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その生徒、都落ちにつき
我妻 満という御方
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あ、皆様。とんでもなくお久しぶりです。どうも、乱です。
どれくらいの時が過ぎたでしょうか。もう随分と前の事になるような気がします。
具体的に?そうですね……ちょっと待ってください。がさごそ……。携帯を……。
……もう少しで1時間が経過するくらいでしょうか。
「……マジで何もせずに隠れているだけなんだけどね。」
とりあえず教室の壁を破壊して外に脱出した後、僕は当てもなく校内を彷徨い、気付けば古びれた試験会場の中へと身を隠していた。
「……まさか第2のガーディスト訓練場なんてあるとはね。」
ここに侵入……いや、お邪魔した時に偶然にちらっと見えたのだが、そういう名前の表札らしきものがあった。字も掠れていてほとんど読みにくくなっていたけど。
もしかしたら、最初はこちらが第1訓練場だったのかもしれない。
収容人数は、あっちの半分以下といったところか。初めっからあっちを見てしまうと、こっちは第2と言うだけあって確かに見劣りをしてしまうかもしれない。手入れもほとんどされていないし、訓練場の床も雑草やヒビ割れやらしているのが目立つ。
「というより、この学校の敷地広過ぎない……?普通の人が地図も案内も無しに入ったらマジで迷子になるだろ……。最早欠陥とまで言えるよ……。」
小言を漏らしつつ、僕は周囲を確認する。気配は感じない。さて、これからどうするか。
「……1時間経過したって事は、もう2年生が現れてもおかしくはないとは思うんだけど。」
携帯の時計を確認する。試験開始から1時間と数分は経過している。相手側の参加義務はないにしろ、不要な戦闘なんて御免蒙る。
なにせ相手側の能力も分からないのに、継戦能力の乏しい僕のガイストでは乱用は出来ない。
本当に万が一の為にもとっておかないと……。
「ね、ねぇ?芽音ちゃん?本当にこっちにいるの……?ここほとんど使われていないような所だよ?もっと人気のいる方を探した方がいいような気がするんだけど?」
「何言ってるのよ、満。あの大馬鹿生徒会長が言っているんだから間違いないわ。あいつはこっちにいる。あの人のあの子への普段からの態度見て、それが分からないとは言わせないわよ。」
「……!」
入口の方から声が聞こえた。間違いない。誰かが来た。そして、またも片方の声は聞いた事のある声だ。もう片方の声は初耳だが、とても優し気のある、可愛いらしい声であった。
気弱な少年。そう。まるでこの僕のような、そんな感じ。てへ。
……なので、人知れず安堵してしまった。
「さぁて……どこに隠れているのかしらね。金刃は。」
「う、ぅぅ……緊張してきたぁ。」
ふむ。とりあえず姿だけでも確認しておくか。万が一間違っていたら即逃げる準備をしなくてはならない。
壁から少しだけ顔を出して、声のする方へと視線をやる。その時の僕の目の見開き方を誰かが写真でも撮っていてくれれば、今一度確認したい程である。
(っはぁ……!?)
思わず驚嘆の声を出しそうになり、僕は両手で口を抑えながらしゃがみ込む。敵か味方か、まだ分かったものではないというのもあるが、それよりもだ。
とにかく片方は予想通りであった。
黒井先輩である。この時間帯に顔を出しているという事は2年生という訳か。思えば学年聞いた事はなかったので、いい機会であった。
じゃなく!!
そうじゃなくて!!
「ふぇぇ……ね、ねぇ?やっぱり別の場所だってば。ここ不気味だから早く出たいよぉ、芽音ちゃぁん……。」
「あーーっもう!あんたどんだけ意気地なしなのよ!そんな体躯して!もっと堂々としてなさい!!」
ほんっとうだよ!?これに関しては黒井先輩の言う通り!!!
何!?何々!?何だあれ!?意味不明なんだけど!?あれは一体なんだ!?
「か、身体の事は関係ないよぉ……。怖いものは怖いんだから仕方ないでしょぉ……ふぇぇん……。」
上記の台詞を申し上げている御方について大雑把に説明しますと、ですね。
いや、悪いけど人間の身体をしていない。それだけの一言で終わってしまう。
パッと見ただけで分かる。身長は2mを間違いなく超えている……いや、下手すると3mあるのでは?人類の最高身長のギネスってどのくらいだっけ?
