上 下
354 / 426
大波乱!?料理対決!!

出場者たちについて

しおりを挟む
食後の紅茶を飲みながらラビーと料理人は話していた。

「紅茶よりもビールが飲みたいな」
「御飯出した方が良かったですかね」
「御飯よりもバケットが欲しいかな、 まぁ気にすんな」
「そうですか、 話を切り替えて発明王の他の人達ってどんな人?」
「初出場の連中は良く分からんが
クイズ王と喜劇王と石油王の代表3人ならば語れるよ」
「じゃあ教えて」
「あぁ、 まず今回出場の中で一番の実力者と言えばクイズ王専属料理長
出場12回目で優勝経験2回を誇る料理人だ
かなり豪勢な肉料理を作る派手好きな性格で実力がある
しかしながら料理対決の場合には素材が指定されている事もあるから
肉以外ではあまり腕は振るわない、 嵌れば強い奴だが
審査員の好みを突かない事も多々ある」
「なるほど・・・分かりそうな気もしますね」
「次に【ダイナー・ファニーズ】料理人、 出場5回目の前大会優勝者
ホープ的な存在で出場してからどんどん腕を上げて行っている
揚げ物が得意で酒に合う物を作るダイナー料理人の理想形とも言える」
「酒が呑めたら良いなと思いますよ」
「最後に【博物館付属食堂】シェフ、 出場21回目だが優勝経験は無し
しかしながら出場してからベスト4以下になった事は無い実力派だ
得意料理は一通り何でも作れるが
ホットケーキが特に美味いらしくて
博物館でもこれを楽しみにやってくる客が後を絶たないらしい」
「一番の強敵ね」
「うん?」

ラビーの言葉に首を傾げる料理人。

「そうか? 優勝経験無いし他よりも実力は劣るんじゃないのか?」
「優勝経験が無いのに20回以上の出場するメンタルが強い
20回も敗北して尚挑むのは強者のメンタルと言って良いと思う」
「それもそうかなぁ・・・
だがやはりの他の初出場の面々
色々と首を傾げる人選も多いが八王が選出した連中だ弱い訳が無い」
「まぁやれるだけやってみるよ、 料理対決とかやった事無いから
ちょっと不安だけど、 少しわくわくもするかな」
「まぁアンタの料理は映えるだろう、 思い切りやってみると言い」
「そうするよ、 例え料理勝負でも普段の料理でも
何であろうと料理に対して全力で挑めばそれで良いと思う」
「料理人の鏡だねぇ」
「それ程でも無いよ」
しおりを挟む
1 / 2

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

百々五十六の小問集合

ライト文芸 / 連載中 24h.ポイント:313pt お気に入り:2

怪異の忘れ物

ホラー / 連載中 24h.ポイント:255pt お気に入り:31

そして俺は召喚士に

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:7pt お気に入り:4

処理中です...