そろそろこっちもいこうかしら」
全力回避していた今までとは違って半身ずらす程度で躱す。攻撃終了した一瞬の隙をついて蹴りを肩に入れる。バランスを崩したところに回し蹴りを叩きこむ。吹き飛ばされた少女は壁に激突して倒れた。頭上にYOU ARE WINNERという文字が現れ、盛大なファンファーレが鳴り響く。
「ふぅ、何とかなったわね」
「ううう、」
「どうしたの?」
「うう、クヤじい」
もの凄く涙を堪えている。でも、謝るのも何か変なのでハンカチを貸してそっと頭を撫でた。鼻をかまれた。
「でもタノしかった。ナイスファイト!」
しかし、これは・・・・・・。
「最初と完全に性格が違うわね」
「ああ、それ。ちょっとジジョウがあってさ」
「よく分からないけれど、今後のためにもぜひ話してもらえないかしら」
「うそ、やった!フレンドケイゾクしてくれるんだ。おネエさんツヨいね。ズブトいね」
何でも見た目でフレンド登録をしたがる野郎がたくさんいたがPvPで熨したら離れていったそうだ。PLの中にはPvPを嫌う者もいるのだが、彼女は丁度真反対な性格らしい。
「まぁ、私もちょっと外れ者だし。それでいいのなら仲良くしましょ」
そう言って握手を求めて手を伸ばすと、彼女はまた目を瞑っていた。しばらく固まっていると・・・・・・。
「は、はい。その、兄共々よろしくお願いします」
次に目を開けた時にはオドオドの人格に戻っていた。おそらくPCが1台しかない状態で兄妹仲良く使っているのだろう。このゲームPC1台で1PC(プレーヤーキャラクター)と決まっている。あと、15歳以下は保護者同意と同行が必要となる。保護者は見当たらないので対象年齢には届いているのだろう。ただ、ウォルの場合、戦闘狂と人見知りが同居している。たしかにPTプレイは難しい厄介な性格をしている。それで嫌煙されたのだろう。兄が格闘家を選んで、妹が水魔法使いを選んだ。PC的には中間の成長だろう。このままだといろいろ不味いかもしれない。特に魔法は敵にかける場合、対抗で無効化される場合がある。レベルを上げるには、
「それじゃあ、次は魔法の練習をしましょう。でも、こればかりは専門外なのよね。練習場のメニューこなせばそこそこ上がるはずだけれど」
「も、もしかして、魔法系スキル取って・・・・」
「無属性はあるけれど、属性魔法はまだないわ」
まだ、なのには理由あるが、ここでは割愛する。
「め、珍しいです、ね」
「必要スキル取っていたら枠が足りなくなったのよ」
最初に習得できるスキルは7個。銃を使うのに必要なスキルは以下の通り。まず、基本の狙撃をレベル2に。仲間を誤射しないようにする精密射撃。二丁拳銃を使うために必要な二刀流。身体を鍛えるために必要な身体強化。長距離から獲物を探すのに必要な鷹の目。第一撃を隠れながらできるようにするための隠密。この時点ですでに6つ消費している。最後1枠はは蹴りで埋めた。初期ダガーは使用するのにスキルがいらないお得武器である。その分、攻撃力はお察しだが。
「まぁ、戦闘や行動によってスキルを得るのもこのゲームの醍醐味の一つだし。探索系スキルはそれで伸ばせばいいかな、って思ったわけよ」
練習後、保存食を食べていたウォルにハイッとパンを渡す。
「わぁ、可愛い、です」
「本当、自信作なのよ」
パンダを模した“パンだ”である。私のことながら名前センスはない。だが、苦労して練り上げて焼いたパンだ。マカダミア亭主が優しい人で本当に良かった。フルーツが手に入ったらジャムも作ってみようと思っている。もう少しお金が溜まったらクッキングセットを買うつもりである。自分で食べて中々なできだったので渡してみた。
「い、いただきます。はく、もぐもぐ・・・・甘くて、美味しいです」
店でもパンは売っているが、普通のロールパンである。料理の種類も少なく、これはもしやと試した結果、料理をすることができた。パンが作れる位には料理レベルが上がった。私も食べる。やはり美味しいものを食べることはモチベーション向上にも楽しみの一つにもなる。それに美味しそうに食べてくれる相手ができた。“料理人”の称号も頂いた。リアル共々料理はできて損することはない。そう思いながらウォルと別れて宿に戻り、ベッドで横になってからログアウトした。
「おかえりなさい。丁度良かった。あなたこの子とフレンドになってみない?」
