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第六章
4 戦争
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眠っていたフラウムは、ハッと起き上がった。
「シュワルツ、サルサミア王国から攻められているわ」
眠っていたシュワルツは、遠くを見るようにしているフラウムを見て、起き上がった。
「今、国境を越えたわ」
言いながら、フラウムはベッドから降りて、ガウンを着る。
シュワルツもベッドから降りる。
「レース」
「なんだ?」
ポンと姿を現したのは、猫の顔をして、尻尾がギザギザな召喚獣だ。
「皇帝陛下にサルサミア王国が攻めてきたと、お伝えください。軍隊をお連れすることはできるかしら?」
「できるぞ」
「そうしたら、国境地帯にお連れして」
「わかったぞ」
レースの姿が消えた。
「シュワルツ、着替えましょう。すぐに出発するわ」
「ああ」
フラウムは、自室に向かった。
顔を洗い、バイオレットのドレスに、コートを着ると、シュワルツの元にやってきた。
サルサミア王国はシュベルノバ帝国の西側に、位置している。
キールの村の先に、サルサミア王国がある。
大きな帝国に小さな国が、主張している状態だ。
昔から小競り合いがある国で、フラウムの父親が諜者をしている国だ。
シュワルツも命を狙われた。
サルサミア王国は、どうしてもシュベルノバ帝国が気になるようだ。
シュワルツは着替えて、従者に声をかけたようだ。
「どのようにするつもりだ?今から国境に向かっても間に合わぬ」
「ユラナスを呼ぶわ。国は潰してしまっていいかしら?」
「ああ、いいだろう」
「シュワルツは、軍隊を集めておいて」
「ああ、分かった」
背後にいる従者に、シュワルツは、準備をするように伝える。
フラウムは、外に出ると、「ユラナス」と声を上げた。
目の前に純白のドラゴンが現れた。
「フラウム、戦争か?」
「攻められているわ」
「そのようだな」
「悪いけれど、連れて行ってもらえる?」
「ああ、いいだろう」
「シュワルツも一緒にいいかしら?」
「まあ、ついでだ」
「ありがとう」
フラウムは振り向くと、シュワルツを呼んだ。
「シュワルツ、ドラゴンのユラナスよ。今から、連れて行ってくれるわ」
「乗るがいい」
ユラナスは、首を下げてくれた。
フラウムが乗って、その後にシュワルツがドラゴンに乗った。
「ユラナス殿、助かる」
「其方は、フラウムのオマケだ」
「まあ、そうだな」
「では行くぞ」
ユラナスは、一度、大きく伸びると、大きな翼を広げた。
あっという間に、キールの村に到着した。
キールの村は焼かれていた。
フラウムは怒った。
「許せないわ」
フラウムは、敵に向けて、光の矢を雨のように降らす。敵陣は、光の矢に貫かれて、倒れていく。
大群が押し寄せてくる。
「ユラナス、燃やして」
「了解」
ユラナスは火を噴き、あっという間に、大群を焼き払った。
国境は壊されていた。
ユラナスは、火を噴きづける。
小国、サルサミア王国は、あっという間に火に包まれて、軍事の準備をしていた軍隊を焼き払った。
サルサミア王国の城も猛火に包まれた。
キールの村に戻ってもらい、生き延びた村人に傷の手当てをする。
シュワルツは、圧倒され続けていた。
そこに皇帝が、軍隊を連れて転移をしてきた。
「レースありがとう」
「なんてことないぞ」
「皇帝陛下、サルサミア王国の城を焼き払いました」
「そうか。それにしても、便利だな」
フラウムは微笑む。
「シュワルツ、スクレと軍隊を連れてきて」
「ああ」
シュワルツはスクレを呼ぶ。
「シュワルツ様、お呼びでしょうか?」
「テールの宮廷まで頼む」
「はい」
シュワルツは、スクレに跨がると、消えた。
その直後、シュワルツの軍隊を転移させて戻ってきた。
「国王が生きているか、確認ができておりません」
「では、行ってこようぞ」
皇帝陛下一行と、シュワルツの軍隊がサルサミア王国へ入っていく。
フラウムは、ユラナスに乗って、上空から見ていた。
一面、焼け野原になっている。
城は焼け落ちている。
動く物の姿は見えない。
ふと、人の気配がした。
皇帝一行と、シュワルツ一行を狙う者がいる。
「あれは、お父様」
「助けるのか?」
「見間違いだわ、焼き払って」
ユラナスが炎を吹き出した瞬間、人の姿が塵のように消えた。
父は死んだ。
清々した。
悲しみもない。
