仲介人ハシモトと愉快な幽霊祓い師達

Mr.後困る

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第45話【仲居】

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バンドーはつかつかと歩く。

「バンドーさん、 こっちって・・・」
「えぇ、 金色の間です」
「金色の間・・・ノウェさんは金色の間に宿泊しているんですか?」
「一番豪華な部屋をお望みだったので・・・勿論、 あの部屋で起こった事件の事は伝えましたよ」
「事件?」
「えぇ、 金色の間では今まで5件の殺人事件が起こっているんです」
「取り壊しましょうそんな部屋」
「いや・・・これがかなり大金をかけたので取り壊すのはちょっと・・・」
「まぁ仕方ないですよね・・・」

そんな事を言いながら金色の間に辿り着く、 そこには黄金の屏風が立っていた。

「失礼します、 ノウェ様、 御客様をお連れしました」
「うぇ!? ちょ、 ちょっと待って!!」

ドタバタと中で騒ぐ音が聞こえる。

「あぁ!! ちょっと帯踏んでます!!」
「すまない!!」
「・・・・・若い女性の声も聞こえますね」
「ウチの新入り仲居のカイですね・・・何をしているんでしょうか」
「ナニじゃないっすか!?」
「大声でそんな事を言うなジュシャ!!」

部屋の中から叫ぶノウェ。
そうこうしている内に屏風が開く。

「失礼します・・・」

バンドーが入る、 あとに続く三人。

「うわ・・・」
「・・・・・」
「あらあら・・・」

部屋は散らかっていた。

「や、 やぁハシモトさん!! 久しぶりですな!!」

ノウェが対応しようとする、 少し離れた所でカイが顔を赤くしている。

「カイ、 とりあえず下がりなさい」
「は、 はい・・・」

カイは下がる。

「ノウェさん、 従業員とそう言う事はしないで頂きたいのです
割と本気で」
「は、 はははは!! そ、 それはすまないな!!」

ジト目をするバンドー。

「しかし・・・またこの部屋に来るとは思いませんでしたよ」

ハシモトが周囲を見渡す。

「殺人事件が起きた部屋だったな?」
「えぇ、 泊まる人は居ないだろうと思っていましたが・・・」
「だが豪華だ、 その上に部屋代も安い、 これは使わない手は無いだろうと思っている」
「そうですか・・・・・ですが・・・」

周囲を見るハシモトが顔を険しくする。

「・・・相変わらず酷いですね」
「何がだ?」
「この部屋の様相ですよ・・・」
「確かに散らかっているが・・・」
「霊的に、 という意味です」
「そうなのか・・・ちょっと聞きたいな」
「・・・」

チラリとバンドーを見るハシモト、 バンドーは頷く。

「ではお答えしましょうか・・・」

―――――――――――――――――――――――――――――
【登場人物紹介】
カイ
ウイ百旅館の仲居
ミーハーな性格で男遊びが激しい所が有る
仕事は真面目だがノウェが来た事により・・・?
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