まぁ、身長だけなら。それだけならまだ驚かない。
問題はその体つきだ。
何を食べたらそうなるんだ!?どう鍛えたらそうなるんだ!?
ちょっと待ってくれよ。さっき見たAクラスの筋肉さんですら、人としての原型は保っていたぞ!
樹齢何百年と経過し、決して折れる事のない樹幹のような両手両足。
あの首もどうなってる?確か首って…僧帽筋だっけ?そこの異常発達か何かで顔より首の太さの方が大きく見える。
今にもはち切れそうな大胸筋は、触らなくても分かる。ナパーム弾ですら傷一つつける事なく防ぐ事が可能であろう。
そしてそれを更に大きく見せている理由は、多分あれだ。
僕は正面からあの御方を見ているはずなのに、背中が見えている。
あれは…広背筋と言ったっけ?綺麗な逆三角形を見せる為には必要不可欠だとか。
もうとにかく、全部が規格外!もう人としての極限に到達しているのではないか!?
そしてそのお顔!顔面傷だらけ!切り傷やら……何あれ?爛れているの……?耳も完全に潰れちゃってて……え?マジで堅気の人?冗談は顔だけにしてくれよ。あ、今の言葉あの御方に言ったら出来損ないのトマトペーストになっちゃうね。
それでなによりそれを綺麗に包み込んでいるこの学校の制服がとんでも性能だけど。
とはいえ流石にブレザーは締められずに開放している形になっているが。
「さてと。おーい、金刃ー。居るなら返事しろー。会長からお前を保護するように頼まれてるんだがー。」
「ちょ、ちょっと芽音ちゃん!?他の人に聞かれたら面倒な事になるからもう少し慎重に!」
「なーにをビビってるんだか!そもそも私達はこの試験に参加しようがしまいがいいエキストラだ。むしろ参加する方のデメリットの方が大きいくらいだぞ。ただ下級生の保護に来ただけならリスクは然程高くないだろう。」
……ふむ。
確かにリスクが高いのは黒井先輩達の方だ。
ならば保護してもらう方が得策か。
「……どうも。お久しぶりです、先輩。」
ひょこっと顔を出した後に、すっと身体も前へ出して全身を曝け出す。
「おお、そこに居たか。その様子だと無事だったんだな。」
「えぇ、なんとか。他の皆は多分今頃交戦しているかもしれませんが…というか間違いなくしているはずです。」
僕はあまりにもバツが悪いので、苦笑しながら近づいていく。
「わ、わ!本当に居た!会長ってやっぱり凄い人だねぇ。ね、芽音ちゃん!」
「こら!人前ではその呼び方をするなって言っただろ!」
「ふぇっ。ご、ごめん……。」
しょげてしまうその御方の御姿は、小学生の頃にやった大玉ころがしの玉のように小さく……大玉なのにか?あぁもう訳が分からない。
「え、えーと。先輩?その……そちらの御方は?」
「ん?……あぁ、すまない。確かに初対面だったな。ほら!ちゃんと自己紹介しろ。」
「あっ!う、うん!そうだね!」
胸元に両手で小さくガッツポーズをとりながら、優し気のある顔………殺さないで。
「我妻 満です!よろしくね!乱君!」
「こちらこそ何卒!何卒宜しくお願い申し上げ奉ります!!ですから!!どうか!!どうか命だけは!!」
「え、えぇぇっ!?ちょっと!どうして!?なんで土下座してるの!?顔上げてぇっ!?」
インパクトが強すぎる顔、加えて予想以上にか弱く、少し甲高い声が更なる恐怖心を煽りに煽って、僕はいつの間にか身体を震わせながら綺麗な土下座をかましていた。
「……まぁ、最初にコイツと会った人は大体ビビり散らかすが……初対面で土下座をする奴はお前が初めてだぞ、金刃。」
いやいや!無理だろ!?あの顔で迫られたら一般人は現実逃避で気絶する人もいるだろ!生命の危機しか感じないわ!