皇帝とシュワルツが上空を見たが、フラウムは微笑んだ。
+
サルサミア王国の城は墜ちて、キリマクルス国王陛下のような死体が発見された。
焼け爛れていたので、身につけていた衣服や、倒れていた部屋から推測された。
城に生きている者はいなかった。
軍隊も死滅していた。
生きていたのは、軍とは関係ない民だけだ。
民は、焼け野原で呆然としている。
皇帝は、すぐにサルサミア王国だった城跡に立った。
「本日から、この国は、シュベルノバ帝国となった。名はリーオと名付けよう」
生き残った民が、拍手をした。
サルサミア王国は海にも面していた位置にあった為に、これから、開発して貿易も発展させていける。
皇帝は、一度、シュワルツと一緒にテールの都に戻り、リーオの都の設計を始めた。
焼け野原になっているので、区画整理から始めなければならない。
フラウムは、魔力980以上ある者を集めた。さすがに少ない。
その少ない人材を集めて、雷獣と契約させた。
レースとスクレの部下になる。
おまけで、伝書を頼んだ。
皇帝も雷獣と契約して、帝国を自在に移動できるようになった。
リーオの都もシュワルツが管理することになった。
テールの都のような都市ができるのだろう。
シュワルツは、区画整理の為に雷獣と契約した部下を一人入れ、部隊を派遣した。
「ユラナス、ありがとう」
「ユラナス殿、感謝します」
ユラナスはシュワルツの顔をじっと見て、一つ頷いた。
「よい夫婦になるがいい。フラウムを裏切ったら、わしがフラウムをいただく」
「なっ」
引き攣った顔のシュワルツを見て、ユラナスは飛び立った。
「ではな、フラウム」
「ユラナス、ありがとう」
フラウムは、大きく手を振った。
「フラウム」
「なあに?」
シュワルツは、フラウムを背後から抱きしめる。
「心変わりをしたのか?」
「シュワルツ、ユラナスは警告をしただけよ」
「警告か。私は心変わりは起こしていないぞ。フラウムを愛している」
「私も愛しているわ」
口づけを交わしていると、隣で皇帝が咳払いをした。
「父上、フラウムのお陰で、数時間で制圧できました」
「ああ、素晴らしい。感謝するぞ。フラウム妃」
「いいえ、でも、キールの村が焼けてしまって、残念です」
「しかし、最小限だったではないか」
「はい」
怪我人もそれほどいなかったのは幸いだ。
フラウムは、神になり帝国を守れる力を得たことを、初めて嬉しいと思った。
「シュワルツ、サルサミア王国から攻められているわ」
眠っていたシュワルツは、遠くを見るようにしているフラウムを見て、起き上がった。
「今、国境を越えたわ」
言いながら、フラウムはベッドから降りて、ガウンを着る。
シュワルツもベッドから降りる。
「レース」
「なんだ?」
ポンと姿を現したのは、猫の顔をして、尻尾がギザギザな召喚獣だ。
「皇帝陛下にサルサミア王国が攻めてきたと、お伝えください。軍隊をお連れすることはできるかしら?」
「できるぞ」
「そうしたら、国境地帯にお連れして」
「わかったぞ」
レースの姿が消えた。
「シュワルツ、着替えましょう。すぐに出発するわ」
「ああ」
フラウムは、自室に向かった。
顔を洗い、バイオレットのドレスに、コートを着ると、シュワルツの元にやってきた。
サルサミア王国はシュベルノバ帝国の西側に、位置している。
キールの村の先に、サルサミア王国がある。
大きな帝国に小さな国が、主張している状態だ。
昔から小競り合いがある国で、フラウムの父親が諜者をしている国だ。
シュワルツも命を狙われた。
サルサミア王国は、どうしてもシュベルノバ帝国が気になるようだ。
シュワルツは着替えて、従者に声をかけたようだ。
「どのようにするつもりだ?今から国境に向かっても間に合わぬ」
「ユラナスを呼ぶわ。国は潰してしまっていいかしら?」
「ああ、いいだろう」
「シュワルツは、軍隊を集めておいて」
「ああ、分かった」
背後にいる従者に、シュワルツは、準備をするように伝える。
フラウムは、外に出ると、「ユラナス」と声を上げた。
目の前に純白のドラゴンが現れた。
「フラウム、戦争か?」
「攻められているわ」
「そのようだな」
「悪いけれど、連れて行ってもらえる?」
「ああ、いいだろう」
「シュワルツも一緒にいいかしら?」
「まあ、ついでだ」
「ありがとう」
フラウムは振り向くと、シュワルツを呼んだ。
「シュワルツ、ドラゴンのユラナスよ。今から、連れて行ってくれるわ」
「乗るがいい」
