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青年期 298
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…それから適当に話しながら魔物を倒して先に進み、第六階層へと降りる。
「あ、グリーズベアー」
「グオー!!…グッ…!」
女の子は魔物を発見すると肩にかけてた猟銃を取って構えながら近づき、魔物がコッチに気づいて威嚇すると女の子が発砲して一撃で仕留めた。
「おおー、対物ライフルを使わずともグリーズベアーを一発か」
「今使ったのは散弾じゃなくて一発弾だからね。流石に距離を取りすぎると一発では死なないけど」
「へー。ソレ散弾銃だと思ったのに違うのか」
「散弾も撃てるよ?弾を変えれば、ね」
分身の俺が感心して褒めるように言うと女の子は魔物素材を拾いながら返し、意外に思って聞くと女の子が軽く説明するように告げる。
「でも魔物に囲まれた時ぐらいかな?散弾を使うのは」
「散弾って防弾チョッキを抜けないんだっけ?」
「うん。でもフルヒットすれば衝撃で骨を折るどころか内臓にまでダメージを与える事が出来るけど」
女の子の発言に分身の俺が確認すると女の子は肯定しながらも条件次第でダメージが甚大になる事を話す。
「…防弾チョッキって薄いからな…鎧とか着込んでる相手には効果薄そう」
「それは鎧の質にもよるんじゃない?まあその場合は今みたいに一発弾を使えば良いんだけど」
「…グリーズベアーでも一撃ならかなり質の良い鎧じゃないと防ぐのは無理だな。ドラゴンの鱗レベルの強度が無いと厳しいか…?」
「ドラゴンの鱗って硬いもんね…この一発弾でも少しのヒビしか入んないし」
分身の俺は騎士を相手に想定しながら言うと女の子が否定的に返して猟銃を持ち上げ、分身の俺が予想を話すと女の子は思い出すように肯定した。
「…お、いた」
「グルル…!」
「えっ!?」
分身の俺が魔物を発見して近づくと魔物は珍しく威嚇をせずに唸るといきなり体当たりをして来ながら噛みついてくる。
「グルァ!!」
「はっはっは、よしよし」
何故か知らんが魔物が凶暴化しているので分身の俺は魔物に馬乗りにされて両手の爪で激しく引っかかれてる中、笑いながら魔物の腹を撫でて宥めにかかった。
「…グルル…!」
「…あ、大人しくなった」
魔物は警戒した様子で唸ると分身の俺の上から退き、女の子が意外そうに言う。
「さあ、おいで」
「グルル…!」
分身の俺が立ち上がって両手を広げると魔物は両手を上げて威嚇した後にいつも通り腕を大振りして引っ掻いてくる。
「…そろそろか。おやすみ」
「…グッ…!」
分身の俺は魔物に貫手を突っ込むと心臓抜きをせずに核を掴んだまま握り潰して倒す。
「…グリーズベアーの体当たりくらって、肩を思いっきり噛みつかれて、馬乗りに潰されて、その状態からめちゃくちゃ引っかかれても無傷とか流石にヒく」
「まあ普通なら噛みつきの時点で死ぬな。鎧の質にもよるが」
「どんなに上質な鎧だったとしてもその後の馬乗りで死ぬよ。そんな即死コンボ喰らってんのに笑って魔物の凶暴化を解くとかマジで人間の耐久力じゃないって」
魔物素材を回収してると女の子がドン引きした様子で言い、分身の俺が適当に想定を話すと女の子はツッコミを入れるように返して人を人外扱いしてきた。
「魔物じゃなかったとしても、対刃装備で固めたプロレスラーが熊に押し倒されたら普通死ぬからね?」
「そうか?じゃれてるだけなら重さに耐えられれば生還できんじゃね?」
「…確かに。私の例えが悪かったかも…プロレスラーならワンチャン死ななそう」
女の子の呆れたような感じでの例えに分身の俺が反論すると女の子は納得して前言撤回するように返す。
「しっかし魔物が凶暴化してたって事は…誰かが倒し損ねたやつだな」
「あんまり弱ってる様子は無かったからちょっと戦って直ぐに逃げたんじゃない?」
「かもしれん」
分身の俺が予想を話すと女の子も予想で返し、分身の俺は賛同する。
「凶暴化してると威嚇しないで即襲いかかってくるから厄介なんだよねぇ…いつもなら先手を取れるのに後手に回されるし」
「俺は大抵後手だからあんま関係ないな。なんならカウンターで先手に持ち込めるし」
「はいはい。羨ましい羨ましい」
女の子の嫌そうな顔でのため息混じりの発言に分身の俺が適当な感じでそう返すと女の子は雑に流した。
「…ってか肉落ちた?」
「落ちたぞ。ほら」
「あ、ホントだ。ソッチのあまりの人外さにびっくりしてて見てなかった」
女の子は少し考えて確認するように尋ね、分身の俺が容器を取り出して開けて見せると嬉しそうな顔になる。
「…うーん…なんだか小腹が空いてきちゃったなぁ…」
…先に進んで行くと女の子が魔物を倒した後にお腹に手を当てながら呟く。
「残念ながら今は拾った肉しか持ってないぞ。ダンジョンに落としたら大変だから予備のポーチしか持って来てないし」
「…パンとチーズは持ってるから肉少しちょうだい。グリーズベアーのやつ」
分身の俺がいつものポーチを持ってない理由を誤魔化すように嘘を吐くと女の子は少し考えて魔物の肉を指定して要求してきた。
「ナイフ持ってる?」
「はい」
「何枚食べる?」
「二枚…三枚!」
「はいよ」
分身の俺の確認に女の子が皮のケースに入ったナイフを取り出して差し出し、魔物の肉を取り出して尋ねると女の子は指で数を示しながら答えるので分身の俺は肉を薄く切って渡す。
「あ、グリーズベアー」
「グオー!!…グッ…!」
女の子は魔物を発見すると肩にかけてた猟銃を取って構えながら近づき、魔物がコッチに気づいて威嚇すると女の子が発砲して一撃で仕留めた。
「おおー、対物ライフルを使わずともグリーズベアーを一発か」
「今使ったのは散弾じゃなくて一発弾だからね。流石に距離を取りすぎると一発では死なないけど」
「へー。ソレ散弾銃だと思ったのに違うのか」
「散弾も撃てるよ?弾を変えれば、ね」
分身の俺が感心して褒めるように言うと女の子は魔物素材を拾いながら返し、意外に思って聞くと女の子が軽く説明するように告げる。
「でも魔物に囲まれた時ぐらいかな?散弾を使うのは」
「散弾って防弾チョッキを抜けないんだっけ?」
「うん。でもフルヒットすれば衝撃で骨を折るどころか内臓にまでダメージを与える事が出来るけど」
女の子の発言に分身の俺が確認すると女の子は肯定しながらも条件次第でダメージが甚大になる事を話す。
「…防弾チョッキって薄いからな…鎧とか着込んでる相手には効果薄そう」
「それは鎧の質にもよるんじゃない?まあその場合は今みたいに一発弾を使えば良いんだけど」
「…グリーズベアーでも一撃ならかなり質の良い鎧じゃないと防ぐのは無理だな。ドラゴンの鱗レベルの強度が無いと厳しいか…?」
「ドラゴンの鱗って硬いもんね…この一発弾でも少しのヒビしか入んないし」
分身の俺は騎士を相手に想定しながら言うと女の子が否定的に返して猟銃を持ち上げ、分身の俺が予想を話すと女の子は思い出すように肯定した。
「…お、いた」
「グルル…!」
「えっ!?」
分身の俺が魔物を発見して近づくと魔物は珍しく威嚇をせずに唸るといきなり体当たりをして来ながら噛みついてくる。
「グルァ!!」
「はっはっは、よしよし」
何故か知らんが魔物が凶暴化しているので分身の俺は魔物に馬乗りにされて両手の爪で激しく引っかかれてる中、笑いながら魔物の腹を撫でて宥めにかかった。
「…グルル…!」
「…あ、大人しくなった」
魔物は警戒した様子で唸ると分身の俺の上から退き、女の子が意外そうに言う。
「さあ、おいで」
「グルル…!」
分身の俺が立ち上がって両手を広げると魔物は両手を上げて威嚇した後にいつも通り腕を大振りして引っ掻いてくる。
「…そろそろか。おやすみ」
「…グッ…!」
分身の俺は魔物に貫手を突っ込むと心臓抜きをせずに核を掴んだまま握り潰して倒す。
「…グリーズベアーの体当たりくらって、肩を思いっきり噛みつかれて、馬乗りに潰されて、その状態からめちゃくちゃ引っかかれても無傷とか流石にヒく」
「まあ普通なら噛みつきの時点で死ぬな。鎧の質にもよるが」
「どんなに上質な鎧だったとしてもその後の馬乗りで死ぬよ。そんな即死コンボ喰らってんのに笑って魔物の凶暴化を解くとかマジで人間の耐久力じゃないって」
魔物素材を回収してると女の子がドン引きした様子で言い、分身の俺が適当に想定を話すと女の子はツッコミを入れるように返して人を人外扱いしてきた。
「魔物じゃなかったとしても、対刃装備で固めたプロレスラーが熊に押し倒されたら普通死ぬからね?」
「そうか?じゃれてるだけなら重さに耐えられれば生還できんじゃね?」
「…確かに。私の例えが悪かったかも…プロレスラーならワンチャン死ななそう」
女の子の呆れたような感じでの例えに分身の俺が反論すると女の子は納得して前言撤回するように返す。
「しっかし魔物が凶暴化してたって事は…誰かが倒し損ねたやつだな」
「あんまり弱ってる様子は無かったからちょっと戦って直ぐに逃げたんじゃない?」
「かもしれん」
分身の俺が予想を話すと女の子も予想で返し、分身の俺は賛同する。
「凶暴化してると威嚇しないで即襲いかかってくるから厄介なんだよねぇ…いつもなら先手を取れるのに後手に回されるし」
「俺は大抵後手だからあんま関係ないな。なんならカウンターで先手に持ち込めるし」
「はいはい。羨ましい羨ましい」
女の子の嫌そうな顔でのため息混じりの発言に分身の俺が適当な感じでそう返すと女の子は雑に流した。
「…ってか肉落ちた?」
「落ちたぞ。ほら」
「あ、ホントだ。ソッチのあまりの人外さにびっくりしてて見てなかった」
女の子は少し考えて確認するように尋ね、分身の俺が容器を取り出して開けて見せると嬉しそうな顔になる。
「…うーん…なんだか小腹が空いてきちゃったなぁ…」
…先に進んで行くと女の子が魔物を倒した後にお腹に手を当てながら呟く。
「残念ながら今は拾った肉しか持ってないぞ。ダンジョンに落としたら大変だから予備のポーチしか持って来てないし」
「…パンとチーズは持ってるから肉少しちょうだい。グリーズベアーのやつ」
分身の俺がいつものポーチを持ってない理由を誤魔化すように嘘を吐くと女の子は少し考えて魔物の肉を指定して要求してきた。
「ナイフ持ってる?」
「はい」
「何枚食べる?」
「二枚…三枚!」
「はいよ」
分身の俺の確認に女の子が皮のケースに入ったナイフを取り出して差し出し、魔物の肉を取り出して尋ねると女の子は指で数を示しながら答えるので分身の俺は肉を薄く切って渡す。
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