【短期連載】穴口探偵の事件簿:消えた不良のボンボン

Mr.後困る

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汚職警官と新人警官

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夏休高校から出るとパトカーが近づいて来た。

「よぉ」

パトカーから警官の今夜こんや 紙努しぬが声をかけて来た。
この男は元々は本庁の若きエリートだったが下らない汚職で左遷され
今も汚職警官をしている、 糞みたいな男だがそれでも役に立つ。

「今夜さん、 デートですか?」

穴口が助手席に座っている婦警を見て言う。

「な、 何言ってるんですか!! 貴方は」
「落ち着けよ朝子、 こいつなりのユーモアだ
糞みたいなユーモアだからモテないんだがな
探偵なんてやってるからユーモアが無いのかな?」
「そうですね」

以前今夜は婦警のコスプレをしたキャバ嬢とパトカーデートしていた事は
この朝子と言う婦警は知らないらしい。

「穴口、 乗れよ」
「はい?」
「お前さんも小学って餓鬼を探してるんだろ? 情報共有としようじゃないか」
「今夜さん!! 探偵なんかに頼る必要は!!」
「朝子ぉ、 確かに頼る必要有る無しで言えば無しだが
一番大事なのは小学を見つける事だろぉ?
とりあえず見つける可能性を1%でも上げておきたい」
「・・・・・何で小学を探していると?」
あの人・・・が探偵とかにも頼むだろうなって思ってたんだよ
とりあえず飯食おう腹減った」
「・・・・・」

穴口はパトカーに乗った。

「おい、 自転車は後ろに乗せろ」
「はい」
「自転車乗せます?」

朝子が尋ねる。

「置いたら後々取りに行かせる事になるだろ
そんな血も涙もないことは出来ない」


パトカーが向かった先は小さなビルだった。
駐車場に車を止めて今夜はビルに向かった。



「ここは?」
「折角のタダメシだ、 良い物喰わないとな」
「俺が奢るの!?」
「嫌なら帰れ」
「さっきの自転車を乗せた優しさ何処行った!?」

文句を言いながら渋々穴口は付いて行った。



ビルの中の3階のバー"JSC"に向かう3人。
警官の服で入った来たにも関わらず店長は特に反応しなかった。

「朝子何喰う? ここは何でも旨いぞ」
「えぇっと・・・え、 これ一品3000円とかするんですけど」
「奢りだから気にすんな」
「でも支払いはこの探偵でしょ? この額を払えるとは・・・」
「甘いな」
「すいませーん、 ステーキ400gのライス大盛って出来ます?」

穴口は容赦無く注文する。

「始めて来た怪しげな店で即座に注文か、 相変わらず肝が太い・・・」
「じゃあ私もそれで」

朝子も追従する。

「ふっ、 お前等に教えてやろう、 ここはシーフードが上手いんだ
マスター、 JSCパエリアを一つ」
「あ、 すみません、 今日はちょっと仕入れが出来なかったんで
肉系でお願いします」
「・・・・・じゃあ俺もステーキ400g、 ライス大盛」
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