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44 国王陛下の裁判 2
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休廷の間、わたしはクラクシオン様に誘われて、廊下に出た。
兄様も一緒に来ている。
「本当に国王陛下が一人で、全て考えて、行ったのか?」
クラクシオン様も違和感を覚えたようだ。
第二夫人の声は落ち着いていた。
愛する夫が死刑を言い渡されそうなのに、冷静だった。
まるでこうなることが分かっていたようだ。
「マリアナ、国王陛下は娘のようにしてくれたのか?」
「私の娘だと言われたことはあります。その事を嬉しく思った事もあります。王妃様に対しての不満を抱えておいででしたし、わたし自身も王妃様を恐れていましたから。ペリオドス王太子の事もいつも何もしないことを不満に思っていたと思います。間違ったことは言ってはないのですが、でも、国王陛下は、全ての罪をご自身だけで受けるつもりではないでしょうか?」
「誰を庇っているのでしょうか?」
兄様がポロッと口にされた。
「ドゥオーモ王国だと思います」
わたしは、思った事を口にした。
「勿論、身内に被害がいかなように庇っているかもしれませんが、国王陛下はドゥオーモ王国を、ドゥオーモ王国の民を大切にしておりました。わたしも帝国に来る途中で景色を見て、
あの土地を戦場にしてはならないと考えておりました。兄様は怒るかもしれませんが、わたしは、ドゥオーモ王国が豊かな国になるために、いろんな勉強をしてきました。川を作り、池を作り、養殖場を作りましたが、川ができたことで、田畑に水を行き渡せることができました。堤防もダムも、わたしの手作りと言っていいほど、設計図から図面を引きました。視察も国王陛下と出掛けておりました。わたしが国王ならば、国を守りたいと思ったと思います」
「なるほど。裁判官も父上も悩まれるだろう。昨日の判決では、夫人と子供にも罪を与えた。国王陛下が全部、一人でしたというなら、罪は国王陛下だけに行く。王妃や王子には、重くても廃位くらいだろう。だが、昨日のペリオドス王太子の様子では、本当に何も知らないようだった。あながち間違いではないだろう」
「母上の敵は、ドゥオーモ王国の国王陛下なのか」
兄様は、怒りを込めてそう言った。けれど、
「父と慕っていた国王陛下が、カナール女史の敵だと思う事は、マリアナは辛いな?」
クラクシオン様は、わたしの心情を心配してくださいました。
「複雑ですね。わたしを確かに人質と言いました。でも、娘とも言いました。きっとどちらも正直な気持ちなのだと思います。そして、母様の敵でもあるのです。まるでわたしに情を捨てろと言っているようです」
「そうかもしれないぞ。敵は間違いなく、国王陛下であるが、マリアナは優しい。苦しまないように情けは無用だ。憎めと告げているのかもしれぬ」
兄様は黙って、わたしとクラクシオン様の話を聞いている。
兄様には、わたしの考えは甘いと思われているかもしれないけれど、わたしは、父と慕っていた国王陛下を兄様ほど憎めないのだ。
母様を殺した犯人だとしても。
これは洗脳かもしれないけれど。
母様には申し訳ない。
兄様のように、憎めない親不孝な娘。
10分の休廷が終わって、廊下に出ていた者は、皆、室内に入り着席した。
王妃様はいなかった。
興奮が収まらなかったのだろう。
「判決を言い渡す」
裁判官の声が響き渡った。
「ドゥオーモ王国、国王陛下、クルース・ドゥオーモ。カナール・プロートニク公爵夫人殺害依頼。マリアナ・プロートニク公爵令嬢誘拐、監禁容疑により、極刑を言い渡す」
国王陛下は深く頭を下げた。
「続いて、王妃、アネール・ドゥオーモ、廃位。11年にわたってマリアナ嬢に対する虐待に対して、南の修道院に永久に勤めるように。ペリオドス・ドゥオーモ、廃位。アニー・ドゥオーモ、廃位。ピピ・ドゥオーモ、廃位。ネル・ドゥオーモ、廃位。ファスタ・ドゥオーモ、廃位。不倫により娼館に売られた、ペリオドス第二夫人は廃位。ドゥオーモ王国は、管理者不在のためフラッオーネ帝国の一部とする。ドゥオーモ地区と名付けることにする」
国王陛下は再び、頭を下げた。
国王陛下は騎士に連れられていった。
その後に、ペリオドス様、第二夫人と子供達が、騎士に連れて行かれた。
