186 / 480
青年期 122
しおりを挟む
「…お、美味い」
「美味しいですね」
運ばれて来たピロシキを一つ食べて感想を言うとお姉さんが『俺の』皿に乗ってるピロシキを一つフォークで刺して食べ、同意する。
「コレは揚げてるから皮のカリカリした食感がまた美味い」
「やっぱり揚げ物ですねー」
「流石揚げ物に外れはないなー…」
「だろ?」
俺とお姉さんが料理を評価して話すと男の一人がドヤ顔で返す。
「ブォルシィチにはスティックバダールを付けて食べると絶品だ」
「へー、やってみよ」
青年の助言に俺は付け合わせっぽい物を追加注文して試してみる事に。
「…お、マジで美味い」
「サクサクのパンに合いますね」
…ボルシチに棒状に切られたパンを付けて食べてみるとビーフシチューに焼いたパンを付けて食べるのと同じぐらいに美味かった。
ーーーー
「…ふー…美味かった。ご馳走さん」
「美味しかったですね」
男達がおすすめする料理やデザートを食べて腹一杯になったので合掌して挨拶するとお姉さんも満足したように言う。
「どうだ?ロムニアの飯は美味いだろ?」
「ん。美味かった」
「そうだろうそうだろう…北西の地域以外の飯は美味いもんだ」
「北西はまた別なんだ?」
「荒れた土地が多いから収穫出来る物も限られていてな…この前話した内戦のキッカケも食糧問題だったからな」
男の一人の確認に俺が肯定すると別の男が得意気に頷きながら例外を挙げ、疑問を聞くと青年が理由を話してくれる。
「…さて。私達はそろそろ仕事の時間ですね」
「もうそんな時間か」
「またな」
おじさんが時計を見て立ち上がると他の男達も席を立って会計を済ませて店から出て行く。
「…あ、しまった。召喚について聞くのを忘れてた」
男達が居なくなった後に俺らも宿に戻るか…と思いながら立ち上がり、その拍子にふと思い出して呟く。
「あ。…また次の機会に、ですね…」
「…くっそー…飯の事で頭がいっぱいだったからすっかり忘れてた…」
お姉さんも気づいたように呟くと残念そうに返し、俺は後悔しながら呟いた。
「今から追いかけます?もしかしたら間に合うかもしれませんし…」
「いや、探すのも面倒だから次でいいや。どうせ近い内にまた会えるでしょ」
「そうですね」
お姉さんの提案を俺が断って楽観的に言うとお姉さんはその意見に同意するので、俺はそのまま会計を済ませて宿屋へと戻る事に。
…翌日。
「…お。なんだ?ジャガイモがめっちゃ安い」
「…本当ですね」
「やあそこのカップル。昼食の一品にも夕飯の一品にも使える芋はどうだい?」
観光するために適当に市場を歩いてると格安の値段表記が目に留まり、ジャガイモを手に取って見ると店員が声をかけてくる。
「…そうだな…じゃがバターとかフライドポテト…ハッシュドポテトとかもいいな…」
「ポテトは色んな料理に使える万能食材だよ」
「じゃあ少し買っていこうかな」
「ありがとうございます!」
俺がジャガイモを使った料理を思い浮かべながら呟くと店員がセールストークのように言い、俺は説得されるようにジャガイモを手に取って品質を調べて選びながら10キロ分購入した。
「…お。コレは…」
ジャガイモを購入した店から少し離れたところで今度はさつまいもを発見。
「珍しい…ってか安っ!」
「…これだとラスタの1/3…1/4ほどの値段じゃないです?」
値段表記を見ると個数では無く重さでの値段になっており、それでもかなり安いので俺が驚くとお姉さんも驚きながら返す。
「そういや俺らんトコで売られてたヤツってロムニア原産だっけ?」
「…すみません、覚えてません…」
「まあいいや。スイーツ作るのに便利だし、いっぱい買ってエーデル達にも分けてやろう」
俺の問いにお姉さんは思い出そうとするも忘れたのか恥ずかしそうに呟き、俺は適当に返して大量購入する事にした。
「きっと喜ぶと思いますよ」
「アッチじゃ簡単には手に入らないし、値段も中々に高いからね」
お姉さんが予想しながら言うので俺は同意するように言う。
「今日のお昼ご飯が楽しみですね!」
「…普通に外食しようと思ったけど…作るかぁ…」
お姉さんの期待しながらの嬉しそうな発言に俺は面倒くさいなぁ…と思いながらも何を作ろうか考えながら呟く。
「あ、コロッケが食べたいです!」
「あ、そう言えばさっきカボチャっぽいのも見かけたような…」
お姉さんがメニューをリクエストするので俺はふと思い出すように来た道を戻る。
「おお…俺らんトコよりは安いとはいえ、ジャガイモと比べたら中々…」
