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第4章 集大成・ウィンターカップ
第229話 リア充に触発されて
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チーム メンバープロフィール
野村 勇吾
北陵高等学校1年
196㎝87kg
誕生日:12/4
血液型:A
特徴:やや伸びた坊主頭が特徴。中学では県大会で敗退し、ジュニアオールスターにも選ばれはしたがあまり出番ももらえずと無名だった選手。だが北陵で基礎をみっちり叩き込まれるとたった数ヶ月で強豪・北陵のローテーション入りできるまでに成長。内外こなせる長身で器用なオールラウンダーとなった。
現在は更にフィジカルを鍛えるべく奮闘中。
特技:モノマネ
趣味:筋トレ
得意教科:英語、現代文、古典
苦手教科:数学、物理
得意なプレイ:シュート全般、リバウンド
バスケを始めたきっかけ:中学の時に身長が高いのを理由に無理矢理入れられて
密かな悩み:筋トレをしても無理して食べても一向にフィジカルが強くならない
-----------------------------
12月21日。
1年で1番日が短い冬至の日。
慎太郎「うわ…外暗っ…!」
政史「てか寒っ!」
この日の練習終わり。
大会前なので、自主練は無し。
掃除で残っていた男女の1年生達も体育館を出て行く。
翔太「んじゃ、お先」
涼真「おう」
武蔵「じゃあな」
翔太の向かう先、少し離れた所で華音が待っていた。
華音と連れ立って翔太は帰っていく。
その後ろ姿を見送る他のメンバー。
大樹「…いいなぁ」
賢「言うな大樹…」
政史「俺達の恋人はバスケットだろ?」
武蔵(言ってて虚しくないのか?こいつら)
宗平「その点涼真はいいよな」
涼真「は?なんで俺?」
宗平「最近小早川といい感じじゃん」
賢「それは俺も思ってた。付き合ってないの?」
涼真「練習になら付き合ってはいるけど交際はしてない」
政史「マジで!?一緒にあれだけ出かけておいて?」
涼真「うん」
政史「いやいやいや、おかしいだろ」
大樹「確かに…あれは絶対涼真に好意あるね」
涼真「そうなのか?全くわからん」
(まあ、バスケしてる俺が好きとは言われたけど…言ったらめんどくさいから黙っておこう)
武蔵「お前はどうなんだ?好きだったりしないの?」
涼真「う~ん…どうだろ」
宗平「そのうち告白されたりとかもあるかもよ?その時どうすんだよ」
涼真「わかんね…その時が来たら考える」
大樹(チッ、こいつのらりくらりとかわしやがって)
賢「男子バスケ部は寂しい男ばっかかよ、翔太を除いて…」
涼真「俺、彼女いたことあるけど」
一同「「「はぁ!?」」」
大樹「きいてないけど!?」
涼真「いや、言わなかったし」
宗平「インハイの時に彼女いるかどうか矢島さんに言われて手挙げなかったじゃん」
涼真「そりゃそうだ。4月の最初の頃に何となく付き合ったけど、わがままばっかだしめんどくさいしで1ヶ月持たなかったから」
慎太郎「一般クラスの子だって言ってたっけ」
涼真「うん」
大樹「その口ぶりだと、慎太郎は知ってたのか」
武蔵「俺も一応」
賢「彼女ができないのといないのにはデカい差があるんだな」
涼真「てか人の事ばっか言ってるけど、そういうお前らは気になる女子とかいないわけ?」
慎太郎「いねー」
武蔵「俺も特には」
宗平「いるにはいるけど…なぁ」
賢「俺も一応」
政史「まあ、1人や2人はいるよな。俺もだし」
大樹「いや2人いたらアカンから。俺は…あまり考えたことねえかも」
慎太郎「で、誰なん?まずは宗平から…」
宗平「ええ!?俺!?」
武蔵「他人に聞いておいてカミングアウトして…逃げられると思うなよ…?」
宗平や他のメンバーが気になる女子について根掘り葉掘り聞かれる中
涼真「…」
(満月と付き合う…か…)
涼真、満月の事を想う。
バスケットボールに一生懸命に打ち込む、凛とした満月。
一緒に出かけて、隣で楽しそうに笑っている満月。
1対1の練習で、何度でも笑いながら自分に挑んでくる満月。
落ち込んでいた時、自分に夢を託して欲しいと励ましてくれた満月。
涼真(少なくとも…嫌な気持ちにはならないよな…これが好きって事なのか…?)
