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ハルモニア王国 王都
93.アンナの回想
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私は、アンナ。
セブールの街で運命的な出会いを果たして、宥子様と寝食共に一緒に過ごしている。
最初は、小さな子供が持ち込む高品質な塩や胡椒の入手先を調べるためだった。
彼女の過去は、殆ど謎に包まれて真相を掴むことすら出来なかった。
警戒して対応しているのが馬鹿らしくなるくらい、彼女は仕事に対して誠実だった。
納期は絶対尊守するし、足元を見て値段を吹っ掛けることは無い。
商業ギルドにも利益も入るよう絶妙な値段設定をしてくる。
なんと言っても、基礎化粧品セットと洗髪セットは驚いた。
貴族や豪族でしか手に入れられないような代物を、庶民が少し贅沢しても買いたいと思わせる値段設定を提示してきた。
彼女曰く、これは完成品ではないらしい。
私も試作品を貰い実際に使ったところ、肌の調子が良くなり化粧の仕上がりも良くなった。
肌の透明度も増し、口紅だけにしたら十代のように見られる。
結婚適齢期を逃してしまった私だが、口説いてくる男性が増えた。
嬉しいことでもあったが、今は仕事が楽しいので要求に応える気にはならない。
吃驚箱のような宥子様と仕事を初めて、二ヵ月ほど経った頃に突然セブールを離れると言われた。
理由は、冒険者ギルドの怠慢を王都へ報告しに行くと言う。
容子様が持ち込まれた武器についても、彼女は怒っていた。
険しい顔で売り出す予定は無かったのにと愚痴を漏らしたほどだ。
ここで彼女と別れたら一生後悔すると思い、私は商業ギルドの職員を辞めた。
勿論、宥子様について行く為だ。
速攻で引き継ぎして辞表を出したことを伝えると、悲鳴を上げられた。
「宥子様、私が居れば色々楽ですよ? 化粧品などの売買手続きなど全て私が手配致しますし、他のギルドでも顔は利きますので、どうぞ同行を認めて頂けませんか?」
と提案して、
「……まずは、妹に相談させて下さい」
「分かりました。私は、その間荷物を纏めて止まり木の宿でお待ちしておりますので」
やっと希望が持てる言葉を引き出すことが出来た。
止まり木の宿は、宥子様が宿泊している事は調査済みである。
私は荷造りをして、止まり木の宿へと向かった。
即お断りパターンも考えていたが、返事待ちで済んだのは同行させてくれる見込みはある。
追加で一泊をお願いして、万が一断られたときの事も考え、自分を売り込むプレゼンを色々と練った。
だが、そんな事は無用で容子様の許可がすんなり下りたようで同行を断られることはなかった。
安心したのも束の間で、実は大きな爆弾をこの双子は抱えていた。
私が知りたがった香辛料や基礎化粧品・洗髪剤といった画期的な商品の仕入先を教える代わりに、宣誓魔法を使って縛ると言われた。
誓約は三つ。
宥子様達に関するあらゆる情報を漏らさない。
裏切らない。
絶対服従だ。
生殺与奪は宥子様が握ると言い切られた。
その上で誓約するか迫られた。
香辛料だけなら、ここまで興味は持たなかっただろう。
基礎化粧品という新たなジャンルを確立させ、洗髪剤という美髪を作る魔法のアイテムまで出してきた。
容子様は、商売に疎いが作られた武器や装飾品は一級品である。
にも拘わらず、こと装飾品に関しては宥子様に駄作と言われる始末。
一体、この二人はどこへ行こうというのか。
基礎化粧品セットや洗髪剤に関しては被験者を募集し、無料で提供するという突飛な行動をしていた。
それが功をなして、噂が噂を呼び多くの人が商業ギルドを訪れる結果となった。
そこで働く者の顔が、以前よりも明るかった。
特に容子様作のアクセサリーを売る時は、これが金貨1枚で買えるの? と本気で思ったくらいだ。
付与されている魔法もそうだが、デザイン性も斬新で可愛かった。
魔石を宝石に見立ててカットされた石は、光にかざすとキラキラと煌めいていた。
私は、アクセサリーの中で一番防御力が高いものを買ったくらいだ。
後で、宥子様の駄作と称した意味が分かったが。
生殺与奪を掛けても、この人について行けば面白いことになると思った。
婚期を逃したお局扱いされてきたが、この人たちと仕事をした方が私の人生は驚きに満ちて楽しくなると確信した。
「分かりました。その条件で良いです」
その言葉に、宥子様は予想外だと肩を落としていたのが面白かった。
聞いたことのない言葉の宣誓魔法に驚いたが、左胸に一瞬強烈な熱さがあった。
後で服を脱いで確認した時に、太陽を思わせるマークが刻まれていた。
その後宥子様に契約させられたり、彼女達が別世界の住人だということも知らされた。
実際に宥子様の世界は、魔法こそないものの全て科学が発展し高速で移動する乗り物や空を飛ぶ乗り物。
遠くで人と話したりできる小さな薄い箱。
見たこともないものに溢れていた。
生殺与奪を握られているから、馬車馬のごとく働くんだろうと思っていたが、きっちり週休二日。
八時間以上の仕事と休日出勤は1.25倍の給与が払われる。
サイエスの金貨1枚が宥子様の住む日本では、2万円弱だという。
日当ではなく月収という形になり、病院にかかる時に必要な保険証とやらも用意された。
そして、私は琴陵ファミリーの一員となった。
誓約魔法を受けた私の判断は、間違っていなかったと今でも思う。
宥子様は、日本でも事業を立ち上げて本格的に基礎化粧品セットを販売に力を入れた。
そして私は、秘書として働いている。
宥子様の従魔である二匹の蛇とヒールスライム、リトルスパイダーとも交流することとなった。
ペットは飼い主に似るという格言があるらしいが、私もそう思う。
サイエスと日本を行き来し、宥子様の事業がどんどん大きくなっていく。
私に任される仕事も増え、今ではどこに行くにも必ず同行を求められる。
役職手当や残業手当など貰って、その上生活費まで出して貰えて、休みもきちんと貰えるなんて天国か!?
宥子様のおこぼれで、宥子様の世界の神様の加護を貰えることになったのも驚いた。
やっぱり、この人について良かった。
「アンナ、次は薬師ギルドに行って基礎化粧品のレシピで特許を取るから付いてきて」
「はい!」
私は、満面の笑みを浮かべて宥子様の後ろを歩いた。
セブールの街で運命的な出会いを果たして、宥子様と寝食共に一緒に過ごしている。
最初は、小さな子供が持ち込む高品質な塩や胡椒の入手先を調べるためだった。
彼女の過去は、殆ど謎に包まれて真相を掴むことすら出来なかった。
警戒して対応しているのが馬鹿らしくなるくらい、彼女は仕事に対して誠実だった。
納期は絶対尊守するし、足元を見て値段を吹っ掛けることは無い。
商業ギルドにも利益も入るよう絶妙な値段設定をしてくる。
なんと言っても、基礎化粧品セットと洗髪セットは驚いた。
貴族や豪族でしか手に入れられないような代物を、庶民が少し贅沢しても買いたいと思わせる値段設定を提示してきた。
彼女曰く、これは完成品ではないらしい。
私も試作品を貰い実際に使ったところ、肌の調子が良くなり化粧の仕上がりも良くなった。
肌の透明度も増し、口紅だけにしたら十代のように見られる。
結婚適齢期を逃してしまった私だが、口説いてくる男性が増えた。
嬉しいことでもあったが、今は仕事が楽しいので要求に応える気にはならない。
吃驚箱のような宥子様と仕事を初めて、二ヵ月ほど経った頃に突然セブールを離れると言われた。
理由は、冒険者ギルドの怠慢を王都へ報告しに行くと言う。
容子様が持ち込まれた武器についても、彼女は怒っていた。
険しい顔で売り出す予定は無かったのにと愚痴を漏らしたほどだ。
ここで彼女と別れたら一生後悔すると思い、私は商業ギルドの職員を辞めた。
勿論、宥子様について行く為だ。
速攻で引き継ぎして辞表を出したことを伝えると、悲鳴を上げられた。
「宥子様、私が居れば色々楽ですよ? 化粧品などの売買手続きなど全て私が手配致しますし、他のギルドでも顔は利きますので、どうぞ同行を認めて頂けませんか?」
と提案して、
「……まずは、妹に相談させて下さい」
「分かりました。私は、その間荷物を纏めて止まり木の宿でお待ちしておりますので」
やっと希望が持てる言葉を引き出すことが出来た。
