茜色の頬 小学生編

ひじり つかさ

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気になる転校生

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私は木村 茜 小学六年生 人見知りで
人前で話したりすると、直ぐに顔が赤くなり
ついたあだ名が あかねを文字って
あかちん」
友達から言われるのは良いけど、
そうじゃない子からも言われ
それをからかわれるのが、嫌で
私自身は治したいと思っています。

いったん打ち解けて仲良くなれば、
その子に人見知りする事は無いんだけど

そんな私の唯一の友達が、
なっちん こと夏美ちゃん
とこちゃん こと智子ちゃん。

とこちゃんは、私と同じ気弱な性格で
私の良き理解者です。

なっちんは、私達とは逆で
気が強いタイプのボーイッシュな子
私達の良き代弁者なのです。

そんな六年生の新学期 新任の先生が......

日焼けしたサラサラヘアーの、男前先生!
女の子達から称賛のヒソヒソ話しが
あっちコッチから聞こえる!

そして何と!私達のクラス担任に!

同時に転校生も同じクラスという事で
黒板には二人の名前が......

担任は 黒崎秋也先生

転校生は東京からで......
それだけでも特別な眼差しが......
しかも一年間限定だから卒業と同時に
また東京に帰ってしまうらしい。

名前を一ノ瀬智也くん

少し、取っ付き難い 感じだけど
美形な男の子でした。

そんな二人が揃って頭を下げ
よろしくの光景は少し不思議な感じでした。

毎日先生の周りは女の子達が取り囲み
趣味は?とかタイプは?とか
どうやら先生はアウトドア派で
最近結婚した、新婚さんらしい!

新婚さんと聞いて!毎日人集りが減り
山登りの話しになる頃には
私達数人が囲むだけ
私や、とこちゃんは話すことは無く
殆どが聞き役!

やはり口火を切ったのは、何時もの如く
なっちん!

「先生!あたしらでも、
登れる山ってありますか?」

「う--ん!そうだな窓から見えてる
あの山くらいなら、お前達の足でも二時間
くらいで登れるぞ!
今度の休みに弁当持って行くか?」

「行く!行く!」っと、
なっちんの両手には何故か
私と、とこちゃんの手が
一緒に挙げられていた。

「女の子三人かぁ!男の子も二、三人
欲しいな!そしたら行けるかなぁ」

なっちんは二人を指差した。

健ちゃん こと健介くん
章ちゃん こと章一くんは、どうやら
なっちんには逆らえないらしく
無理矢理の確定!

「あと一人かぁ!あかちん誰かいる?」

急に言われ!びっくりしながらも、
気になる男の子が一人

転校生の、一ノ瀬智也くん
近寄らないでオーラでも出ているかのように
智也くんの周りは誰もいません!

私は真っ赤な顔をしながら

「いっ!一ノ瀬くん」と小声で

とこちゃんはニコニコしながらも、
なっちんは......

「転校生か!なになに?あかちん
一ノ瀬が気になってんの?」
あかちん誘って来なよ!」

私は耳まで真っ赤になり......

「冗談!冗談!言ってくるよ」

そう言って一ノ瀬くんのところに行った
なっちん

「一ノ瀬!山登りとか興味ある?」

「うん!身体動かすのは好きだから......」

まだ話しの途中で......

「じゃ決まりね!」
「黒崎先生と、あたしら三人と、男の子が
あと二人、それと一ノ瀬ね!」

「わかった」

そう言った、一ノ瀬くんと私は目が合い
咄嗟に真っ赤なった顔を隠すように
とこちゃんの後ろに隠れたのでした。

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