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チャプター15:ドクターズ・オウクワード
パンデミック②
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「はぁ・・・はぁ・・・」
ピューマを担いで林に入るアパートメント。
ピューマを下ろしてアパートメントも肩で息をしながら休む。
「ピューマ、 生きてるか?」
「生きてられる事に吃驚だよ・・・」
ピューマは自らの腹を撫でる、 アパートメントは自身のウィルパワーを
周囲の物体に流して操る『ビルディング』と言う戦術を取る。
今回はピューマの怪我した腹にパテ※1 の様に土を詰めて無理矢理傷を塞いだのだ。
※1:下地のくぼみや割れ、 穴等の欠陥を埋め
塗装系の平らさを向上させるために用いられる肉盛り用の塗料。
「生きてられる事だがな・・・俺はまともに歩けねぇよ・・・
アパートメント、 お前もキツいだろう・・・」
「だな・・・はぁ・・・はぁ・・・」
A級決闘者とは言え、 暴風の中を人一人抱えて襲われない様に全力で逃げるのは
流石に無理が過ぎると言う物だ。
「じゃあ如何する・・・? 俺は腹割かれてる、 武器ももう無い
ピューマ御自慢の靴は有るけどな」
そう言って血濡れの靴を履いた足を見せる。
ピューマは二刀流の剣士でピューマ家の戦闘用の靴での蹴りも得意とする。
決闘者ならば、 一対一の戦いならばまずは勝てない相手である。
しかし今回の相手は大勢且つ、 死んででもダメージを与えに来る連中。
相性が悪過ぎる。
「若様は如何したかな」
「知らねぇよ・・・俺に聞くな・・・
連中の戦い方からしてカタパルトの方がまだチャンスはあるだろ」
カタパルトは物を投げる事に特化している決闘者。
投石と言う手段で数多くの猛者を倒すという快挙を成している。
遠距離系の決闘者なので今回の戦いでは役に立つはず・・・
「如何だろうな、 S級決闘者だから集中砲火させられているかも・・・
いずれにせよ、 助けは期待できないな」
「・・・・・俺を置いていくか?」
ピューマは恐怖を浮かべながら尋ねた。
「予め、 色々と持って来ておいて良かったよ」
「色々?」
「飯とか水とか」
「・・・・・くれるのか?」
「いやいや、 こうするんだ」
アパートメントは地面にウィルパワーを流して
自分達を覆い隠し地下室を作った。
広さは2畳※2 ほど。
※2:訳3.2平方cm。
「狭い・・・」
「我慢しろ、 こうやって地下スペース作って移動すればバレずに移動出来る」
「・・・バレないか?」
「祈っててくれ、 だがまずは休ませてくれ」
はぁー、 と息を吐くアパートメント。
「・・・・・」
ピューマは手で顔を覆った。
一方その頃、 ブラック・シンゲツ・コーポレーションの馬車も襲われていた。
「ヒャッハァ!!」
患者”トリガーハッピー”カウカウを模した
タルパがウィルパワーの銃弾を撃ちまくっていた。
「おいおいアイツは死んだじゃなかったのか?」
「生きていたとは驚きね・・・」
デニスとアストロジャーが壊れた馬車の陰に隠れながら様子を伺っていた。
「他にも大勢来ているな・・・・・」
デニスは考えた。
この状況はチャンスだ、 チーズから邪魔な奴を何人か消せと命令されている。
何故そうするかは知らないがこの状況ならば消しても問題無かろう。
幸い自分達は4つの馬車でやって来て人数もバラけてる。
「・・・・・じゃあ行くか」
デニスは立ち上がり、 7000ユーロ記念硬貨を取り出した。
「そうね」
デニスが7000ユーロ記念硬貨をアストロジャーに打ち出す前に
デニスの胸を光線が穿った。
「なっ・・・?」
ぱらぱらと7000ユーロ記念硬貨が転げ落ちる。
デニスは自分の胸を見て呆然とした。
「アストロジャー・・・お前・・・」
「悪いわね、 邪魔は減らしておきたいの」
アストロジャーの杖から光線が発射されたのだ。
「エメラルド・タブレットは私達の一族の物なの、 返して貰うわ」
「・・・・・」
どさり、 とデニスは倒れた。
「さてと戦うかね」
アストロジャーは立ち上がった。
「どっせい!!!!!」
少し離れた所でダゴンが
患者”自傷癖”ナウマンゾウを模したタルパを叩き潰した。
「っしゃあ!! これで面倒な奴一匹片付いたな!!」
ビーストが傷だらけになりながらも笑う。
ナウマンゾウは防御創と言う触れている物に
自分の傷を全て移し替える技を使える為
ビーストの鈎爪攻撃のダメージを跳ね返せたが
ダゴンの様な張り手等の傷がつかない技ではダメージを跳ね返せなかった。
「じゃあこれだぁ優生侵攻、 酔っぱらいの檻」
患者”アルコール依存症”R・To・Youを模したタルパが
個体空間を展開する。
相手を急性アルコール中毒にして殺す必殺必中の空間だ。
「危ない!!」
「うぉ!?」
ダゴンがビーストを押し出す。
ビーストは個体空間に巻き込まれなかったが
ダゴンは個体空間に入ってしまい
急性アルコール中毒になってしまった。
「ふぃー」
一人しか入らなかった為、 さっさと個体空間を解くR・To・You。
「どっせぃ!!!!!」
「」
R・To・Youは頭を砕かれ消滅した。
「強制的に酔っぱらわせる空間の様だがこの程度では酔わんでごわす!!」