ユラナスは、首を下げてくれた。
フラウムが乗って、その後にシュワルツがドラゴンに乗った。
「ユラナス殿、助かる」
「其方は、フラウムのオマケだ」
「まあ、そうだな」
「では行くぞ」
ユラナスは、一度、大きく伸びると、大きな翼を広げた。
あっという間に、キールの村に到着した。
キールの村は焼かれていた。
フラウムは怒った。
「許せないわ」
フラウムは、敵に向けて、光の矢を雨のように降らす。敵陣は、光の矢に貫かれて、倒れていく。
大群が押し寄せてくる。
「ユラナス、燃やして」
「了解」
ユラナスは火を噴き、あっという間に、大群を焼き払った。
国境は壊されていた。
ユラナスは、火を噴きづける。
小国、サルサミア王国は、あっという間に火に包まれて、軍事の準備をしていた軍隊を焼き払った。
サルサミア王国の城も猛火に包まれた。
キールの村に戻ってもらい、生き延びた村人に傷の手当てをする。
シュワルツは、圧倒され続けていた。
そこに皇帝が、軍隊を連れて転移をしてきた。
「レースありがとう」
「なんてことないぞ」
「皇帝陛下、サルサミア王国の城を焼き払いました」
「そうか。それにしても、便利だな」
フラウムは微笑む。
「シュワルツ、スクレと軍隊を連れてきて」
「ああ」
シュワルツはスクレを呼ぶ。
「シュワルツ様、お呼びでしょうか?」
「テールの宮廷まで頼む」
「はい」
シュワルツは、スクレに跨がると、消えた。
その直後、シュワルツの軍隊を転移させて戻ってきた。
「国王が生きているか、確認ができておりません」
「では、行ってこようぞ」
皇帝陛下一行と、シュワルツの軍隊がサルサミア王国へ入っていく。
フラウムは、ユラナスに乗って、上空から見ていた。
一面、焼け野原になっている。
城は焼け落ちている。
動く物の姿は見えない。
ふと、人の気配がした。
皇帝一行と、シュワルツ一行を狙う者がいる。
「あれは、お父様」
「助けるのか?」
「見間違いだわ、焼き払って」
ユラナスが炎を吹き出した瞬間、人の姿が塵のように消えた。
父は死んだ。
清々した。
悲しみもない。
皇帝とシュワルツが上空を見たが、フラウムは微笑んだ。
+
サルサミア王国の城は墜ちて、キリマクルス国王陛下のような死体が発見された。
焼け爛れていたので、身につけていた衣服や、倒れていた部屋から推測された。
城に生きている者はいなかった。
軍隊も死滅していた。
生きていたのは、軍とは関係ない民だけだ。
民は、焼け野原で呆然としている。
皇帝は、すぐにサルサミア王国だった城跡に立った。
「本日から、この国は、シュベルノバ帝国となった。名はリーオと名付けよう」
生き残った民が、拍手をした。
サルサミア王国は海にも面していた位置にあった為に、これから、開発して貿易も発展させていける。
皇帝は、一度、シュワルツと一緒にテールの都に戻り、リーオの都の設計を始めた。
焼け野原になっているので、区画整理から始めなければならない。
フラウムは、魔力980以上ある者を集めた。さすがに少ない。
その少ない人材を集めて、雷獣と契約させた。
レースとスクレの部下になる。
おまけで、伝書を頼んだ。
皇帝も雷獣と契約して、帝国を自在に移動できるようになった。
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シュワルツは、区画整理の為に雷獣と契約した部下を一人入れ、部隊を派遣した。
「ユラナス、ありがとう」
「ユラナス殿、感謝します」
ユラナスはシュワルツの顔をじっと見て、一つ頷いた。
「よい夫婦になるがいい。フラウムを裏切ったら、わしがフラウムをいただく」
「なっ」
引き攣った顔のシュワルツを見て、ユラナスは飛び立った。
「ではな、フラウム」
「ユラナス、ありがとう」
フラウムは、大きく手を振った。
「フラウム」
「なあに?」
シュワルツは、フラウムを背後から抱きしめる。
「心変わりをしたのか?」
「シュワルツ、ユラナスは警告をしただけよ」
「警告か。私は心変わりは起こしていないぞ。フラウムを愛している」
「私も愛しているわ」
口づけを交わしていると、隣で皇帝が咳払いをした。
「父上、フラウムのお陰で、数時間で制圧できました」
「ああ、素晴らしい。感謝するぞ。フラウム妃」
「いいえ、でも、キールの村が焼けてしまって、残念です」
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