しかし、それはPTに入れてもらえれば、の話である。マカダミア亭主のそばにはプルプルと震える一人の女の子がいた。水色のローブにとんがり帽子。典型的な魔法使いスタイルである。パッチリとした目、華奢な体、なのに出るとこは出ている。漫画や小説の中でしか出会えないような美少女である。
「あ、あの、その、よければ・・・・・・」
口下手タイプのようだ。貴重である。
「別にいいけれど、私も初心者よ」
しかも、どちらかといえば後衛職。
「ええ、初心者同士仲良くやってちょうだい」
マカダミア亭主の話によると、どうやらそこそこ経験を積んだ者達は他の町やタウンに移動したらしい。新規ログインも停滞してきたようで、パーティーに炙れてしまった者が出てきたところだろう。
「ウォル、です。水の魔法使い、やって、ます」
魔法使いは12属性からいくつか組み合わせて使えるようにする技能だ。彼女は水属性に極振りしている。水は回復魔法が得意で攻撃魔法が苦手な傾向である。別のゲームでいう神官に当たる職業だ。純粋は珍しいのでパーティーを組む際に重宝されるはずだが・・・・・・・。
「よろしくね。ガンナーをやっているわ」
「め、珍しい、です」
フレンドコードをもらって、フレンド登録して、簡単に説明してみる。石を拾ったりするなど基本動作は試したが、戦闘は未経験だと言うのでとりあえず訓練場を紹介した。魔法使いもここで特訓できる。どうせなので邪魔にならないところからその様子を見学する。攻撃魔法は演唱、発動、アタックの3つの動作が必要な特技である。また魔法を使うためには杖か発動体が必要で、ウォルの場合それが指輪であることがわかった。つまり、彼女は武器を持っていないのである。
「いざという時はどうするつもりなの?」
「こ、拳があるのですよ」
小柄な身体で、キックと言わないだけ意外と考えているようだ。
「なら、組手してみる?」
「組手?」
「PvPみたいなものかしら。今回は格闘技のみに設定して・・・・」
2人の10m周囲を囲む円陣が出てきた。PvPとはプレイヤー同士の決闘のことである。アイテムをゲットできないが、真剣に組み合えばかなりの経験値が入る。また、どちらかが倒れるまでこの円陣が解けることはなく、その間その空間にはPvP参加のプレイヤー以外は入れなくなる。なので、建物の入り口に被るなどした場合は発動できない。今回は訓練場の道場を借りて展開した。
「さぁ、いいワッ」
「ご、ごめんなさい」
まさか、いきなり殴ってくるとは思わなかった。それも斜め後ろ右の死角から。避けられたのは危険感知判定が働いたおかげである。残りポイントで適当にとったスキルにしては働いてくれている。
「う、うち、負けるの嫌なんです」
この子結構強かである。
「い、いいのよ。ちょっと驚いただけだから」
「そ、それでは・・・・」
そう言って動かなくなった。目を瞑っているということは接続不慮でも起こしたのだろうか?
「う~ん、いったん解除かしら」
操作しようとしたまさにその時だった。パチンと音がする。身体を右にずらすと今までいた場所を鋭い突きが通り過ぎていった。風圧で壁に穴が開く。
「チッ、ハズしたか」
「・・・ちょっと、油断したわね」
危険感知判定が5まで一気に飛び上がった。攻撃クリティカルしたとしても、あの威力。このレベルで気功砲が使えるとは、どういう鍛え方をしてきたのか。等と感心している場合ではない。次々と繰り出される連撃を何とか躱しながら考える。攻撃の仕方からしてかなり戦い慣れしている。おそらく格闘ゲーム経験者だろう。いなした攻撃を受けた木箱が粉々になる。FGOのPCはステータス以外にもPL本人の性格を反映する。どの程度までかは初期設定の時点で決まる。心なしか、先程より筋肉質になっている。ステータス画面を確認できれば一発でわかるのだが。
「シねや、オラッ!」
が、そんな隙がない。本当に初心者なのだろうか。たぶん、“このゲームは”初心者さんだ。
「・・・急に口が悪くなったわね」
「は、シったことか!」
彼女がPTに入れてもらえないのはこの辺が理由だろう。避けるのに専念しながら戦い方を観察する。拳が主体の攻撃パターン。蹴ってはこない。だが、掴もうとする時がある。格闘家を作ろうとしたデータで魔法使いになった、そんな感じだ。
「どうした?テもアシも出ないってかッ!」
拳が風を切る。たしかに当たるとHPがごっそり減るだろう。一発KOされる可能性もある。だが、
