仲介人ハシモトと愉快な幽霊祓い師達

Mr.後困る

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第56話【木寸村】

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土産を配るついでに図書館に向かって木寸村について調べるハシモト。

木寸村は辺境に位置する村である。
元々は大木村と言う大富豪が治める村だったが。
とある代の富豪の子供達は大層仲が悪く、 村を三分割し。
木尺村、 木緑村、 木寸村に別れたのである。
三分割した村の中でも木寸村を統治した富豪の子供には商才が無かったらしく
他の木尺村、 木緑村は発展して街になったにも関わらず
木寸村は大した発展はしなかった。
特産と呼べる物は特に無いが、 林業が中心らしい。

「・・・・・」

ハシモトは木寸村で幽霊になる位のエピソードのある人物を調べた。
しかし先程の村を治めた富豪の子供は結婚をして子供も作り
それなりに幸福そうな感じである。
歴史を調べても特に目ぼしい人物はいない。
最近の事件を調べていても特に異常はない。

「・・・うーん、 行くだけ行ってみるか」

最後に木寸村の場所を調べた。

相当遠い、 往復の道程で既に50000Gを使ってしまう位には遠かった。

「うーん・・・」

ハシモトは少し考えて事務所に戻った、 戻ったのは日が落ちた時間。
既にニコは家に帰っていた。
ハシモトはペンを持って手紙を書き始めた。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

拝啓、 木寸村村長のソンチョ様、 御依頼のお手紙ありがとうございます

早速ですが依頼内容から調査方法は私が木寸村に直接出向き

調べるのが一番良いと思われます、 しかしながら一つ問題が有ります。

木寸村まで行く行程で50000G以上かかってしまいます

幽霊が居るか如何かの調査ならば調査一日に付き10000Gかかります

交通費別途支払いならば御依頼を受けたく思いますが如何でしょうか?

色好い返事を期待しています。

 ハシモト霊的相談所、 ハシモト

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

手紙をしたためたハシモトは封筒に入れてポストに投函したのだった。
どんな返事が来るのか予想がつかないが辺境に行くのだから観光半分で行こうかなと思っていた。
温泉に行って来たばかりなのにまた観光に行くとは如何いう了見だ。
と一人で自分に突っ込みを入れてハシモトはその日、 床に就いたのだった。
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