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古代でぶ妖精文明遺跡の謎

食べ物と言う物は文化の根幹であり、食を調べると言う事はその土地の文化風俗を知るのに最も適している、故にこれは完全に調査である。

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話し合いの結果
ラビー、 料理人、 少年
鳥籠、 盾の騎士、 小説家
カンテラ、 ヘルメット、 ロープの三組に分かれる事になった。

「さて次は何を食べようか・・・」
「そうだなぁ・・・」
「いや、 調査しましょうよ」

ラビー達は早速もう一軒お店に行こうとしている。

「何を言っているの、 こういう時はまずは食事を取りながら情報収集しましょうよ」
「そうだな、 それが良い」
「何か言いくるめられてる気がするなぁ・・・」

そう言いながら別の店に入るラビー達。
今度の店もしっかりとした作りで街中華と言う所だろうか。

「メニューは中々しっかりしているな掃除も行き届いている
怠け者のでぶ妖精とは思えない仕事だ」
「おでぶちゃん達に働かせてるけど、 結構しっかり仕事するわよ」

そんな事を話しながらメニューを見るラビー。

「なっ!?」

驚愕するラビー。

「如何した?」
「刀削麺が有る」
「とうしょうめん?」

刀削麺とは小麦粉を水で練った生地の塊を板に乗せて
片手に生地を、 片手にくの字型に曲がった特殊な包丁を持って
湯の沸いた鍋の前に立ち、 生地を細長く鍋の中に削ぎ落として茹でる料理である。
麺の独特な製法から全体は柳の葉の形になり
また断面は三角形になって独特の食感を生み出す。
その技法は難しい。

「しかも結構色んな種類があるわ・・・担々麺風や麻辣風・・・」
「ふむ・・・頼むか?」
「でもこれは結構高いと思う・・・
色々と交換用に食料とか持って来たけど足りるか分からない・・・」
「じゃあこのホルモン麻婆豆腐って言うのは如何だ?
ランチメニューって書いてあるし手軽だと思う」
「・・・・・・・・・・」

目を閉じて思案するラビー。
そしてカッと目を見開く。

「すみません!! 麻辣風刀削麺とホルモン麻婆豆腐を一つずつ!!」
「ここで敢えて前に進むか、 面白い、 ならば俺も前に進もう
ビールとそれに合うつまみを頼む!!」
「おいちょっと待てコラ」

少年が馬鹿やっている大人を止める。

「店長は百歩譲って良いとするとするよ
だが秤の兄さん、 アンタ酒飲むって如何言う了見だ」
「ここの酒を飲んでどの程度の文化レベルかを測る為だ、 完全に調査の為だ
店長は酒が飲めないから代わりに私がやろうと言うのだ他意は一切無い」

ハッキリと言い切る様に絶句する少年。

「貴方は何にするにょ―」

ウェイターでぶ妖精が尋ねる。

「・・・・・唐揚げで」
「はいにょー」
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