「ふぇぇぇ!!顔上げてよ~!こんな事バレたら、僕が会長に怒られちゃうよぉ~!お~さ~む~く~ん~!」
非情に困り顔で駄々をこねるように身体をうねらせる我妻先輩のその御姿は、この世の物とは思えない程気色悪く、1週間は夢に出そうなくらい僕にとっては印象深かった。
どれくらいの時が過ぎたでしょうか。もう随分と前の事になるような気がします。
具体的に?そうですね……ちょっと待ってください。がさごそ……。携帯を……。
……もう少しで1時間が経過するくらいでしょうか。
「……マジで何もせずに隠れているだけなんだけどね。」
とりあえず教室の壁を破壊して外に脱出した後、僕は当てもなく校内を彷徨い、気付けば古びれた試験会場の中へと身を隠していた。
「……まさか第2のガーディスト訓練場なんてあるとはね。」
ここに侵入……いや、お邪魔した時に偶然にちらっと見えたのだが、そういう名前の表札らしきものがあった。字も掠れていてほとんど読みにくくなっていたけど。
もしかしたら、最初はこちらが第1訓練場だったのかもしれない。
収容人数は、あっちの半分以下といったところか。初めっからあっちを見てしまうと、こっちは第2と言うだけあって確かに見劣りをしてしまうかもしれない。手入れもほとんどされていないし、訓練場の床も雑草やヒビ割れやらしているのが目立つ。
「というより、この学校の敷地広過ぎない……?普通の人が地図も案内も無しに入ったらマジで迷子になるだろ……。最早欠陥とまで言えるよ……。」
小言を漏らしつつ、僕は周囲を確認する。気配は感じない。さて、これからどうするか。
「……1時間経過したって事は、もう2年生が現れてもおかしくはないとは思うんだけど。」
携帯の時計を確認する。試験開始から1時間と数分は経過している。相手側の参加義務はないにしろ、不要な戦闘なんて御免蒙る。
なにせ相手側の能力も分からないのに、継戦能力の乏しい僕のガイストでは乱用は出来ない。
本当に万が一の為にもとっておかないと……。
「ね、ねぇ?芽音ちゃん?本当にこっちにいるの……?ここほとんど使われていないような所だよ?もっと人気のいる方を探した方がいいような気がするんだけど?」
「何言ってるのよ、満。あの大馬鹿生徒会長が言っているんだから間違いないわ。あいつはこっちにいる。あの人のあの子への普段からの態度見て、それが分からないとは言わせないわよ。」
「……!」
入口の方から声が聞こえた。間違いない。誰かが来た。そして、またも片方の声は聞いた事のある声だ。もう片方の声は初耳だが、とても優し気のある、可愛いらしい声であった。
気弱な少年。そう。まるでこの僕のような、そんな感じ。てへ。
……なので、人知れず安堵してしまった。
「さぁて……どこに隠れているのかしらね。金刃は。」
「う、ぅぅ……緊張してきたぁ。」
ふむ。とりあえず姿だけでも確認しておくか。万が一間違っていたら即逃げる準備をしなくてはならない。
壁から少しだけ顔を出して、声のする方へと視線をやる。その時の僕の目の見開き方を誰かが写真でも撮っていてくれれば、今一度確認したい程である。
(っはぁ……!?)
思わず驚嘆の声を出しそうになり、僕は両手で口を抑えながらしゃがみ込む。敵か味方か、まだ分かったものではないというのもあるが、それよりもだ。
とにかく片方は予想通りであった。
黒井先輩である。この時間帯に顔を出しているという事は2年生という訳か。思えば学年聞いた事はなかったので、いい機会であった。
じゃなく!!
そうじゃなくて!!
「ふぇぇ……ね、ねぇ?やっぱり別の場所だってば。ここ不気味だから早く出たいよぉ、芽音ちゃぁん……。」
「あーーっもう!あんたどんだけ意気地なしなのよ!そんな体躯して!もっと堂々としてなさい!!」
ほんっとうだよ!?これに関しては黒井先輩の言う通り!!!
何!?何々!?何だあれ!?意味不明なんだけど!?あれは一体なんだ!?
「か、身体の事は関係ないよぉ……。怖いものは怖いんだから仕方ないでしょぉ……ふぇぇん……。」
上記の台詞を申し上げている御方について大雑把に説明しますと、ですね。
いや、悪いけど人間の身体をしていない。それだけの一言で終わってしまう。
パッと見ただけで分かる。身長は2mを間違いなく超えている……いや、下手すると3mあるのでは?人類の最高身長のギネスってどのくらいだっけ?