芋類とは違って重さではなく個数で、しかもそこそこ張る値段に、俺は微妙な顔になって呟いた。
「…まあいいか」
…魔石のおかげで金の心配は無く、スイーツにも使える事からとりあえず質の良さげな物を大量に購入する。
「…さつまいもと合わせて後で拠点に持って行ってエーデル達が来た時に渡そ…」
「もしかしたら他にも安い物があるかもしれませんよ?」
「あー…確かに。じゃあ夜か明日あたりでいいかな」
昼食時に分身に運ばせようと思いながら呟くとお姉さんが引き留めるように言い、俺は賛同して運ぶ時間を遅らせる事に。
「美味しいですね」
運ばれて来たピロシキを一つ食べて感想を言うとお姉さんが『俺の』皿に乗ってるピロシキを一つフォークで刺して食べ、同意する。
「コレは揚げてるから皮のカリカリした食感がまた美味い」
「やっぱり揚げ物ですねー」
「流石揚げ物に外れはないなー…」
「だろ?」
俺とお姉さんが料理を評価して話すと男の一人がドヤ顔で返す。
「ブォルシィチにはスティックバダールを付けて食べると絶品だ」
「へー、やってみよ」
青年の助言に俺は付け合わせっぽい物を追加注文して試してみる事に。
「…お、マジで美味い」
「サクサクのパンに合いますね」
…ボルシチに棒状に切られたパンを付けて食べてみるとビーフシチューに焼いたパンを付けて食べるのと同じぐらいに美味かった。
ーーーー
「…ふー…美味かった。ご馳走さん」
「美味しかったですね」
男達がおすすめする料理やデザートを食べて腹一杯になったので合掌して挨拶するとお姉さんも満足したように言う。
「どうだ?ロムニアの飯は美味いだろ?」
「ん。美味かった」
「そうだろうそうだろう…北西の地域以外の飯は美味いもんだ」
「北西はまた別なんだ?」
「荒れた土地が多いから収穫出来る物も限られていてな…この前話した内戦のキッカケも食糧問題だったからな」
男の一人の確認に俺が肯定すると別の男が得意気に頷きながら例外を挙げ、疑問を聞くと青年が理由を話してくれる。
「…さて。私達はそろそろ仕事の時間ですね」
「もうそんな時間か」
「またな」
おじさんが時計を見て立ち上がると他の男達も席を立って会計を済ませて店から出て行く。
「…あ、しまった。召喚について聞くのを忘れてた」
男達が居なくなった後に俺らも宿に戻るか…と思いながら立ち上がり、その拍子にふと思い出して呟く。
「あ。…また次の機会に、ですね…」
「…くっそー…飯の事で頭がいっぱいだったからすっかり忘れてた…」
お姉さんも気づいたように呟くと残念そうに返し、俺は後悔しながら呟いた。
「今から追いかけます?もしかしたら間に合うかもしれませんし…」
「いや、探すのも面倒だから次でいいや。どうせ近い内にまた会えるでしょ」
「そうですね」
お姉さんの提案を俺が断って楽観的に言うとお姉さんはその意見に同意するので、俺はそのまま会計を済ませて宿屋へと戻る事に。
…翌日。
「…お。なんだ?ジャガイモがめっちゃ安い」
「…本当ですね」
「やあそこのカップル。昼食の一品にも夕飯の一品にも使える芋はどうだい?」
観光するために適当に市場を歩いてると格安の値段表記が目に留まり、ジャガイモを手に取って見ると店員が声をかけてくる。
「…そうだな…じゃがバターとかフライドポテト…ハッシュドポテトとかもいいな…」
「ポテトは色んな料理に使える万能食材だよ」
「じゃあ少し買っていこうかな」
「ありがとうございます!」
俺がジャガイモを使った料理を思い浮かべながら呟くと店員がセールストークのように言い、俺は説得されるようにジャガイモを手に取って品質を調べて選びながら10キロ分購入した。
「…お。コレは…」
ジャガイモを購入した店から少し離れたところで今度はさつまいもを発見。
「珍しい…ってか安っ!」
「…これだとラスタの1/3…1/4ほどの値段じゃないです?」
値段表記を見ると個数では無く重さでの値段になっており、それでもかなり安いので俺が驚くとお姉さんも驚きながら返す。
「そういや俺らんトコで売られてたヤツってロムニア原産だっけ?」
「…すみません、覚えてません…」
「まあいいや。スイーツ作るのに便利だし、いっぱい買ってエーデル達にも分けてやろう」
俺の問いにお姉さんは思い出そうとするも忘れたのか恥ずかしそうに呟き、俺は適当に返して大量購入する事にした。
「きっと喜ぶと思いますよ」
「アッチじゃ簡単には手に入らないし、値段も中々に高いからね」
お姉さんが予想しながら言うので俺は同意するように言う。
「今日のお昼ご飯が楽しみですね!」
