81 / 355
第七章:鮮血のオルフェンズ
山の囁き
しおりを挟む
バルド達とレーア達はとある山の麓に逃げて来た。
そこは如何にも禁足地の様な所だったがレーアは構わず入って行った。
「入って大丈夫ですか?」
「本人からの許可は貰っているよ」
「本人?」
「山その物よ」
「???」
バルド達が山に近付くと声がした。
「やぁ、 来たかい、 レーアちゃん」
どこからか声が聞こえる。
バルド達はきょろきょろする。
「あぁ、 君達の眼の前の山が僕です」
「山その物に意思が・・・!! 何と神秘的な」
「照れる、 と君達はあの忌々しいスシ使い達と戦う連中なんだよね?」
「えぇ・・・一応そうですが・・・」
「うん、 僕も彼等は妬ましいから全面的に協力するよ
とは言っても匿う程度しか出来ないけどね・・・もっと僕に力が有れば・・・
この世界に破滅的な災害を齎せるのに・・・」
「・・・うん?」
レーアが耳打ちをする。
「この山は”もっと危険な天災” になりたいらしい、 でもそんな力は安心して」
「分かりました」
「うん・・・鬱になって来た・・・とか言っている場合じゃないんだよね
スシ使い達は恐ろしいスシを造り出したんだ、 そのスシを何とかして破壊して欲しい」
「スシを破壊・・・?」
首を傾げるバルド達。
「スシが恐ろしい・・・確かにスシは凄い武器になる、 しかし山が言う程・・・」
「それは私が説明するよバルド」
レーアが割って入る。
「私はヒノモト城から脱走して幾つか宝を持ち出して来た
その宝の力でサンシャイン王国の反攻勢力のレジスタンスを纏めて
このマナ法国に逃げて来たんだ」
「流石ですレーア様」
「しかしレジスタンスと言う割には数が少ないんじゃないの?」
グレンが疑問を口にする。
「私達がこの国に入るまでは百人以上の仲間が居た」
「・・・・・となるとこの国でその仲間の大半が死んだ、 と
不思議な力のお宝を持っていたのに、 一体何が有ったんだ、 教えてくれ」
ゴハンが尋ねる。
「まず始めに轟音が聞こえた」
「轟音?」
「地鳴り、 山崩れ、 それらの音とは違った、 それより凄まじい轟音だった
大地が砕けた様な、 そんな感じ」
「僕も昔は凄い噴火をしたもんだよ・・・今は駄目だけど・・・」
山がしょげる。
「でもあれは噴火よりも凄い音だった」
「一体何が有ったんですか?」
「私達が見たのは小さな山の様なスシだった」
「!?」
「即ち超巨大なスシブレードだ」
「な・・・なんだって・・・」
「山一つを木っ端微塵にする大量破壊スシブレードと言う事だね
僕もああいう大破壊をしてみたいもんだよ」
山が呟いた。
-----------------------------------
登場したSCP
SCP-1699 - 劣火山
http://scp-jp.wikidot.com/scp-1699
そこは如何にも禁足地の様な所だったがレーアは構わず入って行った。
「入って大丈夫ですか?」
「本人からの許可は貰っているよ」
「本人?」
「山その物よ」
「???」
バルド達が山に近付くと声がした。
「やぁ、 来たかい、 レーアちゃん」
どこからか声が聞こえる。
バルド達はきょろきょろする。
「あぁ、 君達の眼の前の山が僕です」
「山その物に意思が・・・!! 何と神秘的な」
「照れる、 と君達はあの忌々しいスシ使い達と戦う連中なんだよね?」
「えぇ・・・一応そうですが・・・」
「うん、 僕も彼等は妬ましいから全面的に協力するよ
とは言っても匿う程度しか出来ないけどね・・・もっと僕に力が有れば・・・
この世界に破滅的な災害を齎せるのに・・・」
「・・・うん?」
レーアが耳打ちをする。
「この山は”もっと危険な天災” になりたいらしい、 でもそんな力は安心して」
「分かりました」
「うん・・・鬱になって来た・・・とか言っている場合じゃないんだよね
スシ使い達は恐ろしいスシを造り出したんだ、 そのスシを何とかして破壊して欲しい」
「スシを破壊・・・?」
首を傾げるバルド達。
「スシが恐ろしい・・・確かにスシは凄い武器になる、 しかし山が言う程・・・」
「それは私が説明するよバルド」
レーアが割って入る。
「私はヒノモト城から脱走して幾つか宝を持ち出して来た
その宝の力でサンシャイン王国の反攻勢力のレジスタンスを纏めて
このマナ法国に逃げて来たんだ」
「流石ですレーア様」
「しかしレジスタンスと言う割には数が少ないんじゃないの?」
グレンが疑問を口にする。
