クラスまるごと異世界転移

八神

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「あ、じゃあ私はトルツでギルはワウシャープにお願い!」

「んじゃ移動拠点に着いたら電話して」

「あ、もう居る」

「マジか。藤」

「おう」


既に佐藤達は移動拠点の前に居たらしく、電話の最中に中に入ったらしいので…


藤原に合図を出してスキルの連携で二人をそれぞれの国へと送った。


「…ん?今度は元暗殺者のアイツがモニクァに送って欲しいとか言ってっけど」

「はいよ」


お兄さんが王都の離れの家にやって来た…と思えば兵に移動をお願いしてるようなので、ソレを藤原に伝えてスキルの連携でモニクァへと送る事に。


「なんか急に忙しいな」

「全くだな。なんかあったんじゃねーの?」

「共同研究の進展でもあったのかもな」


柴田の言葉に藤原が同意して不思議そうに返すので俺は予想しながら適当に返した。


「共同研究ねぇ…ソレってどんなヤツなんだ?」

「トルツ、モニクァ、ワウシャープ、ドロウィンっつーとトラックとか車の研究だな」

「ほー、車っつったらこの前のミニ四駆カーみたいヤツか」

「一応トルツとモニクァでは試作品で実験中だからな。何かあったのかもしれん」


藤原が興味を持ったように聞いてくるので俺が答えると、柴田はこの前の事を思い出しながら言い俺も予想しながら返す。



…翌朝。



「ん?」

「どした?」

「…なんかモニクァに王子が来たんだけど…トルツにも来てんな」


朝食を食べてる最中に他の国の家に王子が来たのでソレを話そうとすると、その最中にまた別の国の家に王子が来る。


「トルツにモニクァって…海に何の用だ?まさかまた研究の手伝いとかか?」

「分からん…藤」

「へいへい」


柴田の疑問に俺は適当に返して藤原に合図を出し、用件を聞くためにスキルの連携で王子達をコッチへと移動させる事にした。


「!?…すまない、食事中だったか」

「なっ…!?…食事中だったのか、急に押しかけてすまないな」

「何の用?流石に今日は柴や藤とやる事があるから研究の手伝いは出来ないけど」


急なワープに驚く王子二人は俺らの所を見て謝ってくるが俺は気にせず用件を聞いて予定がある事を伝える。


「…なるほど、ドロウィンからの報告は真実のようだな」

「ええ。こうも簡単に拠点を構えるとは…」

「あ、ワウシャープの方にも王子が来てやがる…藤、頼む」

「はいよ」

「…!?…食事中だったのか…ごめ…そんな時間にすまない」


王子二人が俺の問いに答えずに周りを見ながら何かを確認してるとまた別の国の家にも王子が来ているので、藤原とのスキルの連携で呼ぶとやっぱり謝られた。
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