と言いながら倒れるダゴンだった。
「しっかりしろおおおお!!!」
叫ぶビーストだった。
ピューマを担いで林に入るアパートメント。
ピューマを下ろしてアパートメントも肩で息をしながら休む。
「ピューマ、 生きてるか?」
「生きてられる事に吃驚だよ・・・」
ピューマは自らの腹を撫でる、 アパートメントは自身のウィルパワーを
周囲の物体に流して操る『ビルディング』と言う戦術を取る。
今回はピューマの怪我した腹にパテ※1 の様に土を詰めて無理矢理傷を塞いだのだ。
※1:下地のくぼみや割れ、 穴等の欠陥を埋め
塗装系の平らさを向上させるために用いられる肉盛り用の塗料。
「生きてられる事だがな・・・俺はまともに歩けねぇよ・・・
アパートメント、 お前もキツいだろう・・・」
「だな・・・はぁ・・・はぁ・・・」
A級決闘者とは言え、 暴風の中を人一人抱えて襲われない様に全力で逃げるのは
流石に無理が過ぎると言う物だ。
「じゃあ如何する・・・? 俺は腹割かれてる、 武器ももう無い
ピューマ御自慢の靴は有るけどな」
そう言って血濡れの靴を履いた足を見せる。
ピューマは二刀流の剣士でピューマ家の戦闘用の靴での蹴りも得意とする。
決闘者ならば、 一対一の戦いならばまずは勝てない相手である。
しかし今回の相手は大勢且つ、 死んででもダメージを与えに来る連中。
相性が悪過ぎる。
「若様は如何したかな」
「知らねぇよ・・・俺に聞くな・・・
連中の戦い方からしてカタパルトの方がまだチャンスはあるだろ」
カタパルトは物を投げる事に特化している決闘者。
投石と言う手段で数多くの猛者を倒すという快挙を成している。
遠距離系の決闘者なので今回の戦いでは役に立つはず・・・
「如何だろうな、 S級決闘者だから集中砲火させられているかも・・・
いずれにせよ、 助けは期待できないな」
「・・・・・俺を置いていくか?」
ピューマは恐怖を浮かべながら尋ねた。
「予め、 色々と持って来ておいて良かったよ」
「色々?」
「飯とか水とか」
「・・・・・くれるのか?」
「いやいや、 こうするんだ」
アパートメントは地面にウィルパワーを流して
自分達を覆い隠し地下室を作った。
広さは2畳※2 ほど。
※2:訳3.2平方cm。
「狭い・・・」
「我慢しろ、 こうやって地下スペース作って移動すればバレずに移動出来る」
「・・・バレないか?」
「祈っててくれ、 だがまずは休ませてくれ」
はぁー、 と息を吐くアパートメント。
「・・・・・」
ピューマは手で顔を覆った。
一方その頃、 ブラック・シンゲツ・コーポレーションの馬車も襲われていた。
「ヒャッハァ!!」
患者”トリガーハッピー”カウカウを模した
タルパがウィルパワーの銃弾を撃ちまくっていた。
「おいおいアイツは死んだじゃなかったのか?」
「生きていたとは驚きね・・・」
デニスとアストロジャーが壊れた馬車の陰に隠れながら様子を伺っていた。
「他にも大勢来ているな・・・・・」
デニスは考えた。
この状況はチャンスだ、 チーズから邪魔な奴を何人か消せと命令されている。
何故そうするかは知らないがこの状況ならば消しても問題無かろう。
幸い自分達は4つの馬車でやって来て人数もバラけてる。
「・・・・・じゃあ行くか」
デニスは立ち上がり、 7000ユーロ記念硬貨を取り出した。
「そうね」
デニスが7000ユーロ記念硬貨をアストロジャーに打ち出す前に
デニスの胸を光線が穿った。
「なっ・・・?」
ぱらぱらと7000ユーロ記念硬貨が転げ落ちる。
デニスは自分の胸を見て呆然とした。
「アストロジャー・・・お前・・・」
「悪いわね、 邪魔は減らしておきたいの」
アストロジャーの杖から光線が発射されたのだ。
「エメラルド・タブレットは私達の一族の物なの、 返して貰うわ」
「・・・・・」
どさり、 とデニスは倒れた。
「さてと戦うかね」
アストロジャーは立ち上がった。
「どっせい!!!!!」
少し離れた所でダゴンが
患者”自傷癖”ナウマンゾウを模したタルパを叩き潰した。
「っしゃあ!! これで面倒な奴一匹片付いたな!!」
ビーストが傷だらけになりながらも笑う。
ナウマンゾウは防御創と言う触れている物に
自分の傷を全て移し替える技を使える為
ビーストの鈎爪攻撃のダメージを跳ね返せたが
ダゴンの様な張り手等の傷がつかない技ではダメージを跳ね返せなかった。
「じゃあこれだぁ優生侵攻、 酔っぱらいの檻」
患者”アルコール依存症”R・To・Youを模したタルパが
個体空間を展開する。
相手を急性アルコール中毒にして殺す必殺必中の空間だ。
「危ない!!」
「うぉ!?」
ダゴンがビーストを押し出す。
ビーストは個体空間に巻き込まれなかったが
ダゴンは個体空間に入ってしまい
急性アルコール中毒になってしまった。
「ふぃー」
一人しか入らなかった為、 さっさと個体空間を解くR・To・You。
「どっせぃ!!!!!」
「」
R・To・Youは頭を砕かれ消滅した。
「強制的に酔っぱらわせる空間の様だがこの程度では酔わんでごわす!!」
と言いながら倒れるダゴンだった。
「しっかりしろおおおお!!!」
叫ぶビーストだった。
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