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第十章:大海戦
居なくなった三崎を追え!!
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ゾーバ達は迷い無く裏路地に向かった。
「ボス、 いきなり裏路地に来たんですが大丈夫なんですかい?」
グリードが尋ねる。
「馬鹿め、 既に現状が大丈夫じゃないわ」
「何でですか?」
「どういう事?」
「お前達気が付いていないのか?」
「何にです?」
「最初のチーム分けを思い出せ」
「???」
バルド、 ラルフ、 グレン、 エミリー
ゴハン、 ハウ、 ナル
ウェッジ、 シャル、 ケイ
グリード、 ゾーバ、 マドカの四チーム。
「何か変な所有りますかい?」
「馬鹿、 三崎が居ねぇじゃねぇか」
「「!?」」
グリードとマドカは仰天した。
「ほ、 本当だ!! 何処に行ったアイツ!!」
「恐らく人さらいに捕まったんだろ、 そしてアイツの居場所はこれで辿れる」
裏路地を良く見るとマヨコーンの粒が落ちている。
「な、 なるほど・・・でも何でバルド隊長にこの事を伝えなかったの?」
「あの優しい坊やの事だ、 捕まったのを気が付けば全員で行こうと言い出しかねない
それだと分散して情報収集が出来ないからな」
「優しいなら三崎が居ない事に気が付いて欲しいが・・・」
「最近仲間になった奴だからな、 忘れていても仕方が無い・・・
お、 この店の中っぽいな」
ニョハネスと書かれた酒場の前で途絶えるマヨコーン。
ドアを開けると鍵がかかっている。
「ふむ・・・」
ファットプラネッツを取り出すゾーバ。
「ブチ破る気ですかい?」
「あぁ、 下がってろ」
ガチャリ、 とドアが開いた。
「・・・・・三崎」
中から三崎が現れた服は乱れて血が付いているが無事な様だ。
「闇のスシブレーダー関係かと思ったら唯のゴロツキだったらしい
何も無いから財布を盗んで来た」
そう言って黒革の財布を見せる三崎。
「財布ねぇ・・・中身は?」
「結構一杯入っているぞ」
「そうか、 豪遊したい気分だが、 まぁそれは帰っ」
「待った!!」
三崎がゾーバの口を塞ぐ。
「・・・・・何だ?」
「それは言っちゃいけない様な気がする、 帰ってからの事を喋るのは危険だ」
「そうか・・・じゃあ今の内に使うか?」
「情報屋とかが居れば良いんだが・・・」
「はっ、 坊やだな三崎、 金で喋る奴の情報なんて高が知れてる」
「そうなのか・・・やっぱりどぎつい交渉の方が良いな」
「何だそれ?」
「暴力で解決」
「それがベストかもな」
三崎がゾーバ達と合流した。
「じゃあ三崎も回収したし、 一回戻るか」
「そうだね、 行こう行こう」
ゾーバ達が戻ると既に他の三チームも戻っていた。
「あ、 ゾーバさんおかえりなさい
一旦アマギゴエと言う店に向かおうという事になりましたが大丈夫ですか?」
「何だその名曲そうな店は・・・」
「闇のスシブレーダー嫌いの店主らしいので何か情報が得られるかも」
「なるほど・・・」
「ボス、 いきなり裏路地に来たんですが大丈夫なんですかい?」
グリードが尋ねる。
「馬鹿め、 既に現状が大丈夫じゃないわ」
「何でですか?」
「どういう事?」
「お前達気が付いていないのか?」
「何にです?」
「最初のチーム分けを思い出せ」
「???」
バルド、 ラルフ、 グレン、 エミリー
ゴハン、 ハウ、 ナル
ウェッジ、 シャル、 ケイ
グリード、 ゾーバ、 マドカの四チーム。
「何か変な所有りますかい?」
「馬鹿、 三崎が居ねぇじゃねぇか」
「「!?」」
グリードとマドカは仰天した。
「ほ、 本当だ!! 何処に行ったアイツ!!」
「恐らく人さらいに捕まったんだろ、 そしてアイツの居場所はこれで辿れる」
裏路地を良く見るとマヨコーンの粒が落ちている。
「な、 なるほど・・・でも何でバルド隊長にこの事を伝えなかったの?」
「あの優しい坊やの事だ、 捕まったのを気が付けば全員で行こうと言い出しかねない
それだと分散して情報収集が出来ないからな」
「優しいなら三崎が居ない事に気が付いて欲しいが・・・」
「最近仲間になった奴だからな、 忘れていても仕方が無い・・・
お、 この店の中っぽいな」
ニョハネスと書かれた酒場の前で途絶えるマヨコーン。
ドアを開けると鍵がかかっている。
「ふむ・・・」
ファットプラネッツを取り出すゾーバ。
「ブチ破る気ですかい?」
「あぁ、 下がってろ」
ガチャリ、 とドアが開いた。
「・・・・・三崎」
中から三崎が現れた服は乱れて血が付いているが無事な様だ。
「闇のスシブレーダー関係かと思ったら唯のゴロツキだったらしい
何も無いから財布を盗んで来た」
そう言って黒革の財布を見せる三崎。
「財布ねぇ・・・中身は?」
「結構一杯入っているぞ」
「そうか、 豪遊したい気分だが、 まぁそれは帰っ」
「待った!!」
三崎がゾーバの口を塞ぐ。
「・・・・・何だ?」
「それは言っちゃいけない様な気がする、 帰ってからの事を喋るのは危険だ」
「そうか・・・じゃあ今の内に使うか?」
「情報屋とかが居れば良いんだが・・・」
「はっ、 坊やだな三崎、 金で喋る奴の情報なんて高が知れてる」
「そうなのか・・・やっぱりどぎつい交渉の方が良いな」
「何だそれ?」
「暴力で解決」
「それがベストかもな」
三崎がゾーバ達と合流した。
「じゃあ三崎も回収したし、 一回戻るか」
「そうだね、 行こう行こう」
ゾーバ達が戻ると既に他の三チームも戻っていた。
「あ、 ゾーバさんおかえりなさい
一旦アマギゴエと言う店に向かおうという事になりましたが大丈夫ですか?」
「何だその名曲そうな店は・・・」
「闇のスシブレーダー嫌いの店主らしいので何か情報が得られるかも」
「なるほど・・・」
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