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学生期 弐 21
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「…まあいいや、とりあえず。これから観光に行くけど老師も来ます?」
「では、お供させてもらいます」
「お土産いっぱい買うぞー」
「おー!」
俺が雰囲気を変えるように誘うとおじさんは了承してくれたので俺達はホテルから出て観光をする事に。
…そして翌日。
グループ戦第二試合は侯爵家の跡取りである先輩がリーダーを務め…
みんな個人的な考えでバラバラに動いていたのでリーダーが負けて敗北した。
その翌日の第三試合は伯爵家の跡取りがリーダーを務めたが、結局統率の無い烏合の衆状態で勝てるハズもなく…
第二試合と同じく俺は開始位置から全く動く事なくリーダーがやられての敗北。
予選であるグループ戦での敗退が決まり、本戦へとは進めずに今年の世界戦が終わった。
「…坊ちゃま、残念でしたね」
「まあこんなもんですよ。万が一予選を突破したとしてもこんな状態じゃ本戦に残った国には勝てないでしょうし」
グループ戦の試合が全て終わった後の観光中におじさんが呟くので俺は当然の結果である事を告げる。
「みんなバラバラですもんね…」
「他のグループ戦を見たら俺らが勝てる要素はゼロだって。ガチガチに統率の取れた人達に策略に長けた軍師的な人がリーダーって…本格的な軍事戦だよ、もはや」
お姉さんのなんとも言えない感じでの呟きに俺は負けて良かった、と思いながら返すと…
「でも坊ちゃんなら勝てるでしょう?」
「あの程度なら一人で余裕だけど…勝つメリットが無いからね。目立って警戒されると嫌だし、国の騎士団になんて放り込まれたら自由なんて無いに等しいから最悪だし」
お姉さんが困ったように笑いながら聞くので、俺は肯定しつつも拒否しながら理由を話す。
「でも騎士団なら昇進とか昇格がありますから坊ちゃんなら直ぐに上の立場になれるんじゃ?」
「完全に実力主義の制度ならね。結局騎士団も家格でのマウントの取り合いだから、俺みたいな下流貴族出身で跡取りでもない状態なら捨て石か先鋒隊で使い潰されるだけだよ」
「…世知辛い世の中ですな…坊ちゃまほどの実力の持ち主でさえ、肩身の狭い思いをするとは…」
お姉さんの反論に俺が反論し返すとおじさんはため息を吐いて呟く。
「内戦とか戦争があれば功績で成り上がる事は可能なんだけど…まあでもソレは無いに越した事はないよね。その安定があと一年持つかも怪しいけど」
「…最近更に派閥争いが激化してますからね…既に小競り合いは国内の各地で起きてますし、本格的な内戦も時間の問題かと…」
「…そうなると周辺の諸国が黙ってはいないでしょうな。束の間の平和が崩れ、再び戦乱の世が…」
俺はハンター達から聞いた話を基にした予想を話すとお姉さんが微妙な顔で返し、おじさんはまたしてもため息を吐いて憂うように呟いた。
…翌日。
俺が部屋で帰り支度をしていると引率の教師からまさかの報告が。
「坊ちゃん、聞きました?」
「うん。敗者復活戦をやるんだって…やっと帰れると思ったのに…」
部屋に来たお姉さんの確認に俺はため息を吐きながら返す。
「今回の敗者復活枠は3つもあるそうですよ」
「多くない?じゃあ最初から各グループの一位と二位を選出すれば良いのに…ってか去年はそんなルールじゃなかったっけ?」
「毎年同じルールだと面白くないから、と開催国がルールを変えてるみたいですからね…」
「なんじゃそりゃ…」
お姉さんの説明に俺はそんなんアリかよ…と思い呆れながら呟いた。
「敗者復活戦はトーナメントらしいですけど…」
「予選敗退は15か国なのにそんな半端な数でトーナメントって…運営は何を考えてんだ?」
「さあ?なんでも各グループに分けて抽選で決めていくとか」
「…意味わからん……それじゃシード枠が三つ?になるんじゃ…すげー適当で雑な決め方だな…アホかよ」
