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第30話【マスター】
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一ヶ月後、 パンを持って来たニコ。
しかし今日は少ない。
「何か今日は少ないじゃ無いか、 少な目に作ったの?」
「それが【サッキッサ】が今日は閉まっているみたいで
お客さんがこっちに流れて来たんですよ」
「そうか、 一過性の物だろ」
「そう思いますよね? だけど今回は違いますよ」
「違う?」
「今日の今日まで作っていた新作パンを皆買ってったんですよ!!
これは本当においしいんです!!」
「へぇ・・・その新作パンってどんなの?」
「チーズとハンバーグのパンです、 これが本当に絶品で」
ハンバーグの肉のあらびきがどうだの、 チーズの焼き加減がどうだので
それなりに時間を使った。
「なるほど・・・その自信作のパン、 私には無いの?」
「今日から売りに出そうとして、 余ったら持って行こうと思ったんですけど
全部売れちゃったんです!!」
「ふーん・・・」
「これから巻き返しますよ!!」
笑うニコ。
翌日、 翌々日もパンの売れ行きは好調である。
しかし
「今日もサッキッサは閉まっているみたいですね」
「三日連続か・・・何か有ったのかな?」
コンコンと事務所のドアがノックされる。
「はい、 どうぞー」
「邪魔するよー」
スイと男性が入って来た。
「そちらの男性は・・・確かサッキッサのマスター」
「えぇ、 知っていましたか、 私はサッキッサのマスターのスターです
よろしくお願いします」
「実はさー、 ちょっと変なトラブルになってね」
「トラブル?」
「えぇ・・・実は・・・」
三日程前の事。
サッキッサの看板娘、 カバンムが急遽病気で倒れた。
医者に見せても原因不明の奇病としか映らない。
「そもそも僕の風水が有る中で働いているのにこんな事が起こるのはあり得ないんだよね」
ズズーとコーヒーを飲むスイ。
「今回、 ここに来たのは霊的な何かの仕業じゃないか、 と思ったからなんだよね」
「それこそ変じゃないんですか? 貴方の風水で守られているのなら
霊的な物が寄って来る方がおかしいかと」
「分かっているだろう?」
ニヤニヤするスイ。
「・・・・・あんまり考えたくないですけどね」
「どういう事ですか?」
ニコが不安そうに見る。
溜息を吐くハシモト。
「まずは看板娘さんを見てからじゃないと」
「うん、 そうだよね、 じゃあ案内するよ」
―――――――――――――――――――――
【登場人物紹介】
スター
喫茶店【サッキッサ】のマスター
奇妙奇天烈な料理と本格派コーヒーが売りのお店で
奇妙奇天烈な料理には涙なしに語れないエピソードが有るのだが
それを記すにはここでは余白が少な過ぎる
しかし今日は少ない。
「何か今日は少ないじゃ無いか、 少な目に作ったの?」
「それが【サッキッサ】が今日は閉まっているみたいで
お客さんがこっちに流れて来たんですよ」
「そうか、 一過性の物だろ」
「そう思いますよね? だけど今回は違いますよ」
「違う?」
「今日の今日まで作っていた新作パンを皆買ってったんですよ!!
これは本当においしいんです!!」
「へぇ・・・その新作パンってどんなの?」
「チーズとハンバーグのパンです、 これが本当に絶品で」
ハンバーグの肉のあらびきがどうだの、 チーズの焼き加減がどうだので
それなりに時間を使った。
「なるほど・・・その自信作のパン、 私には無いの?」
「今日から売りに出そうとして、 余ったら持って行こうと思ったんですけど
全部売れちゃったんです!!」
「ふーん・・・」
「これから巻き返しますよ!!」
笑うニコ。
翌日、 翌々日もパンの売れ行きは好調である。
しかし
「今日もサッキッサは閉まっているみたいですね」
「三日連続か・・・何か有ったのかな?」
コンコンと事務所のドアがノックされる。
「はい、 どうぞー」
「邪魔するよー」
スイと男性が入って来た。
「そちらの男性は・・・確かサッキッサのマスター」
「えぇ、 知っていましたか、 私はサッキッサのマスターのスターです
よろしくお願いします」
「実はさー、 ちょっと変なトラブルになってね」
「トラブル?」
「えぇ・・・実は・・・」
三日程前の事。
サッキッサの看板娘、 カバンムが急遽病気で倒れた。
医者に見せても原因不明の奇病としか映らない。
「そもそも僕の風水が有る中で働いているのにこんな事が起こるのはあり得ないんだよね」
ズズーとコーヒーを飲むスイ。
「今回、 ここに来たのは霊的な何かの仕業じゃないか、 と思ったからなんだよね」
「それこそ変じゃないんですか? 貴方の風水で守られているのなら
霊的な物が寄って来る方がおかしいかと」
「分かっているだろう?」
ニヤニヤするスイ。
「・・・・・あんまり考えたくないですけどね」
「どういう事ですか?」
ニコが不安そうに見る。
溜息を吐くハシモト。
「まずは看板娘さんを見てからじゃないと」
「うん、 そうだよね、 じゃあ案内するよ」
―――――――――――――――――――――
【登場人物紹介】
スター
喫茶店【サッキッサ】のマスター
奇妙奇天烈な料理と本格派コーヒーが売りのお店で
奇妙奇天烈な料理には涙なしに語れないエピソードが有るのだが
それを記すにはここでは余白が少な過ぎる
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