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第1章
ⅩⅣ
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「何故と言われましても…
この子をハクリュウ様の元へ向かわせたのは妾ですから」
「……ミア様が?」
「そうです
手紙を届けさせるために送ったのですが…
何かやってしまいましたか?」
盗賊団の首領を手紙1つで使うとは、盗賊団の首領も大変だと思う
ミアも盗賊団の首領を使う予定は無かったが、予定が急遽入ってしまって使わせたに過ぎない
まあ、予定を早く終わらせて戻って来ているのだから別に要らないことだったのだろうが…
「ハクリュウの手首を強く握り痕をつけました」
ルカの言葉を聞くや否やミアは逃げようとしていたハーネスを捕らえた
ハーネスは捕まった瞬間に逃げることを諦めたみたいだ
「…そう、ですか。
ハクリュウ様に傷を…
ルカ様、ギル様妾たちは此れにて失礼させていただきます。
このお詫びは後程」
「あ、はい」
今までルカとギルはハーネスを殺そうと考えていたが、今はハーネスに哀れみの目を向けていた
何故ならミアが以前キレたとき国1つをたった1人で滅ぼし、それ以降魔王の一柱として恐れられているほどだからだ
「あ、この手紙をハクリュウ様へお渡ししといてください」
「はい」
「それでは失礼いたします」
ミアの足下に1つの魔方陣が浮かんでいた
魔方陣は一瞬光を放ったかと思うと、ミアとハーネスの姿はそこには無かった
「…ハクリュウ達の元へ戻ろうか」
「そうですね」
「ハクリュウ様、御二方がお戻りになられましたよ」
ハクリュウ達はあの後ギルドの飛竜達の元へ戻ると、飛竜達だけでなく周辺にいた小型の魔鳥や魔獣が集まりだしあっという間に囲まれ埋もれてしまった
ハクリュウは途中までは撫でたりしていたのだが、ふわふわな毛に囲まれ心地よくなったのかそのまま寝てしまっていた
「ハクリュウ様」
なかなか起きないハクリュウをリオウは揺さぶる
「いいよ。僕が抱えていこう」
リオウを制止し、ハクリュウを抱えると白い蛇がルカの腕を伝いハクリュウの右腕に絡んだ
その影響でハクリュウに抱えられていたバクが起きたが、ハクリュウの腕の中から降りる気は無いようだ
ルカはその様子に苦笑した
「動物に好かれ過ぎるのも困ったものだね」
「他の子達も来たそうですしね」
「さすがに連れ帰りすぎるのは良くないね。
お前たち、あの城の裏の森だったらハクリュウが行くこともあると思う。
だから、今他にハクリュウについてきたいと思ってるものは其処へ行くといいよ」
城の方向を指差しながら言った
蛇とバク以外の魔獣や魔鳥達はハクリュウを名残惜しそうに見ながらもそちらへ向かっていった
「これでよし。行くよ」
この子をハクリュウ様の元へ向かわせたのは妾ですから」
「……ミア様が?」
「そうです
手紙を届けさせるために送ったのですが…
何かやってしまいましたか?」
盗賊団の首領を手紙1つで使うとは、盗賊団の首領も大変だと思う
ミアも盗賊団の首領を使う予定は無かったが、予定が急遽入ってしまって使わせたに過ぎない
まあ、予定を早く終わらせて戻って来ているのだから別に要らないことだったのだろうが…
「ハクリュウの手首を強く握り痕をつけました」
ルカの言葉を聞くや否やミアは逃げようとしていたハーネスを捕らえた
ハーネスは捕まった瞬間に逃げることを諦めたみたいだ
「…そう、ですか。
ハクリュウ様に傷を…
ルカ様、ギル様妾たちは此れにて失礼させていただきます。
このお詫びは後程」
「あ、はい」
今までルカとギルはハーネスを殺そうと考えていたが、今はハーネスに哀れみの目を向けていた
何故ならミアが以前キレたとき国1つをたった1人で滅ぼし、それ以降魔王の一柱として恐れられているほどだからだ
「あ、この手紙をハクリュウ様へお渡ししといてください」
「はい」
「それでは失礼いたします」
ミアの足下に1つの魔方陣が浮かんでいた
魔方陣は一瞬光を放ったかと思うと、ミアとハーネスの姿はそこには無かった
「…ハクリュウ達の元へ戻ろうか」
「そうですね」
「ハクリュウ様、御二方がお戻りになられましたよ」
ハクリュウ達はあの後ギルドの飛竜達の元へ戻ると、飛竜達だけでなく周辺にいた小型の魔鳥や魔獣が集まりだしあっという間に囲まれ埋もれてしまった
ハクリュウは途中までは撫でたりしていたのだが、ふわふわな毛に囲まれ心地よくなったのかそのまま寝てしまっていた
「ハクリュウ様」
なかなか起きないハクリュウをリオウは揺さぶる
「いいよ。僕が抱えていこう」
リオウを制止し、ハクリュウを抱えると白い蛇がルカの腕を伝いハクリュウの右腕に絡んだ
その影響でハクリュウに抱えられていたバクが起きたが、ハクリュウの腕の中から降りる気は無いようだ
ルカはその様子に苦笑した
「動物に好かれ過ぎるのも困ったものだね」
「他の子達も来たそうですしね」
「さすがに連れ帰りすぎるのは良くないね。
お前たち、あの城の裏の森だったらハクリュウが行くこともあると思う。
だから、今他にハクリュウについてきたいと思ってるものは其処へ行くといいよ」
城の方向を指差しながら言った
蛇とバク以外の魔獣や魔鳥達はハクリュウを名残惜しそうに見ながらもそちらへ向かっていった
「これでよし。行くよ」
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