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悪役令嬢の私がモテモテな件について

閑話 突然の告白

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アスパルは悩んでいた。
サンライズと共に脅される形でウェーサーカ法国国立学園に転入した。
ここまではまだ分かる。
問題はココからである。

「如何したんだ? アスパル
元気ないじゃないか、 体調でも悪いのか?」
「そうだぜ、 一体どうしたんだぜ?
心配だぜ? 保健室行くかぜ?」
「心配だよー心配だよー」
「ボーっとしていては勉強について行けませんよ
良かったら放課後に勉強を教えてあげても良いですよ」

クラスメイトのエンジン、 ミラー、 カー、 ホイールが
アスパルを気遣う。

「ううん、 何でもないよ」
「・・・もしかしてサンライズ殿下の事か?」
「殿下とはクラスが違うから不安なのかぜ?」
「うーん、 心配だよー」
「色恋沙汰とは、 学生の本分は勉強なのですから
恋愛に気を取られてはいけませんよ」

アスパルはクラスメイトの男子4人、 良いかなぁと思い始めている。
しかし確実に罠か何かだと思っている。
聖女達に転生者だと見抜かれてこうしておぜん立てをされている現状。
何かしら企みが有ると思っている。

「なぁアスパル」
「如何したのエンジン?」
「俺、 お前の事が好きだ!!」

唐突に告白されるアスパル。

「え? えぇ? ど、 どういう事なんだぜ?」
「わ、 訳が分からないよー」
「気でも狂ったんですかエンジン君
君は頭が悪い上に狂うとは救い様が無いですね」

他のクラスメイト3人も混乱している。

「何だとホイール、 俺が頭可笑しいって?」
「そうですよ、 アスパルさんはサンライズ殿下の恋人なんですよ?
そこの所理解出来ています」
「ならばやる事は一つ!!」
「・・・・・おい、 お前等、 一つ良いか?」

アスパルのクラス担任、 ドライバーがふるふると震えている。

「如何したんだドライバー先生?」
「なんで震えているんだぜ?」
「揺れてるよー、 ぶるぶるだよー」
「あー・・・うん、 確かに、 怒りますよね、 そりゃあ・・・」
「ホイールは理解している様だな、 うん、 流石クラス委員だな」
「どういう事なんだぜ? 説明して欲しいんだぜ?」
「この馬鹿共!! 今授業中なんだよ!!
何普通にくっちゃべっているんだよ!!」
「「「「ごめんなさーい」」」」
「・・・・・」

アスパルはこの現状を考えてみた。
何かの罠だと思うのは聊か考え過ぎなのだろうか。
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