涼真「フッ…」
涼真、誰にも気付かれず笑う。
涼真(考えても仕方ねえ。今は…ウィンターカップに集中だ)
そんな事を思いながら、涼真も根掘り葉掘り聞く側にまわるのだった。
-同時刻、女子-
糸織里「かののんいいなぁ…しょっちゃんとおデートですか…」
奈津実「女子バスケ部1年でのリア充第1号は華音かぁ…」
小春「私も彼氏ほしー」
紗妃「こないだ『男なんていらない!ユニフォームが欲しい!』って言ってたのと同一人物とは思えない発言ね」
小春「てへぺろ」
春香「彼氏かぁ…」
美保「クリスマスの時期になるとどうしても意識するよね」
優花「ならみんな、学園祭で告白された相手ふらなきゃよかったのに」
小春「それとこれとは話が別よ。あーあ、現れないかなぁ…白馬の王子様」
糸織里「いかにも理想が高そうな発言…」
佳奈絵「私は美味しいごはん作ってくれる人がいいなぁ…もぐもぐ」←肉まん
糸織里(そしてここにも、ブレない子が1人…)
満月(クリスマス…かぁ)
美保「みんなは気になる男子とかいないの?」
優花「いるよ」
紗妃「私も」
奈津実「一応」
春香「…うん」
満月「…いる」
美保「春香と満月ちゃんは知ってるからいいや」
春香「聞いておいてその仕打ち!?」
佳奈絵「世界一料理を美味しく作ってくれる人がいい!もぐもぐ…」
糸織里「あはは…」
奈津実「でも満月はその点いいよね、最近北条君と仲良いじゃん」
満月「ぶふぉっ!?」
春香「…」
優花「確かにねぇ、最近は練習後の自主練で北条君を独り占めしてるもんねぇ」
満月「いや、言い方!」
抗議するも、その顔は真っ赤。
奈津実「北条君も北条君で満更でもなさそうだよね。じゃなきゃ毎日付き合ってないもん」
春香「で、でもあれは満月ちゃんが一生懸命だから涼真君も協力してくれてるってだけじゃ…」
小春「それにしては、時々いい雰囲気だけど」
佳奈絵「こないだなんて、1対1で北条君がオフェンスの時に満月の事勢い余って押し倒しちゃって…お互い赤面してたけど。『ご、ゴメン!』『ううん、こっちこそ…』みたいな」
春香「うぐ…」
満月「…てか見てたの!?」
(残ってるの2人だけだったから誰もいないと思ってたのに!)
佳奈絵「そりゃあ、気になって帰り際につい覗いちゃうってもんよ…もぐもぐ」←2個目
美保「…佳奈絵ちゃん、満月ちゃんが茹でダコになる前にやめたげて」
(あと春香も猛烈に羨ましがってるから)
満月「…た、確かに涼真君はかっこいいし好きだけどっ…」
小春「お、認めた」
紗妃「ひゅう~」
満月「…好きだしいつか伝えたいけど…それは今じゃないよ。
今は…ウィンターカップ直前だし涼真君だって集中したいはずだもん…それは私も同じ。
だから今は、私も試合に出してもらえそうだし、肩を並べて戦うなんておこがましい事は思ってないけど…お互いに戦友みたいな気持ちで…ウィンターカップで頑張りたい」
春香「満月ちゃん…」
小春「う~ん!なんて健気なの!」
小春、わしゃわしゃと満月の頭を撫でる。
満月「ちょ、やめてってば」
紗妃「こんなに頑張り屋さんで可愛くて健気で…ああ、私が男ならイチコロなのに」
紗妃は満月を抱きしめる。
小春「後は胸さえ…」
ギロッ…
小春「はっ!?殺気!?」
美保「…で?春香はどーすんの?」
小春「…あ」
奈津実「あ」
紗妃「あ」
優花「あ」
佳奈絵「もぐもぐ」
糸織里(そう言えば三角関係でしたね、ここ)
満月「…」
春香「…私も涼ちゃんが好きだよ。昔からずっとずっと…でも私は…満月ちゃんみたいに肩を並べて戦えないから…満月ちゃんの事も大切だから…」
満月「春香ちゃん…」
春香「私を選んで貰えたら1番いいけどさ…私は自分に自信ないから選んで欲しいなんて言えない…そんな勇気あるなら小学校の時に告白してるよね…」
美保「でも恋敵の前では勇気だして宣言できるのね」
満月「…」
