クラスまるごと異世界転移

八神

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後日談

後日談 1

…異世界から帰還しての後日。


「お、パセリじゃん」


柴田、藤原との下校中に友達を見かけたので俺は声をかけた。


「ウミ…!…久し、ぶり?」

パセリ…もとい長谷部は足を止めて振り向いた後に驚いたような、意外そうな顔で俺のあだ名を呼んでちょっと考えた後に若干困ったような感じで返す。


「久しぶり…になるのか?イマイチ時間の流れが良くわかんねーからな…多分コッチでは一、二週間振りぐらいじゃね?」

「そう?…そんなもんか、な…」


俺らの体感的には異世界にそこそこ長い間ぐらい居たのでかなり久しぶりになるのだが…


コッチの世界にいた長谷部の体感がどうなのか分からないので、俺が微妙な感じで返すと長谷部もまた煮え切らないような微妙な感じで返してくる。


「海、誰?」

「俺の親友。だと思ってるが、一応友達」

「ほー、海の親友…ねぇ」


柴田の不思議そうな疑問に俺が予防線を張りながら関係性を答えると藤原は意外そうな感じで長谷部を見て呟いた。


「コイツらは同じクラスの友達。コッチが柴田でコイツが藤原」

「柴田だ」

「俺、藤原」

「あ、うん。俺は長谷部」


俺の紹介に柴田と藤原がもう一度名乗り、長谷部も自己紹介のように名乗る。


「そういやお嬢はどうだった?いつも通りか?」

「えっ!?知ってるの!?」

「…何が?なんかあったのか?」


俺は歩きながら世間話として今や売れない女子高生アイドルにまで落ちぶれている『お嬢』の近況を聞くと長谷部が驚愕した様子で足を止めるので、俺も足を止めて真剣な顔で尋ねた。


「おっ、なんかあったのか?」

「もしかしてちょっとやべーやつ?」

「…いや、実は…信じてもらえるか分からないけど…これ言っちゃっていいのか…」


藤原と柴田も足を止めて不思議そうに聞くと長谷部は言いづらそうな感じで躊躇いながら悩んだそうに呟く。


「もしかしてお嬢に彼氏ができたとか?お前以外の。まさか妊娠とか結婚じゃねーよな?お前以外の奴と」

「いや、ソレは無いって。いや…万が一ってか絶対にありえないことでは無いけどさ…」


俺の今思いつく限りの予想に長谷部は手を振ってキッパリと否定した後に微妙な感じで前言撤回するように呟き…


「実はこの前まで異世界に行ってたんだ、俺」

「「「は?」」」


かなり衝撃的で予想外なその返答に俺ら三人の反応が被る。


「…まあ信じられないと思うけど…お嬢も居た。でもあの世界で会ったのは一回だけだったけど」

「…お前も異世界に?ってかお嬢も、って…」


長谷部の若干不機嫌そうな顔からの更なる追加情報に俺は理解が追いつかないまま返す。
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