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大波乱!?料理対決!!

アスパルの能力(アスパルside)

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「アスパルの聖痕の能力は単純明快
『自分と親密になった男性が死ぬとその男性が得ていた固有魔法と魔力
そして記憶を受け継ぐ能力』」
「・・・・・は?」

アスパルは呆気に取られた。

「現に貴女は以前に知って居る筈の無い問題の答えを解いていたじゃない」
「・・・・・確かにそう、 ですけども・・・
記憶を受け継ぐのならばその受け継いだ人間が死んだ時の記憶も有るのでは?」
「受け継ぐと言っても完璧に受け継ぐ訳じゃないからね
それに受け継いだ魔法も君は無自覚だったから使えなかっただけで
今は自覚しているから使えるようになるよ
勿論訓練は必要だろうけども」
「・・・・・つまり、 私の聖痕が増えたのは
誰か私と親密な男が死んだって事?」
「そうなるね、 因みにサンライズの無事は確認しているから違うよ」
「・・・・・もしかして、 貴女が?」

『貴女が私の聖痕を発言する為に私と親密な男を殺したのか?』と尋ねかけたアスパル。

「いやいや、 そうじゃないよ
だがこれからはそうする事にする」
「は?」

戸惑うアスパル。

「だから今回の一件は私は知らないし命令もしていないよ
だけどこれからは君の聖痕を効率よく使う為に
君の親しい男をガンガン殺して行こうと思う
だから君も男と親しくなって欲しい」
「ちょ、 ちょっと待って!!」
「静かにして」
「ごめんなさい、 でも、 何を言っているの?」
「君の聖痕は『自分と親密になった男性が死ぬと
その男性が得ていた固有魔法と魔力と記憶を受け継ぐ能力』
即ち男と親しくならないと効果が発動しないのよ」
「・・・・・即ち聖痕の能力を発動する為に男と親しくなれと?」
「うん」
「何時か貴女が殺す男を? 殺すと分かっていながら?」
「うん、 出来るでしょ?」
「・・・・・無理よ、 出来ない」
「出来る出来る、 大丈夫大丈夫、 問題無い問題無い」
「・・・・・流石に私にはそんな事出来ない」
「何でできないのか簡潔に述べよ」
「死ぬと分かっている相手に対して如何やって親しくなれって言うの?」
「何でそんな事考えているの?」
「何でって・・・貴女は出来るの?」
「出来るのって? 何を?」
「親しくなった人間を殺す事を」
「出来る、 と言うかやった」
「え・・・」
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