春香「…ううん、本当は言いたくなかったよ。まあ満月ちゃんには春に涼ちゃんの事好きって教えた事あったもんね」
満月「そういえば…」
(その時は私はまだ好きとも思って無かったけど…)
春香「でも…隠しておいて後で揉めるのは嫌だったの。それがきっかけで満月ちゃんと…友達と友達じゃなくなっちゃう気がして…涼ちゃんにふられるよりも私、そっちの方が怖いし嫌」
満月「春香ちゃん…」
美保「ホントにこの子は…」
(どこまで優しいんだか…)
満月「…春香ちゃん、ありがとう。それが聞けて良かったよ。
私も…春香ちゃんだったら、仮に涼真君と付き合っても応援できそう」
春香「満月ちゃん…」
満月「苦しかっただろうに…それでもちゃんと話してくれて、ありがとう」
春香「…うん」
美保(2人とも凄いな…私だったらこの2人の立場の時、同じ事言えるかなぁ)
満月「それはそれとして…」
春香「そうだね」
一同「「「?」」」
満月「みんなの話も今度は聞かせてもらおうじゃないの?」
春香「私達だけじゃ不公平だもんね」
優花「なっ…矛先がこっちに」
奈津実「こうなったら手は1つ」
紗妃「逃げよう!!」
満月「逃がさないよ?」
いつの間にか3人の後ろに回り込んだ満月。
優花「!?」
奈津実「わ、忘れてた」
紗妃「速さで満月に勝てっこないわ…」
満月「糸織里!佳奈絵!手伝って!佳奈絵には後で肉まんおごるから!」
春香「美保も手伝って!」
糸織里「合点承知之助!」
佳奈絵「1個じゃだめだからね?2個だからね?」
美保「まったく…」
余談だがこの1件以降、満月と春香は互いを「みっちゃん」「はるちゃん」と呼び合うようになる。
ウィンターカップまで、あと2日。
……To be continued
野村 勇吾
北陵高等学校1年
196㎝87kg
誕生日:12/4
血液型:A
特徴:やや伸びた坊主頭が特徴。中学では県大会で敗退し、ジュニアオールスターにも選ばれはしたがあまり出番ももらえずと無名だった選手。だが北陵で基礎をみっちり叩き込まれるとたった数ヶ月で強豪・北陵のローテーション入りできるまでに成長。内外こなせる長身で器用なオールラウンダーとなった。
現在は更にフィジカルを鍛えるべく奮闘中。
特技:モノマネ
趣味:筋トレ
得意教科:英語、現代文、古典
苦手教科:数学、物理
得意なプレイ:シュート全般、リバウンド
バスケを始めたきっかけ:中学の時に身長が高いのを理由に無理矢理入れられて
密かな悩み:筋トレをしても無理して食べても一向にフィジカルが強くならない
-----------------------------
12月21日。
1年で1番日が短い冬至の日。
慎太郎「うわ…外暗っ…!」
政史「てか寒っ!」
この日の練習終わり。
大会前なので、自主練は無し。
掃除で残っていた男女の1年生達も体育館を出て行く。
翔太「んじゃ、お先」
涼真「おう」
武蔵「じゃあな」
翔太の向かう先、少し離れた所で華音が待っていた。
華音と連れ立って翔太は帰っていく。
その後ろ姿を見送る他のメンバー。
大樹「…いいなぁ」
賢「言うな大樹…」
政史「俺達の恋人はバスケットだろ?」
武蔵(言ってて虚しくないのか?こいつら)
宗平「その点涼真はいいよな」
涼真「は?なんで俺?」
宗平「最近小早川といい感じじゃん」
賢「それは俺も思ってた。付き合ってないの?」
涼真「練習になら付き合ってはいるけど交際はしてない」
政史「マジで!?一緒にあれだけ出かけておいて?」
涼真「うん」
政史「いやいやいや、おかしいだろ」
大樹「確かに…あれは絶対涼真に好意あるね」
涼真「そうなのか?全くわからん」
(まあ、バスケしてる俺が好きとは言われたけど…言ったらめんどくさいから黙っておこう)
武蔵「お前はどうなんだ?好きだったりしないの?」
涼真「う~ん…どうだろ」
宗平「そのうち告白されたりとかもあるかもよ?その時どうすんだよ」
涼真「わかんね…その時が来たら考える」
大樹(チッ、こいつのらりくらりとかわしやがって)
賢「男子バスケ部は寂しい男ばっかかよ、翔太を除いて…」
涼真「俺、彼女いたことあるけど」
一同「「「はぁ!?」」」
大樹「きいてないけど!?」
涼真「いや、言わなかったし」
宗平「インハイの時に彼女いるかどうか矢島さんに言われて手挙げなかったじゃん」
涼真「そりゃそうだ。4月の最初の頃に何となく付き合ったけど、わがままばっかだしめんどくさいしで1ヶ月持たなかったから」
慎太郎「一般クラスの子だって言ってたっけ」
涼真「うん」
大樹「その口ぶりだと、慎太郎は知ってたのか」
武蔵「俺も一応」
賢「彼女ができないのといないのにはデカい差があるんだな」
涼真「てか人の事ばっか言ってるけど、そういうお前らは気になる女子とかいないわけ?」
慎太郎「いねー」
武蔵「俺も特には」
宗平「いるにはいるけど…なぁ」
賢「俺も一応」
政史「まあ、1人や2人はいるよな。俺もだし」
大樹「いや2人いたらアカンから。俺は…あまり考えたことねえかも」
慎太郎「で、誰なん?まずは宗平から…」
宗平「ええ!?俺!?」
武蔵「他人に聞いておいてカミングアウトして…逃げられると思うなよ…?」
宗平や他のメンバーが気になる女子について根掘り葉掘り聞かれる中
涼真「…」
(満月と付き合う…か…)
涼真、満月の事を想う。
バスケットボールに一生懸命に打ち込む、凛とした満月。
一緒に出かけて、隣で楽しそうに笑っている満月。
1対1の練習で、何度でも笑いながら自分に挑んでくる満月。
落ち込んでいた時、自分に夢を託して欲しいと励ましてくれた満月。
涼真(少なくとも…嫌な気持ちにはならないよな…これが好きって事なのか…?)
涼真「フッ…」
涼真、誰にも気付かれず笑う。
涼真(考えても仕方ねえ。今は…ウィンターカップに集中だ)
そんな事を思いながら、涼真も根掘り葉掘り聞く側にまわるのだった。
-同時刻、女子-
糸織里「かののんいいなぁ…しょっちゃんとおデートですか…」
奈津実「女子バスケ部1年でのリア充第1号は華音かぁ…」
小春「私も彼氏ほしー」
紗妃「こないだ『男なんていらない!ユニフォームが欲しい!』って言ってたのと同一人物とは思えない発言ね」
小春「てへぺろ」
春香「彼氏かぁ…」
美保「クリスマスの時期になるとどうしても意識するよね」
優花「ならみんな、学園祭で告白された相手ふらなきゃよかったのに」
小春「それとこれとは話が別よ。あーあ、現れないかなぁ…白馬の王子様」
糸織里「いかにも理想が高そうな発言…」
佳奈絵「私は美味しいごはん作ってくれる人がいいなぁ…もぐもぐ」←肉まん
糸織里(そしてここにも、ブレない子が1人…)
満月(クリスマス…かぁ)
美保「みんなは気になる男子とかいないの?」
優花「いるよ」
紗妃「私も」
奈津実「一応」
春香「…うん」
満月「…いる」
美保「春香と満月ちゃんは知ってるからいいや」
春香「聞いておいてその仕打ち!?」
佳奈絵「世界一料理を美味しく作ってくれる人がいい!もぐもぐ…」
糸織里「あはは…」
奈津実「でも満月はその点いいよね、最近北条君と仲良いじゃん」
満月「ぶふぉっ!?」
春香「…」
優花「確かにねぇ、最近は練習後の自主練で北条君を独り占めしてるもんねぇ」
満月「いや、言い方!」
抗議するも、その顔は真っ赤。
奈津実「北条君も北条君で満更でもなさそうだよね。じゃなきゃ毎日付き合ってないもん」
春香「で、でもあれは満月ちゃんが一生懸命だから涼真君も協力してくれてるってだけじゃ…」
小春「それにしては、時々いい雰囲気だけど」
佳奈絵「こないだなんて、1対1で北条君がオフェンスの時に満月の事勢い余って押し倒しちゃって…お互い赤面してたけど。『ご、ゴメン!』『ううん、こっちこそ…』みたいな」
春香「うぐ…」
満月「…てか見てたの!?」
(残ってるの2人だけだったから誰もいないと思ってたのに!)