「…普通に外食しようと思ったけど…作るかぁ…」
お姉さんの期待しながらの嬉しそうな発言に俺は面倒くさいなぁ…と思いながらも何を作ろうか考えながら呟く。
「あ、コロッケが食べたいです!」
「あ、そう言えばさっきカボチャっぽいのも見かけたような…」
お姉さんがメニューをリクエストするので俺はふと思い出すように来た道を戻る。
「おお…俺らんトコよりは安いとはいえ、ジャガイモと比べたら中々…」
芋類とは違って重さではなく個数で、しかもそこそこ張る値段に、俺は微妙な顔になって呟いた。
「…まあいいか」
…魔石のおかげで金の心配は無く、スイーツにも使える事からとりあえず質の良さげな物を大量に購入する。
「…さつまいもと合わせて後で拠点に持って行ってエーデル達が来た時に渡そ…」
「もしかしたら他にも安い物があるかもしれませんよ?」
「あー…確かに。じゃあ夜か明日あたりでいいかな」
昼食時に分身に運ばせようと思いながら呟くとお姉さんが引き留めるように言い、俺は賛同して運ぶ時間を遅らせる事に。
151
あなたにおすすめの小説
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
転生者は力を隠して荷役をしていたが、勇者パーティーに裏切られて生贄にされる。
克全
ファンタジー
第6回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門日間ランキング51位
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門週間ランキング52位
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
無自覚人たらしマシュマロ令嬢、王宮で崇拝される ――見た目はぽっちゃり、中身は只者じゃない !
恋せよ恋
ファンタジー
富豪にして美食家、オラニエ侯爵家の長女ステファニー。
もっちり体型から「マシュマロ令嬢」と陰口を叩かれる彼女だが、
本人は今日もご機嫌に美味しいものを食べている。
――ただし、この令嬢、人のオーラが色で見える。
その力をひけらかすこともなく、ただ「気になるから」と忠告した結果、
不正商会が摘発され、運気が上がり、気づけば周囲には信奉者が増えていく。
十五歳で王妃に乞われ、王宮へ『なんでも顧問』として迎えられたステファニー。
美食を愛し、人を疑わず、誰にでも礼を尽くすその姿勢は、
いつの間にか貴族たちの心を掴み、王子たちまで惹きつけていく。
これは、
見た目はぽっちゃり、されど中身は只者ではないマシュマロ令嬢が、
無自覚のまま王宮を掌握していく、もっちり系・人たらし王宮譚。
🔶登場人物・設定は筆者の創作によるものです。
🔶不快に感じられる表現がありましたらお詫び申し上げます。
🔶誤字脱字・文の調整は、投稿後にも随時行います。
🔶今後もこの世界観で物語を続けてまいります。
🔶 エール📣いいね❤️励みになります!
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】
のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。
そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。
幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、
“とっておき”のチートで人生を再起動。
剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。
そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。
これは、理想を形にするために動き出した少年の、
少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。
【なろう掲載】
生活魔法は万能です
浜柔
ファンタジー
生活魔法は万能だ。何でもできる。だけど何にもできない。
それは何も特別なものではないから。人が歩いたり走ったりしても誰も不思議に思わないだろう。そんな魔法。
――そしてそんな魔法が人より少し上手く使えるだけのぼくは今日、旅に出る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる