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回想
ウィリアムの親友
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作業部屋から店内に戻ってきたガクとミーフィアは出来上がった魔法石が付いた指輪をスーに渡していた。
「すごい可愛い・・・ミーフィアありがとう!!これで私はいつでもスラリンと会話ができるッ!!」
「そんなに大きな声を出してしまうと、腕に抱いてるその子が起きてしまうわよ?疲れているみたいだから今は寝かせてあげなさい。」
こうして見るとミーフィアは普通のお姉さんに見えるんだけど、あの瞳を見た後じゃそんな風には見えねーよな。
「ミーフィアも広場に行ってたまには宴に参加しようよ!!」
「ごめんなさいね。今夜は少しやることがあるから参加はできないわ。皆で楽しんできなさいね。」
ミーフィアに別れを告げ、いつまでも駄々を捏ねるスーをなんとか店から連れ出し、宴の準備が進められている広場に向かった。
「あの女にまで興味を持たれるとは、ガクも中々大変な事になったのぅ。」
「・・・ウィル爺は当然ミーフィアの正体の事知ってるんだよな?やっぱりヤバい奴だよな?」
一瞬の間があり「機会があればあの女から話してくるじゃろう。」と言葉を濁してきたウィリアムの言葉に納得はできなかったものの、それ以上ウィリアムがガクにミーフィアの事を話してくれることはなかった。
広場に着くと沢山の亜人や魔物がいて、既に宴は始まっているようだった。
「すげーいい匂いがするな!急に腹が減ってきたな。スー、おすすめの料理を教えてくれ。」
「貴様の事は後回しだ。まずはウィル爺様の事を席に案内してからだ。」
そう言うとスーは広場の中央に進んで行く。歩いている時も、ウィリアムに挨拶をしてくる者達でいっぱいで、席に着くまでに時間がかかった。
広場の中央には他の席とは違い、豪華なテーブルや椅子が用意されており、そこに座っているにもかかわらず、ガクが少し見上げなければならないほどのミノタウロスが座っていた。
「遅かったじゃねーかウィリアム!!こっちに早くこいよ!!スーもわざわざ連れてきて貰ってありがとな。見慣れない奴もいるが、とにかく全員ここに座れ。」
既にアルコールも入っているようで、テーブルの上には空になったコップや食器があった。
「相変わらず声がうるさいのぅ。こやつが話しておった儂の友人のミノスじゃ。」
「なんだぁ?変な事話してないだろうな?挨拶より先に酒に飯だッ!!この老いぼれが無事に帰還したことを祝うぞ!スー、悪いけど飯と酒持ってきてくれねーか?」
スーは元気に「分かりました!」と言い屋台が並ぶ区画に走り去っていった。
「スーが酒と料理持ってくるまでは冷えちまったがこれでも食べとけ。えーと・・・。」
「ガクだ。人間だけどよろしくな、ミノス。」
「ガクだな!人間だろうがなんだろうがここじゃ関係ねぇ。このジジイが連れてきたんだからここに入れる資格はある。ただなぁ、ルールは守れよ?この町のルールは1つだ。町に住んでる者同士の殺し合いは禁止だ。それさえ守ればいい。」
「そう言ってくれるとありがたいな。俺も魔物だろうが気にしないんでね。そんな簡単なルールでいいのか?ちなみに破ったらどうなるんだ?」
「殺す。どこに逃げようが、どこに隠れようが、必ず見つけ出してな。この町にいる奴らは昔からの馴染みの奴が多い。種族が違えどそれぞれに文化の違いがあれど家族も同然だ。」
軽い感じで聞いたことをガクは後悔した。周りは騒がしいのにガクの周囲だけ時間が止まったかのように静まり返っている。頭はやけにクリアなのに身体がいう事を聞かない。
途端に自分が息をしていない事に気付く。息を吸おうと必死になるがそれすらも出来ない。意識を失いかける瞬間、ドンッという鈍い音を聞きガクは意識を失った。
「ん・・・ここは?」
ガクが目が覚めた時はまだ辺りは暗く、知らない部屋のベッドにいた。自分の上にある重みに気付き、ふと視線を下に向けるとヨダレを垂らしながらだらしのない格好で寝ているスーがいた。
俺は・・・そうか、気絶しちまったのか・・・情けねぇ。
「おい、スー。おい、起きろよ。」
「むぅ・・・コロガリバッタはガクに食べさせてあげるのだ・・・。」
全然起きる気配はないな。バッタってなんの事だ?げッ!!バッタってスーが握りしめてるこれの事か?!
