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悪役令嬢の私がモテモテな件について
考えないのも人生さ
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「ふむ・・・自分が何なのか分からなくなって来た、 か」
令嬢が帰った後に秤の料理人が店にやって来たので尋ねてみたラビー。
「如何思います?」
「そういう考えても答えが出ない質問が気になった時は酒飲んで寝るのが一番だ」
「真面目に言ってます?」
「真面目に言ってます、 店長よりは長生きしているから言えるが
考えても答えが出ない問題は考えない事がベストだ
そういう事は哲学者がやってくれる」
「そうですかね・・・」
「そうとも、 俺は作った料理を喰わせてうめーうめーって言わせたい
この世の真理だの、 自分だのそんな事知るかって話だ」
「・・・・・」
にこ、 と笑うラビー。
「さてと今日はこんな物を持って来た」
そう言って瓶を取り出す料理人。
「・・・漬物・・・いやピクルス?」
「これはソーセージのピクルスだ、 まずは食べて見ろ」
料理人が勧めるので食べてみる。
「酸味が絶妙ね」
「ビールと一緒に食べるのがおススメだが、 お前は呑めないんだったな」
「そうねぇ・・・残念だけどね、 でもこの酸味は美味しい」
返礼に料理を作り始めるラビー。
鳥皮を切って焼き揚げそして塩胡椒。
「お待たせしました鳥皮煎餅です」
「鳥皮を焼いただけじゃないか」
「確かにそうですね、 ですが分かるでしょう?」
「何がだ?」
「美味しさが」
「確かに見ただけで絶対旨いと分かるな、 いただきます」
ぽりぽりと食べる料理人。
「ふふふ・・・今回は準備しておいた」
そう言ってビール瓶を取り出す料理人。
「あ、 ちょっと待って」
ひょい、 とビール瓶を取り上げるラビー
「あぁ!? 何をする!?」
「落ち着いて下さい」
コップを取り出してビール瓶からビールを注ぐラビー。
「おぉ・・・泡がいい塩梅だ、 注ぐの上手いな」
そう言いながら鳥皮煎餅を食べながらビールを飲む料理人。
「なっ・・・こ、 これは!?」
「魔法でビール、 冷やしてみました」
「女神や、 女神がおる・・・」
感激する料理人。
「旨い揚げ物にビール、 シンプルな組み合わせが一番旨いな
辛みが無いのが気になるが・・・」
「鳥皮煎餅に辛いタレも和えれば美味しいです
しかしながら素材の旨さを引き出すのならばやはり塩胡椒がベスト
と言う事になりました」
「その通りだなぁ・・・な? 考え過ぎるのも問題有るだろう?」
「・・・・・」
くすりと笑うラビーだった。
令嬢が帰った後に秤の料理人が店にやって来たので尋ねてみたラビー。
「如何思います?」
「そういう考えても答えが出ない質問が気になった時は酒飲んで寝るのが一番だ」
「真面目に言ってます?」
「真面目に言ってます、 店長よりは長生きしているから言えるが
考えても答えが出ない問題は考えない事がベストだ
そういう事は哲学者がやってくれる」
「そうですかね・・・」
「そうとも、 俺は作った料理を喰わせてうめーうめーって言わせたい
この世の真理だの、 自分だのそんな事知るかって話だ」
「・・・・・」
にこ、 と笑うラビー。
「さてと今日はこんな物を持って来た」
そう言って瓶を取り出す料理人。
「・・・漬物・・・いやピクルス?」
「これはソーセージのピクルスだ、 まずは食べて見ろ」
料理人が勧めるので食べてみる。
「酸味が絶妙ね」
「ビールと一緒に食べるのがおススメだが、 お前は呑めないんだったな」
「そうねぇ・・・残念だけどね、 でもこの酸味は美味しい」
返礼に料理を作り始めるラビー。
鳥皮を切って焼き揚げそして塩胡椒。
「お待たせしました鳥皮煎餅です」
「鳥皮を焼いただけじゃないか」
「確かにそうですね、 ですが分かるでしょう?」
「何がだ?」
「美味しさが」
「確かに見ただけで絶対旨いと分かるな、 いただきます」
ぽりぽりと食べる料理人。
「ふふふ・・・今回は準備しておいた」
そう言ってビール瓶を取り出す料理人。
「あ、 ちょっと待って」
ひょい、 とビール瓶を取り上げるラビー
「あぁ!? 何をする!?」
「落ち着いて下さい」
コップを取り出してビール瓶からビールを注ぐラビー。
「おぉ・・・泡がいい塩梅だ、 注ぐの上手いな」
そう言いながら鳥皮煎餅を食べながらビールを飲む料理人。
「なっ・・・こ、 これは!?」
「魔法でビール、 冷やしてみました」
「女神や、 女神がおる・・・」
感激する料理人。
「旨い揚げ物にビール、 シンプルな組み合わせが一番旨いな
辛みが無いのが気になるが・・・」
「鳥皮煎餅に辛いタレも和えれば美味しいです
しかしながら素材の旨さを引き出すのならばやはり塩胡椒がベスト
と言う事になりました」
「その通りだなぁ・・・な? 考え過ぎるのも問題有るだろう?」
「・・・・・」
くすりと笑うラビーだった。
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