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「そりゃ…なあ…俺も当時その親衛隊とやらに入っててそんな事あったら心酔するわ」
「あの暴露の裏にそんな闇が隠されてたなんてな…いやー、海の話聞いてっと俺の中のユキリンのイメージがグルグル変わってくんだけど」
柴田が当時の俺らの心情を理解するようにしみじみと呟くと藤原はため息を吐きながらなんとも言えない顔で言う。
「まあお嬢についてはそんな感じ」
「…なんか今の話だけでテレビの二時間番組が余裕で作れそうなほどのやべー内容だな」
「無理だろ。お嬢がライブとか生放送で暴露しまくったのに、結局『アイドル問題発言』ぐらいでマスコミとか週刊誌はほとんどスルーしてたし」
「そーいや話題になったのもホント一時期も一時期だったな…『虚言症』や『被害妄想』とかでユキリンを叩いてた週刊誌はいっぱいあったのに」
「そんなもんよ、社会ってのは。闇が深すぎてもはやどうにもならんからな」
俺のまとめるような言葉に柴田が息を吐きながら言ってくると藤原が思い出すように言うので、俺はその事件で悟った事を教えた。
…そして翌日。
「ほう、だいぶ拠点らしくなって来たようだな」
「ですね」
「…うん」
「簡単な造りとは言え、頑張っている職人達に感謝だな」
朝っぱらから色んな国の王子達が家に来て『今の拠点の様子を見たい』と言うので藤原とのスキルの連携でコッチに移動させると…
周りにポツポツと見え始めた家を見渡しながら驚くように職人達を褒める。
「…そう言えばウミハラ殿、至上のアイシェが完成した…という噂を耳にしたのだが、本当か?」
「「なにっ!?」」
「…至上の、アイシェ…!?」
ドロウィンの第一王子の確かめるような問いに他の王子達が驚きながら反応した。
「いや、もうちょいだね。試作品とかはあるけど、まだ上を目指せるってんでまだ完成ではない」
「…ちなみにどんな味なのだ?」
「さあ?お姉さんとか料理長、王妃が言うには『表現のしようがない程の次元の違う未知の味』だって。んで表現し切れない自分達の語彙力の無さを悔やんでた」
俺がまだ開発途中である事を返すとモニクァの第二王子が興味津々といった様子で聞いて来るので俺は聞いた感想をそのまま伝える。
「…気になる」
「一応霊水を使ってっからどんなに飲んでも二日酔いにはならないって言ってたよ。だから多分酒に弱い人でも飲めるんじゃねーかな?」
「「「「霊水!!??」」」」
「そーそー。だから値段にしたら多分恐ろしい事になるハズ」
ワウシャープの第四王子の問いに適当に説明すると王子全員が驚き、俺は予想で返した。
「…そ、そんな貴重な物で酒を…?」
「なんとももったいない話ではあるが、ある種の贅沢の極みだな」
「一応試作品はあるけど飲んでみる?」
「「「「ぜひ!!」」」」
なんとも言えない顔で呟く王子に瓶を取り出して提案すると全員が即答する。
「試作品だからあんまり数が無くてね。試飲みたいなもんだから一人あたりコップ一杯分ぐらいになるけど…はい」
「…なんと!俺の目がおかしいのか?アイシェが光ってるように見えるんだが」
「…自分も、そう見える」
「いや、実際に光っている…このような物は初めて見るな…」
グラスを渡して瓶の中の液体を少し注いでいくと王子達は発光している状態を見て驚く。
「あの暴露の裏にそんな闇が隠されてたなんてな…いやー、海の話聞いてっと俺の中のユキリンのイメージがグルグル変わってくんだけど」
柴田が当時の俺らの心情を理解するようにしみじみと呟くと藤原はため息を吐きながらなんとも言えない顔で言う。
「まあお嬢についてはそんな感じ」
「…なんか今の話だけでテレビの二時間番組が余裕で作れそうなほどのやべー内容だな」
「無理だろ。お嬢がライブとか生放送で暴露しまくったのに、結局『アイドル問題発言』ぐらいでマスコミとか週刊誌はほとんどスルーしてたし」
「そーいや話題になったのもホント一時期も一時期だったな…『虚言症』や『被害妄想』とかでユキリンを叩いてた週刊誌はいっぱいあったのに」
「そんなもんよ、社会ってのは。闇が深すぎてもはやどうにもならんからな」
俺のまとめるような言葉に柴田が息を吐きながら言ってくると藤原が思い出すように言うので、俺はその事件で悟った事を教えた。
…そして翌日。
「ほう、だいぶ拠点らしくなって来たようだな」
「ですね」
「…うん」
「簡単な造りとは言え、頑張っている職人達に感謝だな」
朝っぱらから色んな国の王子達が家に来て『今の拠点の様子を見たい』と言うので藤原とのスキルの連携でコッチに移動させると…
周りにポツポツと見え始めた家を見渡しながら驚くように職人達を褒める。
「…そう言えばウミハラ殿、至上のアイシェが完成した…という噂を耳にしたのだが、本当か?」
「「なにっ!?」」
「…至上の、アイシェ…!?」
ドロウィンの第一王子の確かめるような問いに他の王子達が驚きながら反応した。
「いや、もうちょいだね。試作品とかはあるけど、まだ上を目指せるってんでまだ完成ではない」
「…ちなみにどんな味なのだ?」
「さあ?お姉さんとか料理長、王妃が言うには『表現のしようがない程の次元の違う未知の味』だって。んで表現し切れない自分達の語彙力の無さを悔やんでた」
俺がまだ開発途中である事を返すとモニクァの第二王子が興味津々といった様子で聞いて来るので俺は聞いた感想をそのまま伝える。
「…気になる」
「一応霊水を使ってっからどんなに飲んでも二日酔いにはならないって言ってたよ。だから多分酒に弱い人でも飲めるんじゃねーかな?」
「「「「霊水!!??」」」」
「そーそー。だから値段にしたら多分恐ろしい事になるハズ」
ワウシャープの第四王子の問いに適当に説明すると王子全員が驚き、俺は予想で返した。
「…そ、そんな貴重な物で酒を…?」
「なんとももったいない話ではあるが、ある種の贅沢の極みだな」
「一応試作品はあるけど飲んでみる?」
「「「「ぜひ!!」」」」
なんとも言えない顔で呟く王子に瓶を取り出して提案すると全員が即答する。
「試作品だからあんまり数が無くてね。試飲みたいなもんだから一人あたりコップ一杯分ぐらいになるけど…はい」
「…なんと!俺の目がおかしいのか?アイシェが光ってるように見えるんだが」
「…自分も、そう見える」
「いや、実際に光っている…このような物は初めて見るな…」
グラスを渡して瓶の中の液体を少し注いでいくと王子達は発光している状態を見て驚く。
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