【更新休止】婚約破棄された令嬢の激辛料理経営禄

悪役令嬢の私がモテモテな件について

亜人と皇子の邂逅(皇子＆辺境伯side)

騎士団の詰め所にやって来る辺境伯。

「朝早くからご苦労様です」

勲章の騎士が辺境伯を出迎える。

「うむ、　ビア帝国の皇子は何処に?」
「案内します」

勲章の騎士が辺境伯を案内する。

「昨夜使いが来た時は驚いたぞ
まさかビア帝国の皇子が来るとは予想もしなかった」
「更に驚かせますが、　今朝もう一人発見しました」
「ビア帝国の皇子が二人が何故この森に?」
「それは御本人から伺うのが良いかと」
「それもそうね」

皇子二人が待つ貴賓室のドアをノックする辺境伯。

「どうぞ」

辺境伯は貴賓室に入った。

「初めまして、　赤い森を領地としている辺境伯です」
「ビア帝国第11皇子のツイスト・ボウル・ビアです
経験豊富なので飽きさせる事は有りません、　今夜一晩のアバンチュールしませんか」

ツイストに地獄突きをするソーラー

「ビア帝国第10皇子のソーラー・ボウル・ビアです
この愚か者の兄です、　認めたくありませんが」
「中々ユニークな弟さんですね
ビア帝国では異種族同士の婚姻はメジャーなのですか?」
「異種族との逢瀬は中々良いですよ」
「少し黙りましょうツイスト、　それで辺境伯殿
まずは色々言いたい事は有ります
貴方方・・・えーっと・・・貴方方は種族名は何ですか?」
「亜人です」
「亜人、　ですか、　恐らく人間と亜人の初めての邂逅ですが
公的な要件と言う訳ではありません」
「存じております、　先方からは何も伝え聞いておりませんので」
「・・・先方?」

そこでソーラーは気が付くこのサイコロ頭はビア帝国と国号を喋った
つまりこの女は我々人間の事を知っている、　にも拘わらず人間とコンタクトを取っていない。
一体何故・・・

「貴方もフライ陛下から我々の事を何か聞いていないのですか?」
「え?」
「・・・父とお知り合いなのですか?」

警戒するソーラー。

「フライ陛下は我々亜人の事を知って居るらしいので
てっきり皇族の方々は亜人の事を知って居るのかと思いました」
「・・・・・知ってた?」
「いいえ」

ツイストからの問いを否定するソーラー。

「とりあえず辺境を守っている私としては相手が皇族ならば無碍に扱う事は出来ません」
「そうなの?　じゃあ貴女のおっぱいを触ったら?」
「殴り殺します」
「あ、　はい、　すみません」

ツイストのセクハラを秒で切り返す辺境伯であった。