まぁ、身長だけなら。それだけならまだ驚かない。
問題はその体つきだ。
何を食べたらそうなるんだ!?どう鍛えたらそうなるんだ!?
ちょっと待ってくれよ。さっき見たAクラスの筋肉さんですら、人としての原型は保っていたぞ!
樹齢何百年と経過し、決して折れる事のない樹幹のような両手両足。
あの首もどうなってる?確か首って…僧帽筋だっけ?そこの異常発達か何かで顔より首の太さの方が大きく見える。
今にもはち切れそうな大胸筋は、触らなくても分かる。ナパーム弾ですら傷一つつける事なく防ぐ事が可能であろう。
そしてそれを更に大きく見せている理由は、多分あれだ。
僕は正面からあの御方を見ているはずなのに、背中が見えている。
あれは…広背筋と言ったっけ?綺麗な逆三角形を見せる為には必要不可欠だとか。
もうとにかく、全部が規格外!もう人としての極限に到達しているのではないか!?
そしてそのお顔!顔面傷だらけ!切り傷やら……何あれ?爛れているの……?耳も完全に潰れちゃってて……え?マジで堅気の人?冗談は顔だけにしてくれよ。あ、今の言葉あの御方に言ったら出来損ないのトマトペーストになっちゃうね。
それでなによりそれを綺麗に包み込んでいるこの学校の制服がとんでも性能だけど。
とはいえ流石にブレザーは締められずに開放している形になっているが。
「さてと。おーい、金刃ー。居るなら返事しろー。会長からお前を保護するように頼まれてるんだがー。」
「ちょ、ちょっと芽音ちゃん!?他の人に聞かれたら面倒な事になるからもう少し慎重に!」
「なーにをビビってるんだか!そもそも私達はこの試験に参加しようがしまいがいいエキストラだ。むしろ参加する方のデメリットの方が大きいくらいだぞ。ただ下級生の保護に来ただけならリスクは然程高くないだろう。」
……ふむ。
確かにリスクが高いのは黒井先輩達の方だ。
ならば保護してもらう方が得策か。
「……どうも。お久しぶりです、先輩。」
ひょこっと顔を出した後に、すっと身体も前へ出して全身を曝け出す。
「おお、そこに居たか。その様子だと無事だったんだな。」
「えぇ、なんとか。他の皆は多分今頃交戦しているかもしれませんが…というか間違いなくしているはずです。」
僕はあまりにもバツが悪いので、苦笑しながら近づいていく。
「わ、わ!本当に居た!会長ってやっぱり凄い人だねぇ。ね、芽音ちゃん!」
「こら!人前ではその呼び方をするなって言っただろ!」
「ふぇっ。ご、ごめん……。」
しょげてしまうその御方の御姿は、小学生の頃にやった大玉ころがしの玉のように小さく……大玉なのにか?あぁもう訳が分からない。
「え、えーと。先輩?その……そちらの御方は?」
「ん?……あぁ、すまない。確かに初対面だったな。ほら!ちゃんと自己紹介しろ。」
「あっ!う、うん!そうだね!」
胸元に両手で小さくガッツポーズをとりながら、優し気のある顔………殺さないで。
「我妻 満です!よろしくね!乱君!」
「こちらこそ何卒!何卒宜しくお願い申し上げ奉ります!!ですから!!どうか!!どうか命だけは!!」
「え、えぇぇっ!?ちょっと!どうして!?なんで土下座してるの!?顔上げてぇっ!?」
インパクトが強すぎる顔、加えて予想以上にか弱く、少し甲高い声が更なる恐怖心を煽りに煽って、僕はいつの間にか身体を震わせながら綺麗な土下座をかましていた。
「……まぁ、最初にコイツと会った人は大体ビビり散らかすが……初対面で土下座をする奴はお前が初めてだぞ、金刃。」
いやいや!無理だろ!?あの顔で迫られたら一般人は現実逃避で気絶する人もいるだろ!生命の危機しか感じないわ!
「ふぇぇぇ!!顔上げてよ~!こんな事バレたら、僕が会長に怒られちゃうよぉ~!お~さ~む~く~ん~!」
非情に困り顔で駄々をこねるように身体をうねらせる我妻先輩のその御姿は、この世の物とは思えない程気色悪く、1週間は夢に出そうなくらい僕にとっては印象深かった。
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