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悪役令嬢の私がモテモテな件について
閑話 ラテアートの謁見
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カラメル王国の王都ブリュレのプリン城の謁見の間にて。
荷物を抱えてやってきたラテアート。
それを迎えるカスタードとメイジ、 プチシュー、 カルーア、 ミルクとクリーム。
「この度は我が愚弟オブラートがゼロ・ストロング公爵を誘拐して誠に申し訳ありません」
「申し訳無いだと? そんな言葉で済むと思っているのか!!」
ミルクが怒る。
「侘びとしてオブラートは始末させて頂きました」
「始末だと? 信じられないな」
「・・・・・」
荷物からオブラートのバラバラ死体を並べるオブラート。
「!?」
「・・・・・」
ミルクとクリームが凍り付く、 ミルクに関しては嘔吐している。
「ラテアート君、 毎度の事ながらバラバラ死体を見せるのは止めてくれ」
カスタードが溜息を吐く。
ラテアートがこうして皇子や皇女をバラバラにしてカスタードの前に出すのは
都合3度目である。
「はっ、 失礼しました」
「私としてはラテアートとか言う知らない皇子がバラバラになろうと興味が無い
公爵の誘拐は流石に看過できない、 皇帝フライはこの件について如何するつもりだ?」
「直ぐに対策チームを編成して公爵の行方を捜すそうです」
「なるほど、 では早めに頼むぞ」
「分かりました、 ではこれで」
オブラートのバラバラ死体を荷物に戻すとラテアートは去って行った。
「ミルクちゃん、 大丈夫?」
ミルクの背中をさするプチシュー。
「うぁ・・・うぁぁ・・・」
「よしよし、 怖かったね・・・」
子供の様に泣くミルク。
「・・・・・この度のビア帝国第14皇子が亡くなって
もう何人の皇族がお亡くなりになりましたかね・・・」
メイジが呟いた。
「20人の皇子と30人の皇女が既に亡くなっている筈だ」
「多いですね」
「上の方は皇帝が即位する時の争いで亡くなっていたり
下剋上を試みて亡くなっているからね・・・
最近でもちょこちょこ亡くなっている」
遠い目をするカスタード。
「それにしても随分と子沢山ですね」
「皇妃の体が並外れて頑丈らしいからな・・・
既に80人の子を産んでもまだ生きているとは驚きだ・・・本当に人間か疑わしい」
「そうですね・・・」
「何れにせよ早く公爵が見つかると良いのだが・・・」
「こちらでも対策チームを組みましょう」
「それに関しては任せるぞ」
荷物を抱えてやってきたラテアート。
それを迎えるカスタードとメイジ、 プチシュー、 カルーア、 ミルクとクリーム。
「この度は我が愚弟オブラートがゼロ・ストロング公爵を誘拐して誠に申し訳ありません」
「申し訳無いだと? そんな言葉で済むと思っているのか!!」
ミルクが怒る。
「侘びとしてオブラートは始末させて頂きました」
「始末だと? 信じられないな」
「・・・・・」
荷物からオブラートのバラバラ死体を並べるオブラート。
「!?」
「・・・・・」
ミルクとクリームが凍り付く、 ミルクに関しては嘔吐している。
「ラテアート君、 毎度の事ながらバラバラ死体を見せるのは止めてくれ」
カスタードが溜息を吐く。
ラテアートがこうして皇子や皇女をバラバラにしてカスタードの前に出すのは
都合3度目である。
「はっ、 失礼しました」
「私としてはラテアートとか言う知らない皇子がバラバラになろうと興味が無い
公爵の誘拐は流石に看過できない、 皇帝フライはこの件について如何するつもりだ?」
「直ぐに対策チームを編成して公爵の行方を捜すそうです」
「なるほど、 では早めに頼むぞ」
「分かりました、 ではこれで」
オブラートのバラバラ死体を荷物に戻すとラテアートは去って行った。
「ミルクちゃん、 大丈夫?」
ミルクの背中をさするプチシュー。
「うぁ・・・うぁぁ・・・」
「よしよし、 怖かったね・・・」
子供の様に泣くミルク。
「・・・・・この度のビア帝国第14皇子が亡くなって
もう何人の皇族がお亡くなりになりましたかね・・・」
メイジが呟いた。
「20人の皇子と30人の皇女が既に亡くなっている筈だ」
「多いですね」
「上の方は皇帝が即位する時の争いで亡くなっていたり
下剋上を試みて亡くなっているからね・・・
最近でもちょこちょこ亡くなっている」
遠い目をするカスタード。
「それにしても随分と子沢山ですね」
「皇妃の体が並外れて頑丈らしいからな・・・
既に80人の子を産んでもまだ生きているとは驚きだ・・・本当に人間か疑わしい」
「そうですね・・・」
「何れにせよ早く公爵が見つかると良いのだが・・・」
「こちらでも対策チームを組みましょう」
「それに関しては任せるぞ」
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