じ、冗談じゃねぇ、あんなグロテスクなの食えるかよ。とりあえず、今はスーの事を起こさない方がいいな。
ガクはスーの手のひらに収まりきらないほどのバッタを見て、ゆっくりと起こさないように部屋を出た。
部屋を出て廊下に出ると、辺りは静まりかえっており人の気配はない。廊下の窓を見るとどうやらガクがいる場所は2階のようで、とりあえず階段を探し降りてみることにした。
しかしでかい家だな・・・階段は・・・あったな。ん?1階に明かりが付いてる。誰かいるのか?
「もう身体は良いのか?む?1人か・・・スーの奴め、ガクが起きるまで看病すると言っておったくせに寝てしまっておるのか。」
「ウィル爺・・・あぁ、身体はなんともないよ。スーはでかいバッタ握り締めながら寝言で俺に食わせようとしてたみたいだから起こさないでおいたよ。」
「ガクが起きたら栄養あるのを食べさせるとか言っておったのぅ。儂はやめておけと言ったんじゃが聞かなくてな・・・・それよりもミノスの奴がすまんかったな。あやつも日が昇ったら謝罪しに来ると言っておった。」
「いや、別にミノスが悪いわけじゃないだろ。威圧でも殺気でもない、ミノスから溢れ出た感情をぶつけられただけで気絶しちまったんだ。ダンジョンからここに来るまで強くなったと思ってたんだけどな。自分はまだまだこの世界では弱いんだって分かったよ。」
「ガク・・・・。」
「でもさ、俺はここに来てまだ半年しか経ってない、俺の限界は今じゃねぇ。まだまだ俺は強くなれる。ミノスもウィル爺もそうだけど、いつか必ず超えてみせるからな。」
「そうじゃな。その時を楽しみにしておるぞ?まだまだ夜は長い。別の部屋を用意するからそこでゆっくり休むんじゃ。」
ウィリアムに案内してもらった部屋のベッドに横になると今までの疲れが溜まっていたせいか、すぐにガクは寝てしまった。
ガクが部屋に入って寝息を立てていた頃、ようやく起きたスーはガクが部屋に居ない事に気付き焦っていた。
「はッ?!ガクがいない・・・?なぜだ?私はしっかり看病をしていたはずなのに・・・急にガクがいなくなってしまった!!ウィル爺様にお伝えしなければッ!!」
自分が気持ちよく寝ていた事に気付いていない様子のスーは、慌ただしくウィリアムがいる1階に降りて行った。
「ウィル爺様!!ガクが急に姿を消してしまったのです!!これは、ウィル爺様がよく話してくれた絵本に登場した悪魔が、ガクを連れ去ったに違いありません・・・子供だましだと思っていましたが、まさか本当にいるとは・・・。」
スーが言っている”悪魔”とは子供に親が良く言う、「早く寝ないとお化けがくるよ!」の悪魔バージョンだ。
「こんな夜中に騒がしいぞ?ガクならさっきここに来て儂と少し話をしておったわい。ガクはスーが気持ちよさそうに寝てたから起こさなかったと言っておったぞ。」
「私が寝ていたなど・・・確かに一瞬記憶がないような・・・。」
ウィリアムに諭されたスーは部屋に戻り眠りについた。部屋に戻るときに自分の大好物のコロガリバッタを握りしめていた事に気付き、ガクへのお土産に持ってきたことなど忘れてスーは美味しそうに食べた。
こうしてガクはなんとか無事にコロガリバッタを食べずに済んだのだった。
「すごい可愛い・・・ミーフィアありがとう!!これで私はいつでもスラリンと会話ができるッ!!」
「そんなに大きな声を出してしまうと、腕に抱いてるその子が起きてしまうわよ?疲れているみたいだから今は寝かせてあげなさい。」
こうして見るとミーフィアは普通のお姉さんに見えるんだけど、あの瞳を見た後じゃそんな風には見えねーよな。
