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…午後も研究に付き合っての翌日。
の午後。
「たでーまー」
「おー、おかえりー」
「結構かかったな」
「フジワラ殿。感謝いたす…では」
研究が一段落ついたのでスキルの連携で王子と共に拠点の家へと帰って来ると柴田と藤原が挨拶を返し、王子は藤原に礼を言って家から出て行く。
「んで?どうだった?」
「魔鉱石の合成…『魔合金』ってヤツは簡単だったんだけど、魔結晶の合成が難しくてな。まあ成功したけど」
「…おいおい、またなんか新しいヤツを作ったんかい」
藤原の興味津々の問いに俺が軽く説明すると柴田は呆れたような感じで言う。
「技術の進歩ってすげーよな。おかげで一つの武器にエンチャを4つまで付けれるようになったぜ」
「「4つ!?」」
王子や研究者達を褒めながら研究の成果を教えると二人とも驚いたようにゲーム機から目を離して俺を見る。
「一つの武器に4つって…!」
「まてまて!じゃあ防具も、鎧とか兜だけで4つまで付けれるって事か!?」
「そうなるな。アクセ除いたら最高20個のエンチャが付く…って、改めて考えると地味にやべーな」
「「派手にやべーよ!!」」
驚きながら確認してくる藤原と柴田に俺は説明しながらその意味に気づいて返すと二人同時に同じワードチョイスでツッコんできた。
「…待てよ、効果が重複するヤツばっかにしたら簡単にカンストするんじゃね?」
「オーバーフローする仕様じゃなきゃ最高だな」
「逆にオーバーフローしたら最悪じゃねーか。性能が極まった結果0に戻るとかやってらんねーわ」
柴田の問いに俺がよくあるゲームのバグを例に出して賛同すると藤原は嫌そうな顔で返す。
「まあオーバーフローしなくても柴のスキルを使えば強制的に0になるんだけどな」
「…改めて柴のスキルって戦闘面ではぶっ壊れだな。カンストのステでさえ0にするとか、もはやバランスブレイカーの域じゃねーか」
「でも小説ではパーティから追放されるヤツじゃね?『この役立たずの穀潰しが!』とか言われて」
「あー…ソレで追放したパーティが痛い目に遭いまくった挙句に落ちぶれて『今更戻って来いと言われてももう遅い!』までがテンプレか」
「どこの主人公だよ。つーかソレ考えたら柴のってガッツリ主人公系のスキルじゃん」
「追放される主人公とか嫌過ぎる!つーか実際にリアルで何回も追放されてっしな…」
「…俺も」
「「…はぁ…」」
…なぜかゲームの仕様の話からよく分からん雑談に流れた挙句に、まさかの柴田と藤原が過去の事を思い出して落ち込み始めた。
「んじゃ、武器屋でも再開しますか」
「昨日は結構売れてたぜ」
「レンタルと購入で半々ぐらいだったけど」
「へー、意外と売れるもんなんだな」
俺が気にせずスルーしながら外に出ると気持ちを切り替えたのか、藤原と柴田もついて来て報告してくるので意外に思いながら返す。
「なんか剣以外の武器もあれば…って言ってたな。結構色んな奴が『色んなバリエーションが欲しい』とか話してたぜ」
「バリエーション…ねぇ…ソレで売れるんなら良いけど、売れ残ると面倒だからな…」
「とりあえず槍ぐらいは増やしてみたらどーだ?」
「…うーん…形状とか考えねーといけねーし…まあ検討しとく」
武器の種類の話が出たが、問題は『どんな形状が売れ易いのか』なので街行く人達の武器を見てみる事にして一旦保留する。
の午後。
「たでーまー」
「おー、おかえりー」
「結構かかったな」
「フジワラ殿。感謝いたす…では」
研究が一段落ついたのでスキルの連携で王子と共に拠点の家へと帰って来ると柴田と藤原が挨拶を返し、王子は藤原に礼を言って家から出て行く。
「んで?どうだった?」
「魔鉱石の合成…『魔合金』ってヤツは簡単だったんだけど、魔結晶の合成が難しくてな。まあ成功したけど」
「…おいおい、またなんか新しいヤツを作ったんかい」
藤原の興味津々の問いに俺が軽く説明すると柴田は呆れたような感じで言う。
「技術の進歩ってすげーよな。おかげで一つの武器にエンチャを4つまで付けれるようになったぜ」
「「4つ!?」」
王子や研究者達を褒めながら研究の成果を教えると二人とも驚いたようにゲーム機から目を離して俺を見る。
「一つの武器に4つって…!」
「まてまて!じゃあ防具も、鎧とか兜だけで4つまで付けれるって事か!?」
「そうなるな。アクセ除いたら最高20個のエンチャが付く…って、改めて考えると地味にやべーな」
「「派手にやべーよ!!」」
驚きながら確認してくる藤原と柴田に俺は説明しながらその意味に気づいて返すと二人同時に同じワードチョイスでツッコんできた。
「…待てよ、効果が重複するヤツばっかにしたら簡単にカンストするんじゃね?」
「オーバーフローする仕様じゃなきゃ最高だな」
「逆にオーバーフローしたら最悪じゃねーか。性能が極まった結果0に戻るとかやってらんねーわ」
柴田の問いに俺がよくあるゲームのバグを例に出して賛同すると藤原は嫌そうな顔で返す。
「まあオーバーフローしなくても柴のスキルを使えば強制的に0になるんだけどな」
「…改めて柴のスキルって戦闘面ではぶっ壊れだな。カンストのステでさえ0にするとか、もはやバランスブレイカーの域じゃねーか」
「でも小説ではパーティから追放されるヤツじゃね?『この役立たずの穀潰しが!』とか言われて」
「あー…ソレで追放したパーティが痛い目に遭いまくった挙句に落ちぶれて『今更戻って来いと言われてももう遅い!』までがテンプレか」
「どこの主人公だよ。つーかソレ考えたら柴のってガッツリ主人公系のスキルじゃん」
「追放される主人公とか嫌過ぎる!つーか実際にリアルで何回も追放されてっしな…」
「…俺も」
「「…はぁ…」」
…なぜかゲームの仕様の話からよく分からん雑談に流れた挙句に、まさかの柴田と藤原が過去の事を思い出して落ち込み始めた。
「んじゃ、武器屋でも再開しますか」
「昨日は結構売れてたぜ」
「レンタルと購入で半々ぐらいだったけど」
「へー、意外と売れるもんなんだな」
俺が気にせずスルーしながら外に出ると気持ちを切り替えたのか、藤原と柴田もついて来て報告してくるので意外に思いながら返す。
「なんか剣以外の武器もあれば…って言ってたな。結構色んな奴が『色んなバリエーションが欲しい』とか話してたぜ」
「バリエーション…ねぇ…ソレで売れるんなら良いけど、売れ残ると面倒だからな…」
「とりあえず槍ぐらいは増やしてみたらどーだ?」
「…うーん…形状とか考えねーといけねーし…まあ検討しとく」
武器の種類の話が出たが、問題は『どんな形状が売れ易いのか』なので街行く人達の武器を見てみる事にして一旦保留する。
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