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第九章:混沌会談
見舞い
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ファウンデーション教国のとある病室にて眠っているバルド。
そばにレーアが座って見守っている。
「レーアさん、 来ていたんですか」
三崎がやって来た。
「三崎君、 君も来ているの?」
「えぇ、 毎日」
「毎日?」
「彼が一番良いスシの握り方が上手い人だそうじゃないですか
この国の寿司職人は駄目ですね」
「ハッキリ言いますね・・・」
「何年か修行して初めてスシ職人ですから、 仕方ないですよ」
「・・・・・こう言っては何ですがスシって生魚を御飯に乗せるだけじゃないですか
違いとかって有るんですか?」
「・・・・・」
三崎はむすっとした表情になる。
「・・・レーアさん、 寿司を食べた事は?」
「食べ物と言う事は知っていますが・・・生魚じゃないですか」
「あぁ・・・生物は御嫌いですか、 まぁ仕方ないですけど・・・
でも寿司はシャリ、 つまり御飯の部分が一番大事ですからね」
「そうなんですか?」
「えぇ、 例えばシャリを固く握ってしまえば
食べる部分も当然固くなります、 固いのは良くない
かといって柔すぎると崩れてしまう、 スシブレードにおいて致命的といえますし
食べるのに適さない」
「なるほど・・・力加減が大事、 と言う事ですね」
「御理解頂けて嬉しいです
バルドさんは寿司の知識を何やら怪しい方法で手に入れた様ですが
本来なら何年も修行して初めて寿司を握れるようになるんです」
「さっきも聞きました」
「それは失敬、 兎も角僕は寿司を握る為には彼の様な人材は必要不可欠です
国防と言うマクロな視点からだと尚更です」
「マグロ?」
「・・・・・大きな視点ですかね、 気取った言い回しで失礼」
「気にしてませんよ」
「それは有難いですね、 座って良いですか?」
「どうぞ」
椅子を出して座る三崎。
「三崎君、 バルドの容態は毎日変わり無いの?」
「えぇ、 意識不明ですが何時起きても可笑しくないですね」
「何時起きても・・・それって凄い長い期間とか・・・」
「外傷は無いですから問題無く近日中には起きると思いますよ」
「外傷が無いのに何で目を覚まさないの?」
「心労じゃないのですか?」
「心労?」
「精神的な疲労とか」
「バルドはそんなに柔な男ではありません」
「精神の磨耗は誰にでもありますよ、 僕も大量に寿司を握った時
スシの出来栄えが不安になる事があります
増してや国防に関わるのなら尚更です
まぁ今回はスシの出来栄えとかとは無縁でしょうが」
「どういう事ですか?」
「ややオカルティックな推測になりますがそれでよければ」
「構いません」
そばにレーアが座って見守っている。
「レーアさん、 来ていたんですか」
三崎がやって来た。
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「えぇ、 毎日」
「毎日?」
「彼が一番良いスシの握り方が上手い人だそうじゃないですか
この国の寿司職人は駄目ですね」
「ハッキリ言いますね・・・」
「何年か修行して初めてスシ職人ですから、 仕方ないですよ」
「・・・・・こう言っては何ですがスシって生魚を御飯に乗せるだけじゃないですか
違いとかって有るんですか?」
「・・・・・」
三崎はむすっとした表情になる。
「・・・レーアさん、 寿司を食べた事は?」
「食べ物と言う事は知っていますが・・・生魚じゃないですか」
「あぁ・・・生物は御嫌いですか、 まぁ仕方ないですけど・・・
でも寿司はシャリ、 つまり御飯の部分が一番大事ですからね」
「そうなんですか?」
「えぇ、 例えばシャリを固く握ってしまえば
食べる部分も当然固くなります、 固いのは良くない
かといって柔すぎると崩れてしまう、 スシブレードにおいて致命的といえますし
食べるのに適さない」
「なるほど・・・力加減が大事、 と言う事ですね」
「御理解頂けて嬉しいです
バルドさんは寿司の知識を何やら怪しい方法で手に入れた様ですが
本来なら何年も修行して初めて寿司を握れるようになるんです」
「さっきも聞きました」
「それは失敬、 兎も角僕は寿司を握る為には彼の様な人材は必要不可欠です
国防と言うマクロな視点からだと尚更です」
「マグロ?」
「・・・・・大きな視点ですかね、 気取った言い回しで失礼」
「気にしてませんよ」
「それは有難いですね、 座って良いですか?」
「どうぞ」
椅子を出して座る三崎。
「三崎君、 バルドの容態は毎日変わり無いの?」
「えぇ、 意識不明ですが何時起きても可笑しくないですね」
「何時起きても・・・それって凄い長い期間とか・・・」
「外傷は無いですから問題無く近日中には起きると思いますよ」
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「心労じゃないのですか?」
「心労?」
「精神的な疲労とか」
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