「これにて閉廷します」
わたしは頭を下げた。
兄様も頭を下げていた。
クラクシオン様も。
それから一週間後に、ノンブル侯爵と国王陛下の処刑が行われた。
この帝国では、極刑は火刑にされるそうだ。
二人は、十字に作られた木に縛られている。
足下には藁や木材などが積まれている。
まるで教会の聖者のように、縛られた二人に火が放たれた。
ノンブル侯爵は悲鳴を上げたが、国王陛下はただ目を閉じていた。
足下から、火に包まれていく。
死を受け入れたその姿に、涙が流れた。
母様を裏切るようで、泣かないように我慢していたが、わたしの11年は国王陛下とともにあったのだ。
涙が溢れる。
クラクシオン様が、わたしを庇い、人混みから出て行った。
離れた場所に待機させていた馬車に、わたしを乗せると、宮殿に戻るように告げた。
わたしは馬車の中で、寂しさと罪悪感で、泣いていた。
父親のように慕っていた国王陛下を失う悲しさと、母殺しの犯人に対して、悲しいと思う気持ちは悪いことだと思うのに、涙がどうしても止まってくれない。
心の中で均衡が崩れてしまっている。
クラクシオン様は、わたしを泣かせてくれた。
兄様に、この姿を見られなくてよかった。
裏切り者と蔑まれ、軽蔑されるだろう。
今度こそ、許されないかもしれない。
いろんな想いもわたしの感情を無茶苦茶にした。
廃位となった王家の者は、王妃様以外は平民として暮らすようだ。
王妃様は南の修道院に連れて行かれる。ペリオドス様の行方は分からない。
第二夫人と子供達は、第二夫人のご実家に戻られたとか。
王女達の婚約話がどうなったかとか、まったく気にならなかった。
わたしは意外と薄情だったようだ。
ただペリオドス様はどこかで、自分らしく生きていくのだろうと信じていた。
ペリオドス様がクラクシオン様に託された、ジュリアン様のドレスや宝石は、皇后様がお茶会でバザーを開いてくださった。
いい物だった物が多く、貴族達が買ってくれたようだ。
その資金と金貨でクラクシオン様は、ペリオドス様が望んだように、わたしに宝石を買おうとしたが、そうしなかった。
宝石は贈られたが、その資金はクラクシオン様が支払い、同額を帝国の孤児院に寄付した。
クラクシオン様は、他の男の金で買った物をわたしに身につけさせたくはなかったのだと言った。
兄様も一緒に来ている。
「本当に国王陛下が一人で、全て考えて、行ったのか?」
クラクシオン様も違和感を覚えたようだ。
第二夫人の声は落ち着いていた。
愛する夫が死刑を言い渡されそうなのに、冷静だった。
まるでこうなることが分かっていたようだ。
「マリアナ、国王陛下は娘のようにしてくれたのか?」
「私の娘だと言われたことはあります。その事を嬉しく思った事もあります。王妃様に対しての不満を抱えておいででしたし、わたし自身も王妃様を恐れていましたから。ペリオドス王太子の事もいつも何もしないことを不満に思っていたと思います。間違ったことは言ってはないのですが、でも、国王陛下は、全ての罪をご自身だけで受けるつもりではないでしょうか?」
「誰を庇っているのでしょうか?」
兄様がポロッと口にされた。
「ドゥオーモ王国だと思います」
わたしは、思った事を口にした。
「勿論、身内に被害がいかなように庇っているかもしれませんが、国王陛下はドゥオーモ王国を、ドゥオーモ王国の民を大切にしておりました。わたしも帝国に来る途中で景色を見て、
あの土地を戦場にしてはならないと考えておりました。兄様は怒るかもしれませんが、わたしは、ドゥオーモ王国が豊かな国になるために、いろんな勉強をしてきました。川を作り、池を作り、養殖場を作りましたが、川ができたことで、田畑に水を行き渡せることができました。堤防もダムも、わたしの手作りと言っていいほど、設計図から図面を引きました。視察も国王陛下と出掛けておりました。わたしが国王ならば、国を守りたいと思ったと思います」
「なるほど。裁判官も父上も悩まれるだろう。昨日の判決では、夫人と子供にも罪を与えた。国王陛下が全部、一人でしたというなら、罪は国王陛下だけに行く。王妃や王子には、重くても廃位くらいだろう。だが、昨日のペリオドス王太子の様子では、本当に何も知らないようだった。あながち間違いではないだろう」
「母上の敵は、ドゥオーモ王国の国王陛下なのか」
