更新休止【異世界ファンタジー追放ざまぁハーレム主人公チート】デュエリスト・イン・ザ・ブロークンワールド【注釈付き】

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チャプター10:アイ・ディデゥント・ゲット・ザ・メモ

エクスプロージョン・ソードマスター

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「はっなし長ぇわ!!!!!」

長々とした解説が終わりチーズが叫んだ。

「態々歴史まで細かく説明しやがって!!!!!
如何にクズで如何しようもない連中か分かってけども
こんなに説明長いとは俺は一週間近く説明された気分だよ!!!!!」
「そ、 そこまでは長くないか?」

セイバーダーは困惑していた。

「で? この間立ち退きが成立した筈なのにまた立てこもりしてるって事か?」
「平たく言えばそう言う事だ」
「良し、 じゃあ決闘で立ち退かせるのか」
「全く持って違う」
「あん?」

セイバーダーの言葉を聞き返すチーズ。

「今回の奴等の行動は滅茶苦茶だ、 一度は合意して出て行ったのにもかかわらず
再度戻って来た、 最早あの土地は完全にツゴモリの土地だから
連中は現在進行形で法に触れている
今回、 ツゴモリさんには弁護士を紹介して貰って訴訟をと思っていたんだが・・・」
「決闘で解決した方が早い」
「真理だな」

ツゴモリの言葉に満足げにするチーズ。

「じゃあとっとと行くか、 パッと行ってパッと帰ろう」
「随分と余裕そうじゃないかチーズ」

カリオストロが嗤いながら言った。

「実際余裕だろ、 立て籠りなんて雑魚がやる事だ
じっとしていて世の中が変わるならば人間は外に出る事は無いだろう
しかし実際問題として狩りは野外だし戦争は屋外だし政争は埒外だ
何かを変える力もない奴が立て籠りなんて何もしていないをやっている・・・・・
そういう自分は行動してますアピールが立て籠りだ」
「確かにそう言う見方もある、 しかし連中の【餓狼剣】は強いぞ」
「速いだけなら獣でも速いぞ? ビーストとかめっちゃ速い」
「だが」
「そこまでですカリオストロ様」

カロリングが制する。

「チーズ様、 今回の件は私とカリオストロ様、 ツゴモリ様の会社が協力して行う事業に
深い関わり合いがある話なのです、 動く金額も億を超える事業
貴方にも関係のある話だと思いますが」
「分かってる、 そのノスとか言うのを始末すればいいんだろ? 楽勝だろ、 で?
そのノスルとか言うのは何処にいる?」
「私の土地でテントを張って炊き出しをしている、 行けば分かる」
「んじゃ、 とっとと行きますか」

チーズはすっくと立ちあがりスタスタと去っていった。

「・・・・・貴方方は向かわないのですか?」
「アレでも実力は本物ですからね、 見る間でも無いですよ」
「確かにスゲー噂だったからな、 じゃあ俺は観戦に行こうか」
「わ、 私も行きます」

セイバーダーとストレイドッグはチーズの後に続いたのだった。




四狼街は静まり返っていた。

「仕事柄武術流派のお膝元の街に行く事が多いけどもこの街は酷いな
昔はすごかったんだろうなと思うけども」

四狼街は広さ自体は普通の街よりも広い、 が所々荒れている。
人口も最盛期よりもぐっと下がっている為、 整備する人間が居ない。
更にツゴモリ・コングロマリットが購入した土地は更地になって居る為
かなりの土地が更地になっている。

「お恥ずかしい限りです・・・」
「まぁ別に如何でも良いか、 っとテントが見えたな」

テントに向かうチーズ達。

「誰だ?」
「俺はチーズ、 ノスとか言うのは誰だ?」
「私がノスイだ」
「邪魔だから出て行け」
「断る」
「じゃあ決闘だな、 殺して退かそう」

そう言ってKATANAを抜くチーズ。

「ん?」

ガンッ!! と飛んで来た何かを防ぐチーズ。

「何だコイツ等?」

飛んで来たのは二人の剣士だった。

「【餓狼剣】の基本型の一つ”狼牙の構え”身体からだ発条ばねを使い
相手に強襲する・・・・・!?」
「ふむ、 前に戦った奴よりも速い、 がまぁ斬れるな」

KATANAを振って血を飛ばすチーズ。
飛んで来た二人の剣士は擦れ違いざまに胴体を真っ二つに斬られていた。

「てめぇ!! 何しやがる!!」
「ぶっ殺してやる!!」
「行」
「KATANAキャノン」

湧いて出て来た剣士達に向かってビームを放つチーズ。
KATANAビームとは違い着弾後、 爆発して全員木端微塵になってしまった。
テントも吹き飛び中に居た者達も粉々になる。
死んでいった剣士達は全て粒子となりKANATAに吸収される。

「貴様ァアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」

剣を抜こうとするノスイ。

「待って下さい!!」

二人の間に割って入るトレッファー。

「小僧!! 邪魔をするな!!」
「ノスイさん!! 落ち着いて下さい!! 貴方も一旦収めて!!」
「待たない」

KATANAを振り上げるチーズ。

「いや、 待てチーズ」

セイバーダーが止める。

「何故止める? 早く済ませた方が良いのだろう?」
「お前の強さは良く分かった、 ノスイなんぞ瞬殺だ」
「何だとこの守銭奴!!」

ノスイが唸る。

「ならば話を聞いてみようじゃないか、 ノスイはお前より弱いが
それでも上澄みの部類だ」
「話!? 話だって!? あんなに殺した奴と話だと!?」
「だって勝てないじゃないですか」

トレッファーが端的に言う。

「私を侮辱するのか!?」
「じゃあ勝てるんですか?」
「・・・・・」

ノスイは今にも死にそうな怒りを込めながらも飲み込んだ。

「トレッファー!! アンタが話しなさい!!」
「分かりました」
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