「私達がこの国に入るまでは百人以上の仲間が居た」
「・・・・・となるとこの国でその仲間の大半が死んだ、 と
不思議な力のお宝を持っていたのに、 一体何が有ったんだ、 教えてくれ」
ゴハンが尋ねる。
「まず始めに轟音が聞こえた」
「轟音?」
「地鳴り、 山崩れ、 それらの音とは違った、 それより凄まじい轟音だった
大地が砕けた様な、 そんな感じ」
「僕も昔は凄い噴火をしたもんだよ・・・今は駄目だけど・・・」
山がしょげる。
「でもあれは噴火よりも凄い音だった」
「一体何が有ったんですか?」
「私達が見たのは小さな山の様なスシだった」
「!?」
「即ち超巨大なスシブレードだ」
「な・・・なんだって・・・」
「山一つを木っ端微塵にする大量破壊スシブレードと言う事だね
僕もああいう大破壊をしてみたいもんだよ」
山が呟いた。
-----------------------------------
登場したSCP
SCP-1699 - 劣火山
http://scp-jp.wikidot.com/scp-1699
0
あなたにおすすめの小説
祈りの果てに ― 無限の箱庭で笑う者 ―
酒の飲めない飲んだくれ
ファンタジー
俺は一度、終わりを迎えた。
でも――もう一度だけ、生きてみようと思った。
女神に導かれ、空の海を旅する青年。
特別な船と、「影」の船員たちと共に、無限の空を渡る。
絶望の果てに与えられた“過剰な恩恵”。
それは、ひとりの女神の「願い」から生まれたものだった。
彼の旅路はやがて、女神の望みそのものを問い直す。
――絶望の果て、その先から始まる、再生のハイファンタジー戦記。
その歩みが世界を、そして自分自身を変えていく。
これは、ただの俺の旅の物語。
『祈りの果てに ― 無限の箱庭で笑う者 ―』
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】
【一次選考通過作品】
---
とある剣と魔法の世界で、
ある男女の間に赤ん坊が生まれた。
名をアスフィ・シーネット。
才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。
だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。
攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。
彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。
---------
もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします
ランド犬
ファンタジー
異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは
――〈ホームセンター〉
壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。
気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。
拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?
異世界転移物語
月夜
ファンタジー
このところ、日本各地で謎の地震が頻発していた。そんなある日、都内の大学に通う僕(田所健太)は、地震が起こったときのために、部屋で非常持出袋を整理していた。すると、突然、めまいに襲われ、次に気づいたときは、深い森の中に迷い込んでいたのだ……
相続した畑で拾ったエルフがいつの間にか嫁になっていた件 ~魔法で快適!田舎で農業スローライフ~
ちくでん
ファンタジー
山科啓介28歳。祖父の畑を相続した彼は、脱サラして農業者になるためにとある田舎町にやってきた。
休耕地を畑に戻そうとして草刈りをしていたところで発見したのは、倒れた美少女エルフ。
啓介はそのエルフを家に連れ帰ったのだった。
異世界からこちらの世界に迷い込んだエルフの魔法使いと初心者農業者の主人公は、畑をおこして田舎に馴染んでいく。
これは生活を共にする二人が、やがて好き合うことになり、付き合ったり結婚したり作物を育てたり、日々を生活していくお話です。
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる