クラスまるごと異世界転移

八神

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…その夜。


「ふー、やっぱ温泉っていいねぇ」

「家の中に温泉って凄くない?どうやって作ったの?」

「温泉がある所に家を作ったんじゃないの?」


俺らが夕飯の準備をしてると風呂上がりの女子達がパジャマ姿でやって来る。


「…僕、パジャマ持ってないんだけど…」

「俺らもそうよ」

「真面目か。別に無理して女子に合わせる必要なくね?」

「そもそも俺ら寝る時も出る時も同じ格好だしな」


飯島の不安そうな言葉に俺が適当にフォローすると柴田がツッコんだ後にフォローして藤原も同じようにフォローした。


「えー、パジャマパーティーだって言ったのにパジャマ持ってないの?」

「そりゃ男のパジャマは私服だからな」

「何かあった時に直ぐに外に出れる格好じゃないと困るだろ?」

「…まあ、そうだけど…」


佐藤の飯島を弄るかのような問いに藤原がそう返すと柴田も庇うように理由を話して佐藤は言い包められる。


「お、そろそろ良いんじゃね?」

「じゃあ始めまーす!」

「生地を投下!」


俺が鉄板の油の馴染み具合を見て確認すると深山が音頭を取ってから斎藤が生地を入れて行く。


「具材投入!」

「…なんかタコ以外にもいっぱいあんだけど」

「そりゃパーティーなら具材を色々試さないとな」


住吉が半分の生地にタコの切り身を入れた後に別のボウルをとりだし、残り半分の生地にチーズとかおかきとかを入れるのを見て藤原が呟くと柴田がツッコむように返す。


「…そろそろひっくり返してもいいかな?」

「いいんじゃない?」


清水の確認に佐藤が了承すると深山と住吉が反対側の端から生地をどんどんクルクル回してひっくり返して行く。


「…わ、わ。え…難しくない?」

「あちゃー…」


清水もひっくり返そうとするも上手く行かず変な形になった物を見て佐藤が呟いた。


「…美味しい!」 

「お、美味いな。そして上手いな」

「外はサクサクだけど中がトロトロって一番難しくて美味いやつじゃん」

「…深山さん達、料理も上手なんだ…」

「そりゃ毎日のように海原から料理を教わってるからね」


飯島が一つ食べて驚くので俺も食べて感想を言うと藤原も感心したように言い、清水が萎縮するような感じで呟くと住吉が理由を話す。


「「え?」」

「正確には俺じゃねーけど…まあいいや。うめぇうめぇ」


驚きながら俺を見る飯島と清水に兵の説明しようかと思ったが面倒になったので適当に返した。


「意外と天かすとかチーズとか合うな」

「前にテレビでやってるのを見て試して美味しかったから」

「へぇー」


柴田の感想に斎藤が経験談的な事を返すと飯島は感心したように呟く。


「ウインナー入れよーぜ」

「んじゃソーセージも行くか」

「鮭の塩焼きも入れてみるか」

「コーンも美味しそう」


女子達も食べ始めたので今度は俺らが焼こうと半分の生地に色々と思いついた物を次々と入れる。
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