「そうね、そろそろこっちもいこうかしら」
全力回避していた今までとは違って半身ずらす程度で躱す。攻撃終了した一瞬の隙をついて蹴りを肩に入れる。バランスを崩したところに回し蹴りを叩きこむ。吹き飛ばされた少女は壁に激突して倒れた。頭上にYOU ARE WINNERという文字が現れ、盛大なファンファーレが鳴り響く。
「ふぅ、何とかなったわね」
「ううう、」
「どうしたの?」
「うう、クヤじい」
もの凄く涙を堪えている。でも、謝るのも何か変なのでハンカチを貸してそっと頭を撫でた。鼻をかまれた。
「でもタノしかった。ナイスファイト!」
しかし、これは・・・・・・。
「最初と完全に性格が違うわね」
「ああ、それ。ちょっとジジョウがあってさ」
「よく分からないけれど、今後のためにもぜひ話してもらえないかしら」
「うそ、やった!フレンドケイゾクしてくれるんだ。おネエさんツヨいね。ズブトいね」
何でも見た目でフレンド登録をしたがる野郎がたくさんいたがPvPで熨したら離れていったそうだ。PLの中にはPvPを嫌う者もいるのだが、彼女は丁度真反対な性格らしい。
「まぁ、私もちょっと外れ者だし。それでいいのなら仲良くしましょ」
そう言って握手を求めて手を伸ばすと、彼女はまた目を瞑っていた。しばらく固まっていると・・・・・・。
「は、はい。その、兄共々よろしくお願いします」
次に目を開けた時にはオドオドの人格に戻っていた。おそらくPCが1台しかない状態で兄妹仲良く使っているのだろう。このゲームPC1台で1PC(プレーヤーキャラクター)と決まっている。あと、15歳以下は保護者同意と同行が必要となる。保護者は見当たらないので対象年齢には届いているのだろう。ただ、ウォルの場合、戦闘狂と人見知りが同居している。たしかにPTプレイは難しい厄介な性格をしている。それで嫌煙されたのだろう。兄が格闘家を選んで、妹が水魔法使いを選んだ。PC的には中間の成長だろう。このままだといろいろ不味いかもしれない。特に魔法は敵にかける場合、対抗で無効化される場合がある。レベルを上げるには、
「それじゃあ、次は魔法の練習をしましょう。でも、こればかりは専門外なのよね。練習場のメニューこなせばそこそこ上がるはずだけれど」
「も、もしかして、魔法系スキル取って・・・・」
「無属性はあるけれど、属性魔法はまだないわ」
まだ、なのには理由あるが、ここでは割愛する。
「め、珍しいです、ね」
「必要スキル取っていたら枠が足りなくなったのよ」
最初に習得できるスキルは7個。銃を使うのに必要なスキルは以下の通り。まず、基本の狙撃をレベル2に。仲間を誤射しないようにする精密射撃。二丁拳銃を使うために必要な二刀流。身体を鍛えるために必要な身体強化。長距離から獲物を探すのに必要な鷹の目。第一撃を隠れながらできるようにするための隠密。この時点ですでに6つ消費している。最後1枠はは蹴りで埋めた。初期ダガーは使用するのにスキルがいらないお得武器である。その分、攻撃力はお察しだが。
「まぁ、戦闘や行動によってスキルを得るのもこのゲームの醍醐味の一つだし。探索系スキルはそれで伸ばせばいいかな、って思ったわけよ」
練習後、保存食を食べていたウォルにハイッとパンを渡す。
「わぁ、可愛い、です」
「本当、自信作なのよ」
パンダを模した“パンだ”である。私のことながら名前センスはない。だが、苦労して練り上げて焼いたパンだ。マカダミア亭主が優しい人で本当に良かった。フルーツが手に入ったらジャムも作ってみようと思っている。もう少しお金が溜まったらクッキングセットを買うつもりである。自分で食べて中々なできだったので渡してみた。
「い、いただきます。はく、もぐもぐ・・・・甘くて、美味しいです」
店でもパンは売っているが、普通のロールパンである。料理の種類も少なく、これはもしやと試した結果、料理をすることができた。パンが作れる位には料理レベルが上がった。私も食べる。やはり美味しいものを食べることはモチベーション向上にも楽しみの一つにもなる。それに美味しそうに食べてくれる相手ができた。“料理人”の称号も頂いた。リアル共々料理はできて損することはない。そう思いながらウォルと別れて宿に戻り、ベッドで横になってからログアウトした。
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