止まり木の宿は、宥子様が宿泊している事は調査済みである。
私は荷造りをして、止まり木の宿へと向かった。
即お断りパターンも考えていたが、返事待ちで済んだのは同行させてくれる見込みはある。
追加で一泊をお願いして、万が一断られたときの事も考え、自分を売り込むプレゼンを色々と練った。
だが、そんな事は無用で容子様の許可がすんなり下りたようで同行を断られることはなかった。
安心したのも束の間で、実は大きな爆弾をこの双子は抱えていた。
私が知りたがった香辛料や基礎化粧品・洗髪剤といった画期的な商品の仕入先を教える代わりに、宣誓魔法を使って縛ると言われた。
誓約は三つ。
宥子様達に関するあらゆる情報を漏らさない。
裏切らない。
絶対服従だ。
生殺与奪は宥子様が握ると言い切られた。
その上で誓約するか迫られた。
香辛料だけなら、ここまで興味は持たなかっただろう。
基礎化粧品という新たなジャンルを確立させ、洗髪剤という美髪を作る魔法のアイテムまで出してきた。
容子様は、商売に疎いが作られた武器や装飾品は一級品である。
にも拘わらず、こと装飾品に関しては宥子様に駄作と言われる始末。
一体、この二人はどこへ行こうというのか。
基礎化粧品セットや洗髪剤に関しては被験者を募集し、無料で提供するという突飛な行動をしていた。
それが功をなして、噂が噂を呼び多くの人が商業ギルドを訪れる結果となった。
そこで働く者の顔が、以前よりも明るかった。
特に容子様作のアクセサリーを売る時は、これが金貨1枚で買えるの? と本気で思ったくらいだ。
付与されている魔法もそうだが、デザイン性も斬新で可愛かった。
魔石を宝石に見立ててカットされた石は、光にかざすとキラキラと煌めいていた。
私は、アクセサリーの中で一番防御力が高いものを買ったくらいだ。
後で、宥子様の駄作と称した意味が分かったが。
生殺与奪を掛けても、この人について行けば面白いことになると思った。
婚期を逃したお局扱いされてきたが、この人たちと仕事をした方が私の人生は驚きに満ちて楽しくなると確信した。
「分かりました。その条件で良いです」
その言葉に、宥子様は予想外だと肩を落としていたのが面白かった。
聞いたことのない言葉の宣誓魔法に驚いたが、左胸に一瞬強烈な熱さがあった。
後で服を脱いで確認した時に、太陽を思わせるマークが刻まれていた。
その後宥子様に契約させられたり、彼女達が別世界の住人だということも知らされた。
実際に宥子様の世界は、魔法こそないものの全て科学が発展し高速で移動する乗り物や空を飛ぶ乗り物。
遠くで人と話したりできる小さな薄い箱。
見たこともないものに溢れていた。
生殺与奪を握られているから、馬車馬のごとく働くんだろうと思っていたが、きっちり週休二日。
八時間以上の仕事と休日出勤は1.25倍の給与が払われる。
サイエスの金貨1枚が宥子様の住む日本では、2万円弱だという。
日当ではなく月収という形になり、病院にかかる時に必要な保険証とやらも用意された。
そして、私は琴陵ファミリーの一員となった。
誓約魔法を受けた私の判断は、間違っていなかったと今でも思う。
宥子様は、日本でも事業を立ち上げて本格的に基礎化粧品セットを販売に力を入れた。
そして私は、秘書として働いている。
宥子様の従魔である二匹の蛇とヒールスライム、リトルスパイダーとも交流することとなった。
ペットは飼い主に似るという格言があるらしいが、私もそう思う。
サイエスと日本を行き来し、宥子様の事業がどんどん大きくなっていく。
私に任される仕事も増え、今ではどこに行くにも必ず同行を求められる。
役職手当や残業手当など貰って、その上生活費まで出して貰えて、休みもきちんと貰えるなんて天国か!?
宥子様のおこぼれで、宥子様の世界の神様の加護を貰えることになったのも驚いた。
やっぱり、この人について良かった。
「アンナ、次は薬師ギルドに行って基礎化粧品のレシピで特許を取るから付いてきて」
「はい!」
私は、満面の笑みを浮かべて宥子様の後ろを歩いた。
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