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…翌日。
「ねえ海原、今大丈夫?」
「なんだ?」
朝食後、いつものように野郎三人でゲームしてると佐藤が話しかけてくる。
「あと一つの拠点あるじゃない?」
「おう」
「この拠点もある程度人が増えて来たからアッチの拠点も使わせて欲しいんだけど…」
「別に構わねーけど」
「ホント!ありがと!」
佐藤のお願いに俺が軽く了承するとお礼を言って直ぐに部屋から出て行く。
「ついに、か」
「この拠点も結構発展してっからな。もっと人を増やそうとしてんじゃね?」
「まあ前提があるとはいえ、面倒ごとが起きなきゃ良いんだけどな」
藤原と柴田の発言に俺は一応色んな展開を予想しつつ呟いた。
「つーかこの拠点爆速で発展してね?」
「人、金、物をガンガンつぎ込んでるからだろ。最低でも五カ国の共同事業みたいなモンだからそりゃ早いわ」
「…まあ港に近いってのもあるか…アッチの拠点に移るってなったら物資の運搬が大変だろーな」
「距離がかなり離れてっからな。絶対大変だろーよ」
藤原の言葉に俺が理由を話すと柴田はこれから起こるであろう現実的な問題を予想し、藤原も同意する。
ーーーーーー
「ねー柴田、アッチの拠点までココからどれくらい離れてるんだっけ?」
「あ?だいたい1000キロぐらいじゃなかったっけ?」
「…そんな離れてたっけ?」
昼食を食べてる最中に佐藤が急に尋ねるので柴田は藤原に確認するように見ながら答えると佐藤は困ったような顔で確認した。
「えーと…ココとアッチの距離は、1011キロだと」
「え!?藤君達そんな離れた場所まで進んだの!?」
「1000キロって…歩いて行ける距離じゃなくない?」
藤原がダンジョンマップで確認して報告すると深山と住吉が驚きながら聞く。
「まー実際半分以上は歩いてねーからな。ほとんど海の馬車で移動したようなモンだし」
「最初の数日と登山の時ぐらいだよな、歩いたのは」
「あ、そうなんだ」
「やっぱり歩ける距離じゃないよね」
柴田と藤原の返答を聞いて深山と斉藤が納得したような感じを出しながら笑う。
「1000キロかぁ…海原なんか大人数を一気に運べる方法とか無い?」
「ああ?ソレを考えるのはお前らの仕事だろ」
「確かに」
「なんでもかんでも海任せだったら佐藤とか王子とか要らなくなるしな」
「うっ…!」
佐藤の急な無茶振りを拒否するように返したら柴田と藤原が同意し、佐藤は予期せぬ反撃を食らって言葉に詰まる。
「でもほら、海原ってなんでも出来るから…」
「いや、まあ…」
「…まあ運んでやってもいいが…一人当たり金貨300万ぐらいは取んぞ」
「うわ、ソレはいくらなんでもぼり過ぎでしょ。円にしたら3億じゃん…」
「そりゃ海に頼むとそうなるわな。人に物を頼む時は誠意を見せねーと」
「うっ…はいはい。自分達でなんとかしますよ」
清水のフォローに柴田が納得してしまうので俺が仕事の話に持っていくと佐藤は嫌そうな顔で呟き、藤原の説教の言葉を聞いて引き下がった。
「ねえ海原、今大丈夫?」
「なんだ?」
朝食後、いつものように野郎三人でゲームしてると佐藤が話しかけてくる。
「あと一つの拠点あるじゃない?」
「おう」
「この拠点もある程度人が増えて来たからアッチの拠点も使わせて欲しいんだけど…」
「別に構わねーけど」
「ホント!ありがと!」
佐藤のお願いに俺が軽く了承するとお礼を言って直ぐに部屋から出て行く。
「ついに、か」
「この拠点も結構発展してっからな。もっと人を増やそうとしてんじゃね?」
「まあ前提があるとはいえ、面倒ごとが起きなきゃ良いんだけどな」
藤原と柴田の発言に俺は一応色んな展開を予想しつつ呟いた。
「つーかこの拠点爆速で発展してね?」
「人、金、物をガンガンつぎ込んでるからだろ。最低でも五カ国の共同事業みたいなモンだからそりゃ早いわ」
「…まあ港に近いってのもあるか…アッチの拠点に移るってなったら物資の運搬が大変だろーな」
「距離がかなり離れてっからな。絶対大変だろーよ」
藤原の言葉に俺が理由を話すと柴田はこれから起こるであろう現実的な問題を予想し、藤原も同意する。
ーーーーーー
「ねー柴田、アッチの拠点までココからどれくらい離れてるんだっけ?」
「あ?だいたい1000キロぐらいじゃなかったっけ?」
「…そんな離れてたっけ?」
昼食を食べてる最中に佐藤が急に尋ねるので柴田は藤原に確認するように見ながら答えると佐藤は困ったような顔で確認した。
「えーと…ココとアッチの距離は、1011キロだと」
「え!?藤君達そんな離れた場所まで進んだの!?」
「1000キロって…歩いて行ける距離じゃなくない?」
藤原がダンジョンマップで確認して報告すると深山と住吉が驚きながら聞く。
「まー実際半分以上は歩いてねーからな。ほとんど海の馬車で移動したようなモンだし」
「最初の数日と登山の時ぐらいだよな、歩いたのは」
「あ、そうなんだ」
「やっぱり歩ける距離じゃないよね」
柴田と藤原の返答を聞いて深山と斉藤が納得したような感じを出しながら笑う。
「1000キロかぁ…海原なんか大人数を一気に運べる方法とか無い?」
「ああ?ソレを考えるのはお前らの仕事だろ」
「確かに」
「なんでもかんでも海任せだったら佐藤とか王子とか要らなくなるしな」
「うっ…!」
佐藤の急な無茶振りを拒否するように返したら柴田と藤原が同意し、佐藤は予期せぬ反撃を食らって言葉に詰まる。
「でもほら、海原ってなんでも出来るから…」
「いや、まあ…」
「…まあ運んでやってもいいが…一人当たり金貨300万ぐらいは取んぞ」
「うわ、ソレはいくらなんでもぼり過ぎでしょ。円にしたら3億じゃん…」
「そりゃ海に頼むとそうなるわな。人に物を頼む時は誠意を見せねーと」
「うっ…はいはい。自分達でなんとかしますよ」
清水のフォローに柴田が納得してしまうので俺が仕事の話に持っていくと佐藤は嫌そうな顔で呟き、藤原の説教の言葉を聞いて引き下がった。
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