子爵家の長男ですが魔法適性が皆無だったので孤児院に預けられました。変化魔法があれば魔法適性なんて無くても無問題!

八神

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青年期 21

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そして翌日。


の午後。


「…お。どうやら来たみたいだ」


俺達が知り合いのハンター達が来るまで観光をしていると、どうやら意外と早く到着したらしい。


「じゃあ私は戻りますね」

「うん」


大通りでお姉さんと一旦別れて俺は知り合いのハンター達のところへと向かう。


「やあ。早かったね」

「…君は…!もう着いてたの!?」

「…俺達はこれでも早く着いたつもりだったが…」


俺が知り合いのハンター達に声をかけるとみんな驚いたような顔をする。


「俺達はちょっと近道を通ったから昨日着いた」

「近道?…馬で突っ切ってきたのか?」

「まあそんな感じ」


俺の適当な言葉に男が確認してくるので俺は曖昧に返した。


「じゃあもう紹介状は渡したのか?」

「まだ。ココに着いてからは情報収集してたから」

「なるほど…じゃあ今から行くか」

「そうだな」


知り合いのハンターの確認に俺が否定して理由を話すとハンターの一人がそう提案するのでみんなで辺境伯の所へと行く事に。





ーーーーーー





…辺境伯の青年に紹介状を渡すと兵士に城下町の端っこにある公園のような広場に案内され…


勝手にテントを設営して指示があるまで待機してろ、と言われてしまったので俺は一旦宿屋へと戻った。


「…ただいまー」

「え!?お帰りなさい…もしかして断られたんですか?」

「なんか指示あるまで待機してろって言われたから帰って来た」


俺が宿屋の部屋に入るとお姉さんが驚きながら尋ねてくるので俺は帰って来た理由を話してベッドに座る。


「…大丈夫なんですか?」

「大丈夫大丈夫。知り合いのハンター達に場所と部屋の番号教えてるし」


なんかあったら連絡くるでしょ。と俺は心配そうに確認してきたお姉さんに軽い感じで返す。



…翌日。



「…おはよう。どうだった?」

「未だに指示は無い」


傭兵の居る区間に移動して俺が挨拶しながら聞くと知り合いのハンターの一人が答えた。


「へー。来て直ぐに出陣だったアッチとは大違いだ」

「それだけ戦況に余裕があるという事だろう」

「…確かに。アッチは激戦だったからな…」


俺の以外に思いながらの言葉に別のハンターが予想し、男が思い出すように呟く。


「でもコッチの方がアッチよりも死傷者の割合が多いんだから不思議だよね」

「そうなのか?」

「話を聞く限りは」

「それは確かに不思議だな…」


俺が雑談のように話すとハンターの一人が確認するので適当な感じで返すと他のハンターも賛同するように呟いた。


「敵が強いのか騎士団が自分達の消耗を減らすための盾にしてるのか分からないけど…とりあえず準備は万端にしておいた方が良いかも」

「…そうだな。いつ出撃の指示を下されるか分からない以上は常に準備を整えてねば」


俺の予想しながらの発言にハンターの一人が頷いて同意する。


「…しかし、傭兵の数もさほど多くないな」

「多分俺達合わせて300名前後だと思う。負傷者が200名ぐらいだったかな」

「…合わせて500名ほどか。侯爵の所と比べると少ないな…」

「まあでも今から増えてくでしょ。多分」


ハンターの一人が周りのテントの数を見ながら言うので俺は昨日聞いた情報を話し、男の考えるような呟きに楽観的に返した。


「…だといいんだが…」

「…ん?君は!君も来てたのか!」

「あ」


他のハンターが呟くとココにいる仲間達とは別の知り合いのハンターが声をかけてくる。


「ははっ、知り合いが多いな」

「…我々もそうだが、ダンジョン内で少年に助けられたハンターは多い」

「今度ギルドに行った時に彼の話をしてごらんよ。新人か世間知らず以外とは会話に困らないはずさ」

「ふ…俺も戦場で助けられた口だからな」


男が笑いながら言うと他のハンター達が俺の事について話し出し、男は笑って同意した。


「コッチにはいつから?」

「三日ほど前に来たが、未だに待機だ」

「へー」

「噂では先週の出陣で傭兵が居なくなったから人数が揃うのを待っている…と聞いたが、どうだかな」


俺の問いにハンターは笑って肩を竦めながら返し、その理由を予想するように話す。
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