兄様は、怒りを込めてそう言った。けれど、
「父と慕っていた国王陛下が、カナール女史の敵だと思う事は、マリアナは辛いな?」
クラクシオン様は、わたしの心情を心配してくださいました。
「複雑ですね。わたしを確かに人質と言いました。でも、娘とも言いました。きっとどちらも正直な気持ちなのだと思います。そして、母様の敵でもあるのです。まるでわたしに情を捨てろと言っているようです」
「そうかもしれないぞ。敵は間違いなく、国王陛下であるが、マリアナは優しい。苦しまないように情けは無用だ。憎めと告げているのかもしれぬ」
兄様は黙って、わたしとクラクシオン様の話を聞いている。
兄様には、わたしの考えは甘いと思われているかもしれないけれど、わたしは、父と慕っていた国王陛下を兄様ほど憎めないのだ。
母様を殺した犯人だとしても。
これは洗脳かもしれないけれど。
母様には申し訳ない。
兄様のように、憎めない親不孝な娘。
10分の休廷が終わって、廊下に出ていた者は、皆、室内に入り着席した。
王妃様はいなかった。
興奮が収まらなかったのだろう。
「判決を言い渡す」
裁判官の声が響き渡った。
「ドゥオーモ王国、国王陛下、クルース・ドゥオーモ。カナール・プロートニク公爵夫人殺害依頼。マリアナ・プロートニク公爵令嬢誘拐、監禁容疑により、極刑を言い渡す」
国王陛下は深く頭を下げた。
「続いて、王妃、アネール・ドゥオーモ、廃位。11年にわたってマリアナ嬢に対する虐待に対して、南の修道院に永久に勤めるように。ペリオドス・ドゥオーモ、廃位。アニー・ドゥオーモ、廃位。ピピ・ドゥオーモ、廃位。ネル・ドゥオーモ、廃位。ファスタ・ドゥオーモ、廃位。不倫により娼館に売られた、ペリオドス第二夫人は廃位。ドゥオーモ王国は、管理者不在のためフラッオーネ帝国の一部とする。ドゥオーモ地区と名付けることにする」
国王陛下は再び、頭を下げた。
国王陛下は騎士に連れられていった。
その後に、ペリオドス様、第二夫人と子供達が、騎士に連れて行かれた。
「これにて閉廷します」
わたしは頭を下げた。
兄様も頭を下げていた。
クラクシオン様も。
それから一週間後に、ノンブル侯爵と国王陛下の処刑が行われた。
この帝国では、極刑は火刑にされるそうだ。
二人は、十字に作られた木に縛られている。
足下には藁や木材などが積まれている。
まるで教会の聖者のように、縛られた二人に火が放たれた。
ノンブル侯爵は悲鳴を上げたが、国王陛下はただ目を閉じていた。
足下から、火に包まれていく。
死を受け入れたその姿に、涙が流れた。
母様を裏切るようで、泣かないように我慢していたが、わたしの11年は国王陛下とともにあったのだ。
涙が溢れる。
クラクシオン様が、わたしを庇い、人混みから出て行った。
離れた場所に待機させていた馬車に、わたしを乗せると、宮殿に戻るように告げた。
わたしは馬車の中で、寂しさと罪悪感で、泣いていた。
父親のように慕っていた国王陛下を失う悲しさと、母殺しの犯人に対して、悲しいと思う気持ちは悪いことだと思うのに、涙がどうしても止まってくれない。
心の中で均衡が崩れてしまっている。
クラクシオン様は、わたしを泣かせてくれた。
兄様に、この姿を見られなくてよかった。
裏切り者と蔑まれ、軽蔑されるだろう。
今度こそ、許されないかもしれない。
いろんな想いもわたしの感情を無茶苦茶にした。
廃位となった王家の者は、王妃様以外は平民として暮らすようだ。
王妃様は南の修道院に連れて行かれる。ペリオドス様の行方は分からない。
第二夫人と子供達は、第二夫人のご実家に戻られたとか。
王女達の婚約話がどうなったかとか、まったく気にならなかった。
わたしは意外と薄情だったようだ。
ただペリオドス様はどこかで、自分らしく生きていくのだろうと信じていた。
ペリオドス様がクラクシオン様に託された、ジュリアン様のドレスや宝石は、皇后様がお茶会でバザーを開いてくださった。
いい物だった物が多く、貴族達が買ってくれたようだ。
その資金と金貨でクラクシオン様は、ペリオドス様が望んだように、わたしに宝石を買おうとしたが、そうしなかった。
宝石は贈られたが、その資金はクラクシオン様が支払い、同額を帝国の孤児院に寄付した。
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