佳奈絵「そりゃあ、気になって帰り際につい覗いちゃうってもんよ…もぐもぐ」←2個目
美保「…佳奈絵ちゃん、満月ちゃんが茹でダコになる前にやめたげて」
(あと春香も猛烈に羨ましがってるから)
満月「…た、確かに涼真君はかっこいいし好きだけどっ…」
小春「お、認めた」
紗妃「ひゅう~」
満月「…好きだしいつか伝えたいけど…それは今じゃないよ。
今は…ウィンターカップ直前だし涼真君だって集中したいはずだもん…それは私も同じ。
だから今は、私も試合に出してもらえそうだし、肩を並べて戦うなんておこがましい事は思ってないけど…お互いに戦友みたいな気持ちで…ウィンターカップで頑張りたい」
春香「満月ちゃん…」
小春「う~ん!なんて健気なの!」
小春、わしゃわしゃと満月の頭を撫でる。
満月「ちょ、やめてってば」
紗妃「こんなに頑張り屋さんで可愛くて健気で…ああ、私が男ならイチコロなのに」
紗妃は満月を抱きしめる。
小春「後は胸さえ…」
ギロッ…
小春「はっ!?殺気!?」
美保「…で?春香はどーすんの?」
小春「…あ」
奈津実「あ」
紗妃「あ」
優花「あ」
佳奈絵「もぐもぐ」
糸織里(そう言えば三角関係でしたね、ここ)
満月「…」
春香「…私も涼ちゃんが好きだよ。昔からずっとずっと…でも私は…満月ちゃんみたいに肩を並べて戦えないから…満月ちゃんの事も大切だから…」
満月「春香ちゃん…」
春香「私を選んで貰えたら1番いいけどさ…私は自分に自信ないから選んで欲しいなんて言えない…そんな勇気あるなら小学校の時に告白してるよね…」
美保「でも恋敵の前では勇気だして宣言できるのね」
満月「…」
春香「…ううん、本当は言いたくなかったよ。まあ満月ちゃんには春に涼ちゃんの事好きって教えた事あったもんね」
満月「そういえば…」
(その時は私はまだ好きとも思って無かったけど…)
春香「でも…隠しておいて後で揉めるのは嫌だったの。それがきっかけで満月ちゃんと…友達と友達じゃなくなっちゃう気がして…涼ちゃんにふられるよりも私、そっちの方が怖いし嫌」
満月「春香ちゃん…」
美保「ホントにこの子は…」
(どこまで優しいんだか…)
満月「…春香ちゃん、ありがとう。それが聞けて良かったよ。
私も…春香ちゃんだったら、仮に涼真君と付き合っても応援できそう」
春香「満月ちゃん…」
満月「苦しかっただろうに…それでもちゃんと話してくれて、ありがとう」
春香「…うん」
美保(2人とも凄いな…私だったらこの2人の立場の時、同じ事言えるかなぁ)
満月「それはそれとして…」
春香「そうだね」
一同「「「?」」」
満月「みんなの話も今度は聞かせてもらおうじゃないの?」
春香「私達だけじゃ不公平だもんね」
優花「なっ…矛先がこっちに」
奈津実「こうなったら手は1つ」
紗妃「逃げよう!!」
満月「逃がさないよ?」
いつの間にか3人の後ろに回り込んだ満月。
優花「!?」
奈津実「わ、忘れてた」
紗妃「速さで満月に勝てっこないわ…」
満月「糸織里!佳奈絵!手伝って!佳奈絵には後で肉まんおごるから!」
春香「美保も手伝って!」
糸織里「合点承知之助!」
佳奈絵「1個じゃだめだからね?2個だからね?」
美保「まったく…」
余談だがこの1件以降、満月と春香は互いを「みっちゃん」「はるちゃん」と呼び合うようになる。
ウィンターカップまで、あと2日。
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