お姉さんが試合形式を伝えてくるので俺が粗にツッコむも、お姉さんも不思議そうに説明を続けるので俺はまたしても呆れながらため息を吐いて運営の考えに対して愚痴る。
「では、お供させてもらいます」
「お土産いっぱい買うぞー」
「おー!」
俺が雰囲気を変えるように誘うとおじさんは了承してくれたので俺達はホテルから出て観光をする事に。
…そして翌日。
グループ戦第二試合は侯爵家の跡取りである先輩がリーダーを務め…
みんな個人的な考えでバラバラに動いていたのでリーダーが負けて敗北した。
その翌日の第三試合は伯爵家の跡取りがリーダーを務めたが、結局統率の無い烏合の衆状態で勝てるハズもなく…
第二試合と同じく俺は開始位置から全く動く事なくリーダーがやられての敗北。
予選であるグループ戦での敗退が決まり、本戦へとは進めずに今年の世界戦が終わった。
「…坊ちゃま、残念でしたね」
「まあこんなもんですよ。万が一予選を突破したとしてもこんな状態じゃ本戦に残った国には勝てないでしょうし」
グループ戦の試合が全て終わった後の観光中におじさんが呟くので俺は当然の結果である事を告げる。
「みんなバラバラですもんね…」
「他のグループ戦を見たら俺らが勝てる要素はゼロだって。ガチガチに統率の取れた人達に策略に長けた軍師的な人がリーダーって…本格的な軍事戦だよ、もはや」
お姉さんのなんとも言えない感じでの呟きに俺は負けて良かった、と思いながら返すと…
「でも坊ちゃんなら勝てるでしょう?」
「あの程度なら一人で余裕だけど…勝つメリットが無いからね。目立って警戒されると嫌だし、国の騎士団になんて放り込まれたら自由なんて無いに等しいから最悪だし」
お姉さんが困ったように笑いながら聞くので、俺は肯定しつつも拒否しながら理由を話す。
「でも騎士団なら昇進とか昇格がありますから坊ちゃんなら直ぐに上の立場になれるんじゃ?」
「完全に実力主義の制度ならね。結局騎士団も家格でのマウントの取り合いだから、俺みたいな下流貴族出身で跡取りでもない状態なら捨て石か先鋒隊で使い潰されるだけだよ」
「…世知辛い世の中ですな…坊ちゃまほどの実力の持ち主でさえ、肩身の狭い思いをするとは…」
お姉さんの反論に俺が反論し返すとおじさんはため息を吐いて呟く。
「内戦とか戦争があれば功績で成り上がる事は可能なんだけど…まあでもソレは無いに越した事はないよね。その安定があと一年持つかも怪しいけど」
「…最近更に派閥争いが激化してますからね…既に小競り合いは国内の各地で起きてますし、本格的な内戦も時間の問題かと…」
「…そうなると周辺の諸国が黙ってはいないでしょうな。束の間の平和が崩れ、再び戦乱の世が…」
俺はハンター達から聞いた話を基にした予想を話すとお姉さんが微妙な顔で返し、おじさんはまたしてもため息を吐いて憂うように呟いた。
…翌日。
俺が部屋で帰り支度をしていると引率の教師からまさかの報告が。
「坊ちゃん、聞きました?」
「うん。敗者復活戦をやるんだって…やっと帰れると思ったのに…」
部屋に来たお姉さんの確認に俺はため息を吐きながら返す。
「今回の敗者復活枠は3つもあるそうですよ」
「多くない?じゃあ最初から各グループの一位と二位を選出すれば良いのに…ってか去年はそんなルールじゃなかったっけ?」
「毎年同じルールだと面白くないから、と開催国がルールを変えてるみたいですからね…」
「なんじゃそりゃ…」
お姉さんの説明に俺はそんなんアリかよ…と思い呆れながら呟いた。
「敗者復活戦はトーナメントらしいですけど…」
「予選敗退は15か国なのにそんな半端な数でトーナメントって…運営は何を考えてんだ?」
「さあ?なんでも各グループに分けて抽選で決めていくとか」
「…意味わからん……それじゃシード枠が三つ?になるんじゃ…すげー適当で雑な決め方だな…アホかよ」
お姉さんが試合形式を伝えてくるので俺が粗にツッコむも、お姉さんも不思議そうに説明を続けるので俺はまたしても呆れながらため息を吐いて運営の考えに対して愚痴る。
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