四天王VSマフィア

Mr.後困る

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自己紹介

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引っ越しが一通り終わった後、 ラスト・ワンの部屋に集められた囚人達。
老夫妻の死体を椅子に組み立てて座るラスト・ワン。

「さてと、 じゃあこれからお前達はキターゾ・ファミリーと戦争をして貰う訳だが
まずは自己紹介を始めようか」
「自己紹介・・・では俺から」
「あ、 いや名前とか聞いても仕方ないからさ・・・」

めきょ、 と自分の眼孔から目玉をくり抜くラスト・ワン。
目玉は一個だけでは無く大量に転がる。

「この目玉を持って行ってくれ、 感知機能が付いている」
「つまりこの目玉に自己紹介を?」
「いや、 各々それぞれでキターゾ・ファミリーに襲撃をかけるなり
何か俺の役に立つ事をするなりして俺にアピールして来てくれ
つまり実地で戦闘して俺の役に立てると証明してくれと言う事だ」
「ほう、 つまり、 これは・・・採用試験、 と言う事ですかな?」

ダーク・シスターが口を開く。

「面白れぇじゃねぇか!! 俺様の剣の冴えを久々に見せつけて来るぜ!!」

元Sランクパーティ"影法師"のリーダー、 ダーク・セイバーが乗っている。

「やる気が有って良いね、 じゃあ俺は躾けが有るから」
「躾け?」
「こいつだよ、 名前なんか有るのか?」

先程戦った野人を指差すラスト・ワン。

「刑務所の資料にはビースト・タイマンとありますね」
「そうか、 じゃあこいつに上下関係を分からせるから
お前達はそれぞれ行って来い、 あぁ分かっているとは思うが
出入りは地下通路からバレない様に出入りしろよー」
「「「「「おう!!」」」」」

勢い良く出ていく囚人達、 その背中を見るダーク・シスター。

「良いんですか? ちょっと見張りだけで、 あいつ等暴走しかねないですよ」

ダーク・シスターが諫める。

「駄目なのか?」
「はい?」
「暴走して何か問題でも?」
「いや、 暴走して死んだら戦力が減りますよ」
「まぁ何とかなるだろ、 刑務所はここだけじゃないし
何か有ったら別の刑務所に行って兵隊を調達して来ればいい」
「色々と雑ですね・・・」
「そうか? まぁトライアンドエラーって奴だ、 じゃあそろそろコイツ起こすか」

そう言って寝転がっているビースト・タイマンを蹴り飛ばすラスト・ワン。
悲痛な声を上げてビースト・タイマンは転がった。

「おら、 起きろ猿!!」
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