少年は魔王の第三子です。 ~少年は兄弟の為に頑張ります~

零月

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第1章

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「ハクリュウここが人間や獣人達用の冒険者ギルドだよ」

ギルが指差した先には大きな木造建築があった
その建物の扉から人間、獣人、エルフ、ドワーフ様々な種族が出入りをしていた

「大、きい」

ハクリュウは建物を見て言った訳ではなく建物の横に気持ち良さそうに眠る魔物達を見て言った様だ

「クスッ、ハクリュウは建物より魔物達の方が気になるようだね。ハクリュウあれは翼竜ワイバーンで、その隣にいるのが氷狼フェンリルだよ」

ハクリュウはルカの説明を聞きながらも魔物達から目を離さなかった

そうこうしているうちにハクリュウ達に気付いたのか翼竜と氷狼が頭を上げた
2匹はハクリュウと目が合うとゆっくりと起き上がり、ハクリュウに近づく
ハクリュウは3歳児くらいの背丈しかないので、2匹を一生懸命見上げる形となった

周りにいたルカ達以外の人達?は、急に動き出した魔物達の前にいるハクリュウが襲われないかとハラハラしていた
が、魔物達が取った行動は全然違った
翼竜はハクリュウの頬をなめ、氷狼は自分からハクリュウの手へと頭を押し付けた

「…?」

ハクリュウは2匹が急にどうしてこうしてきたのか理解ができず、ルカの方を見上げる

「ん、ああその2匹はハクリュウに撫でて欲しいんだよ」

理解したハクリュウは2匹をゆっくりと撫でる
周囲にいた人達は2匹の行動に驚き、ハクリュウ達の様子に驚いたが、ルカとギルが居ることに気づき心配するのをやめた
この国に住んでいる者達はしっかりと覚えているのだ
知性的なのに能筋な兄王子と頭は良いのに問題ばかり起こす弟王子をーーー

周囲にいた人達は2人を認識しなかったことにし、ハクリュウの方を見る
ハクリュウは周囲の様子を気にせず、2匹を黙々と撫で続けていた
しかし、急に動きを止めたかと思うと頭を傾げている2匹をおいて路地裏へと向かう

「どうしたんだい?」

「…あれ」

ハクリュウは血塗れになって倒れている子供を指差して言った

「怪我してるな。助けたいのか?」

ギルが倒れていた子供が息をしているのかを確認していった

「…ん」

ハクリュウは小さく頷いた

「ギル治せるのかい?」

「はい兄上」

「リオウは服についた血を落として」

「はい。わかりました」

治癒ヒール

浄化クリーン

すると、血で塗れていた髪は綺麗な濡羽色を覗かせた



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

子供の正体とは…
といった感じで終わります
続きはそのうち出します
不定期で申し訳ありません












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