クラスまるごと異世界転移

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「…よしオッケー。順番はどうする？」


とりあえず適当な物を手当たり次第混ぜたモノをタネにした後に柴田達に問う。


「普通に海からで良いんじゃね？最後は藤で」

「だな」

「…じゃあ…コレだ。…美味い、セーフ」


柴田の提案に藤原が同意するので俺はボウルの中から一つ選んで食べるも外れでは無かった。


「次は僕か………セーフ」

「俺か。コレだぁ！…ん？」


飯島が選んで食べたのは普通のたこ焼きだったらしいが、その次に選んで食べた柴田の表情が変わる。


「お、外れか？」

「美味い。セーフ」

「フェイントかよ。姑息な手を…コレだ！…ん？」


俺が味を聞くと柴田はニヤリと笑って答え、藤原がツッコむように言った後に選んだたこ焼きを食べて柴田みたいに表情を変えた。


「…あ、コレ多分外れだ」

「にしてはリアクション薄くね？」

「いや…不味いではあるんだけど、まだ我慢出来るっていうか…一口ぐらいなら別に良いかなっていう微妙なライン？」

「おめー二連続で外れ引いてんじゃねぇよ。芸人か」


藤原の言葉に柴田が確認すると微妙な表情で感想を言いながら答えるので俺はとりあえずツッコむ。


「俺だって食いたくて食ったわけじゃねーよ！」

「はいはい、次は俺な」


藤原が怒ったように俺に食ってかかると柴田が仲裁するように流して調味料や香辛料を選別し始める。


そして小皿で混ぜたやつと一緒に生の唐辛子を入れた。


「出来たぜ。順番どうする？」

「また海からで良いんじゃね？」

「じゃあ…」


柴田が外れのたこ焼きを作って尋ねると藤原が投げやりに答えるので俺は適当に一つ取って食べる。


「美味い。セーフ」

「僕か……やった、セーフ！」

「おいおい、藤また外れ引くなよ？…ぐわっ！辛っ！てか痛っ！」

「ぎゃはは！おめーが引いてんじゃねーか！！」


俺と飯島が普通のたこ焼きを食べると柴田が藤原を弄りながらたこ焼きを選んで食うとどうやら外れだったらしく、藤原は柴田を指差して笑う。


「ヤバイヤバイ！生の唐辛子ヤバイ！もはや辛いっつーより痛い！」

「…良かった。アレ食べなくて…」

「とりあえずチョコとかチーズとか食えよ」

「いちご入れたやつにマヨネーズかけたら辛さが中和されねーか？」


ひーひー言う柴田を見て飯島がホッとしたように呟き、俺と藤原はとりあえず辛さが中和されそうな物を差し出した。