「ミーフィアも広場に行ってたまには宴に参加しようよ!!」
「ごめんなさいね。今夜は少しやることがあるから参加はできないわ。皆で楽しんできなさいね。」
ミーフィアに別れを告げ、いつまでも駄々を捏ねるスーをなんとか店から連れ出し、宴の準備が進められている広場に向かった。
「あの女にまで興味を持たれるとは、ガクも中々大変な事になったのぅ。」
「・・・ウィル爺は当然ミーフィアの正体の事知ってるんだよな?やっぱりヤバい奴だよな?」
一瞬の間があり「機会があればあの女から話してくるじゃろう。」と言葉を濁してきたウィリアムの言葉に納得はできなかったものの、それ以上ウィリアムがガクにミーフィアの事を話してくれることはなかった。
広場に着くと沢山の亜人や魔物がいて、既に宴は始まっているようだった。
「すげーいい匂いがするな!急に腹が減ってきたな。スー、おすすめの料理を教えてくれ。」
「貴様の事は後回しだ。まずはウィル爺様の事を席に案内してからだ。」
そう言うとスーは広場の中央に進んで行く。歩いている時も、ウィリアムに挨拶をしてくる者達でいっぱいで、席に着くまでに時間がかかった。
広場の中央には他の席とは違い、豪華なテーブルや椅子が用意されており、そこに座っているにもかかわらず、ガクが少し見上げなければならないほどのミノタウロスが座っていた。
「遅かったじゃねーかウィリアム!!こっちに早くこいよ!!スーもわざわざ連れてきて貰ってありがとな。見慣れない奴もいるが、とにかく全員ここに座れ。」
既にアルコールも入っているようで、テーブルの上には空になったコップや食器があった。
「相変わらず声がうるさいのぅ。こやつが話しておった儂の友人のミノスじゃ。」
「なんだぁ?変な事話してないだろうな?挨拶より先に酒に飯だッ!!この老いぼれが無事に帰還したことを祝うぞ!スー、悪いけど飯と酒持ってきてくれねーか?」
スーは元気に「分かりました!」と言い屋台が並ぶ区画に走り去っていった。
「スーが酒と料理持ってくるまでは冷えちまったがこれでも食べとけ。えーと・・・。」
「ガクだ。人間だけどよろしくな、ミノス。」
「ガクだな!人間だろうがなんだろうがここじゃ関係ねぇ。このジジイが連れてきたんだからここに入れる資格はある。ただなぁ、ルールは守れよ?この町のルールは1つだ。町に住んでる者同士の殺し合いは禁止だ。それさえ守ればいい。」
「そう言ってくれるとありがたいな。俺も魔物だろうが気にしないんでね。そんな簡単なルールでいいのか?ちなみに破ったらどうなるんだ?」
「殺す。どこに逃げようが、どこに隠れようが、必ず見つけ出してな。この町にいる奴らは昔からの馴染みの奴が多い。種族が違えどそれぞれに文化の違いがあれど家族も同然だ。」
軽い感じで聞いたことをガクは後悔した。周りは騒がしいのにガクの周囲だけ時間が止まったかのように静まり返っている。頭はやけにクリアなのに身体がいう事を聞かない。
途端に自分が息をしていない事に気付く。息を吸おうと必死になるがそれすらも出来ない。意識を失いかける瞬間、ドンッという鈍い音を聞きガクは意識を失った。
「ん・・・ここは?」
ガクが目が覚めた時はまだ辺りは暗く、知らない部屋のベッドにいた。自分の上にある重みに気付き、ふと視線を下に向けるとヨダレを垂らしながらだらしのない格好で寝ているスーがいた。
俺は・・・そうか、気絶しちまったのか・・・情けねぇ。
「おい、スー。おい、起きろよ。」
「むぅ・・・コロガリバッタはガクに食べさせてあげるのだ・・・。」
全然起きる気配はないな。バッタってなんの事だ?げッ!!バッタってスーが握りしめてるこれの事か?!
