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「…いくら?」
「2000ゼベルです」
「…はい」
魔物の情報だけで20万円はちょっとぼったくり過ぎじゃねぇの?と思うが、自分で調べるのは面倒なので素直に金を払う。
「バーゼルは意外と希少な魔物でして…個体数が少なく、孤高で基本的には単体で行動します。ですが、意外にも仲間意識は強く同種の危機には群れで守りに入るとか」
「…詳しいね」
「ありがとうございます。この業界長いですからね…まあ、情報屋の中でもバーゼルの名前と姿を知っている人は少ないですけど」
俺が知りたい魔物の詳細を話してくれるので褒めると嬉しくなったのか男は軽い自慢を入れた。
「んん、話を元に戻します…バーゼルは元々は餌の少ない荒野に生息していた、という説があり…そのため持久力に長けていて、かつ最高速度が160km超え…とかなりの俊足を誇るそうです」
男は咳払いをしてからまた魔物の詳細を話し始めた。
「更に自分の体重よりも重い獲物を咥えて一日以上も移動する事が出来る力強さも兼ね備えている、と言われています」
「…聞けば聞くほど、馬よりも凄い…」
「…基本的にその個体数の少なさや生息範囲の広さから目撃情報は稀で、知能の高さゆえに人には決して近づかないと結論づけられていますが…」
中には当然例外もいます。と男は声のトーンを落として言う。
「結構昔の話になりますが、とある国のとある村がバーゼルに襲われた…という記録があります」
「…へー、人の居るところにも出るんだ」
「もちろん当時は村を襲った魔物の名前は知られていませんでしたが…生き残りの目撃情報からして間違いなくバーゼルだろう、と」
俺が意外そうに呟くと男は後出しのような情報の出し方をする。
「そのバーゼルは軍によって討伐されましたが…最近、隣の国で今話したような魔物による襲撃事件が相次いでます」
「…もしかして?」
ここまで情報を出されたら俺でも話の流れが読めるというものだ。
「はい、目撃情報からしておそらくはバーゼルかと」
「…この国に来たんだよね?」
「逃亡か、単なる移動かは分かりませんが…炭鉱の近くの山に潜んでいる、との情報はありました」
…タイミングよく、というべきか…
それともたまたま偶然なのか分からんが…
とりあえず今が千載一遇のチャンスである事は確かだろう。
「…ギルドに依頼を出せば倒せると思う?」
「…手練れが5人ほど居ればなんとかなると思いますが…ギルドは基本4人パーティを推奨してますからねぇ…」
俺の質問に男は顎に当てて考えながら発言した。
「ちなみに、昔のバーゼル討伐には300人がかりだったそうです」
もちろん、一気に300人で戦ったわけではないですよ?と男は俺が勘違いしないように訂正を入れる。
「…じゃあ、手練れ5人でも無理じゃない?」
「強さにもよりますね…この国のトップクラスが揃えば5人でも問題ないかと思います」
「…うーん…」
「とりあえず1万ゼベルいただければ、お膳立てぐらいならできますよ」
人数を増やせば…と考えているとその考えを読んだかのように男はニコッと笑って提案する。
「…お願い」
「…確かに、いただきました」
俺が金を渡すと男は金額を確認したあとにいつもと違う言葉を言った。
「では、明日の吉報をお待ちください」
男が俺を追い出すような言葉を告げて頭を下げるのでそれを察して外に出る。
「…どうだった?」
「明日までになんか準備してくれるんだって」
「そうか」
明日までこの街に居ないといけないので、とりあえずは家に帰る事に。
「2000ゼベルです」
「…はい」
魔物の情報だけで20万円はちょっとぼったくり過ぎじゃねぇの?と思うが、自分で調べるのは面倒なので素直に金を払う。
「バーゼルは意外と希少な魔物でして…個体数が少なく、孤高で基本的には単体で行動します。ですが、意外にも仲間意識は強く同種の危機には群れで守りに入るとか」
「…詳しいね」
「ありがとうございます。この業界長いですからね…まあ、情報屋の中でもバーゼルの名前と姿を知っている人は少ないですけど」
俺が知りたい魔物の詳細を話してくれるので褒めると嬉しくなったのか男は軽い自慢を入れた。
「んん、話を元に戻します…バーゼルは元々は餌の少ない荒野に生息していた、という説があり…そのため持久力に長けていて、かつ最高速度が160km超え…とかなりの俊足を誇るそうです」
男は咳払いをしてからまた魔物の詳細を話し始めた。
「更に自分の体重よりも重い獲物を咥えて一日以上も移動する事が出来る力強さも兼ね備えている、と言われています」
「…聞けば聞くほど、馬よりも凄い…」
「…基本的にその個体数の少なさや生息範囲の広さから目撃情報は稀で、知能の高さゆえに人には決して近づかないと結論づけられていますが…」
中には当然例外もいます。と男は声のトーンを落として言う。
「結構昔の話になりますが、とある国のとある村がバーゼルに襲われた…という記録があります」
「…へー、人の居るところにも出るんだ」
「もちろん当時は村を襲った魔物の名前は知られていませんでしたが…生き残りの目撃情報からして間違いなくバーゼルだろう、と」
俺が意外そうに呟くと男は後出しのような情報の出し方をする。
「そのバーゼルは軍によって討伐されましたが…最近、隣の国で今話したような魔物による襲撃事件が相次いでます」
「…もしかして?」
ここまで情報を出されたら俺でも話の流れが読めるというものだ。
「はい、目撃情報からしておそらくはバーゼルかと」
「…この国に来たんだよね?」
「逃亡か、単なる移動かは分かりませんが…炭鉱の近くの山に潜んでいる、との情報はありました」
…タイミングよく、というべきか…
それともたまたま偶然なのか分からんが…
とりあえず今が千載一遇のチャンスである事は確かだろう。
「…ギルドに依頼を出せば倒せると思う?」
「…手練れが5人ほど居ればなんとかなると思いますが…ギルドは基本4人パーティを推奨してますからねぇ…」
俺の質問に男は顎に当てて考えながら発言した。
「ちなみに、昔のバーゼル討伐には300人がかりだったそうです」
もちろん、一気に300人で戦ったわけではないですよ?と男は俺が勘違いしないように訂正を入れる。
「…じゃあ、手練れ5人でも無理じゃない?」
「強さにもよりますね…この国のトップクラスが揃えば5人でも問題ないかと思います」
「…うーん…」
「とりあえず1万ゼベルいただければ、お膳立てぐらいならできますよ」
人数を増やせば…と考えているとその考えを読んだかのように男はニコッと笑って提案する。
「…お願い」
「…確かに、いただきました」
俺が金を渡すと男は金額を確認したあとにいつもと違う言葉を言った。
「では、明日の吉報をお待ちください」
男が俺を追い出すような言葉を告げて頭を下げるのでそれを察して外に出る。
「…どうだった?」
「明日までになんか準備してくれるんだって」
「そうか」
明日までこの街に居ないといけないので、とりあえずは家に帰る事に。
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