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「あっ!た、助けて!」
「海!」
「おおよ」
斉藤の時に何かしらコツを掴んだのか藤原は鉄格子越しにミノタウルスから逃げ回っている女性と俺の兵をスキルで消すと…
ミノタウルス側に兵士が、そして俺らの隣に女性が戻ってくる。
「おいおい…まるでワープじゃねーか」
「便利でありがたいことだな」
柴田が羨ましがりながらも悔しそうに言うので俺は兵に女性を拘束しているロープを切るよう指示して返事をする。
「あ、ありがとうございます!もう少しで私…あの化物に…!」
「礼には及ばない…けど、あと何人捕まってる?」
頭を下げてお礼を言う女性に藤原はカッコつけたように返した。
「私が知る限りではあと三人ですが…」
「つー事はあと二人か」
「どうする?流石にこの人連れてこのまま進めねーだろ」
「そーだな…藤、お前その人を送ってけ。俺と柴で他の人探しとくから」
俺は兵を20体召喚して藤原の護衛兼囮として付ける事に。
「分かったよ。ちゃんと目印用意しとけよ?」
「俺の兵が一体でも残ってれば道案内させるわ」
「…全滅したら終わりじゃねーか」
俺らは一旦藤原と別れてから来た道を戻って別れ道の逆を進む。
「お!また宝箱!」
「アレは藤が戻って来ないと無理だな」
「ココで待つか?」
「そだな…魔獣も周りにいねぇし」
…宝箱を守る魔獣は居るものの、宝箱の前から離れようとしないので大丈夫だろう…と俺らは藤原と合流するまで休憩する事にした。
「おーい!」
…少しの間座って柴田と喋っていると兵を15体ほど引き連れた藤原が戻ってくる。
「お、来た来た」
「んじゃ、行きますか」
「お!アレ宝箱じゃん!」
藤原と合流し、宝箱を開けるも中身はまたしても鍵だった。
「いらねぇ~」
「ってかなんで宝箱の中にカギが?」
「さあな。ミノタウルスがわざわざ入れたんじゃね?」
「そんな知恵があるようには見えなかったけどな」
必要ないとは思いつつも鍵を袋の中に入れて奥の方へと進む。
するとキン、キン…という金属音がどこからか聞こえてくる。
「なんか聞こえねぇ?」
「ツルハシで鉱石でも掘ってんじゃねーの?」
「こんなところでか?」
「じゃあ何の音だよ」
「知らねーよ」
とりあえず何の音か気になるので音のする方へと行ってみる事に。
「海!」
「おおよ」
斉藤の時に何かしらコツを掴んだのか藤原は鉄格子越しにミノタウルスから逃げ回っている女性と俺の兵をスキルで消すと…
ミノタウルス側に兵士が、そして俺らの隣に女性が戻ってくる。
「おいおい…まるでワープじゃねーか」
「便利でありがたいことだな」
柴田が羨ましがりながらも悔しそうに言うので俺は兵に女性を拘束しているロープを切るよう指示して返事をする。
「あ、ありがとうございます!もう少しで私…あの化物に…!」
「礼には及ばない…けど、あと何人捕まってる?」
頭を下げてお礼を言う女性に藤原はカッコつけたように返した。
「私が知る限りではあと三人ですが…」
「つー事はあと二人か」
「どうする?流石にこの人連れてこのまま進めねーだろ」
「そーだな…藤、お前その人を送ってけ。俺と柴で他の人探しとくから」
俺は兵を20体召喚して藤原の護衛兼囮として付ける事に。
「分かったよ。ちゃんと目印用意しとけよ?」
「俺の兵が一体でも残ってれば道案内させるわ」
「…全滅したら終わりじゃねーか」
俺らは一旦藤原と別れてから来た道を戻って別れ道の逆を進む。
「お!また宝箱!」
「アレは藤が戻って来ないと無理だな」
「ココで待つか?」
「そだな…魔獣も周りにいねぇし」
…宝箱を守る魔獣は居るものの、宝箱の前から離れようとしないので大丈夫だろう…と俺らは藤原と合流するまで休憩する事にした。
「おーい!」
…少しの間座って柴田と喋っていると兵を15体ほど引き連れた藤原が戻ってくる。
「お、来た来た」
「んじゃ、行きますか」
「お!アレ宝箱じゃん!」
藤原と合流し、宝箱を開けるも中身はまたしても鍵だった。
「いらねぇ~」
「ってかなんで宝箱の中にカギが?」
「さあな。ミノタウルスがわざわざ入れたんじゃね?」
「そんな知恵があるようには見えなかったけどな」
必要ないとは思いつつも鍵を袋の中に入れて奥の方へと進む。
するとキン、キン…という金属音がどこからか聞こえてくる。
「なんか聞こえねぇ?」
「ツルハシで鉱石でも掘ってんじゃねーの?」
「こんなところでか?」
「じゃあ何の音だよ」
「知らねーよ」
とりあえず何の音か気になるので音のする方へと行ってみる事に。
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