じ、冗談じゃねぇ、あんなグロテスクなの食えるかよ。とりあえず、今はスーの事を起こさない方がいいな。
ガクはスーの手のひらに収まりきらないほどのバッタを見て、ゆっくりと起こさないように部屋を出た。
部屋を出て廊下に出ると、辺りは静まりかえっており人の気配はない。廊下の窓を見るとどうやらガクがいる場所は2階のようで、とりあえず階段を探し降りてみることにした。
しかしでかい家だな・・・階段は・・・あったな。ん?1階に明かりが付いてる。誰かいるのか?
「もう身体は良いのか?む?1人か・・・スーの奴め、ガクが起きるまで看病すると言っておったくせに寝てしまっておるのか。」
「ウィル爺・・・あぁ、身体はなんともないよ。スーはでかいバッタ握り締めながら寝言で俺に食わせようとしてたみたいだから起こさないでおいたよ。」
「ガクが起きたら栄養あるのを食べさせるとか言っておったのぅ。儂はやめておけと言ったんじゃが聞かなくてな・・・・それよりもミノスの奴がすまんかったな。あやつも日が昇ったら謝罪しに来ると言っておった。」
「いや、別にミノスが悪いわけじゃないだろ。威圧でも殺気でもない、ミノスから溢れ出た感情をぶつけられただけで気絶しちまったんだ。ダンジョンからここに来るまで強くなったと思ってたんだけどな。自分はまだまだこの世界では弱いんだって分かったよ。」
「ガク・・・・。」
「でもさ、俺はここに来てまだ半年しか経ってない、俺の限界は今じゃねぇ。まだまだ俺は強くなれる。ミノスもウィル爺もそうだけど、いつか必ず超えてみせるからな。」
「そうじゃな。その時を楽しみにしておるぞ?まだまだ夜は長い。別の部屋を用意するからそこでゆっくり休むんじゃ。」
ウィリアムに案内してもらった部屋のベッドに横になると今までの疲れが溜まっていたせいか、すぐにガクは寝てしまった。
ガクが部屋に入って寝息を立てていた頃、ようやく起きたスーはガクが部屋に居ない事に気付き焦っていた。
「はッ?!ガクがいない・・・?なぜだ?私はしっかり看病をしていたはずなのに・・・急にガクがいなくなってしまった!!ウィル爺様にお伝えしなければッ!!」
自分が気持ちよく寝ていた事に気付いていない様子のスーは、慌ただしくウィリアムがいる1階に降りて行った。
「ウィル爺様!!ガクが急に姿を消してしまったのです!!これは、ウィル爺様がよく話してくれた絵本に登場した悪魔が、ガクを連れ去ったに違いありません・・・子供だましだと思っていましたが、まさか本当にいるとは・・・。」
スーが言っている”悪魔”とは子供に親が良く言う、「早く寝ないとお化けがくるよ!」の悪魔バージョンだ。
「こんな夜中に騒がしいぞ?ガクならさっきここに来て儂と少し話をしておったわい。ガクはスーが気持ちよさそうに寝てたから起こさなかったと言っておったぞ。」
「私が寝ていたなど・・・確かに一瞬記憶がないような・・・。」
ウィリアムに諭されたスーは部屋に戻り眠りについた。部屋に戻るときに自分の大好物のコロガリバッタを握りしめていた事に気付き、ガクへのお土産に持ってきたことなど忘れてスーは美味しそうに食べた。
こうしてガクはなんとか無事にコロガリバッタを食べずに済んだのだった。
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