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6-9 足利直義
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二月の末に九州に着き、九州で最大の宮方勢力である菊池、阿蘇の兵を多々良浜で破ってから尊氏が北九州を平定するまでに一月も掛からなかった。
一度の大勝で日和見を決め込んでいた九州の武士達がこぞって尊氏の元に馳せ参じ、尊氏も直義も師直もその対応と上洛軍の組織に休む間も無いほどだった。
そして今は、ほんの数百の兵に守られて落ちたはずの兄が、十万を超える軍勢を率いて再上洛しようとしているのだ。
ほとんど信じられない物を見せられている気分だった。この兄はやはり自分には計り知れない、と直義は思った。
自分であれば、例え菊池、阿蘇に勝てたとしてもそれからまず九州全域をしっかり固めようとしただろう。こちらが念入りに態勢を整えている間に相手も態勢を整えている。頭では分かっていても、そうしてしまうのが自分の欠点だ。
勿論、九州に入ってから全てが順風満帆だった訳ではない。多々良浜の合戦は薄氷の勝利であったし、九州平定中に新田義貞の討伐軍が南下してきて挟撃の憂き目を見ればさすがに勝ち目は無かっただろう。新田義貞の討伐軍を五十日以上播磨で釘付けにして支え続けた赤松円心に足利は救われた所があった。
いや、本当は義貞の、そして朝廷の動きの鈍さに救われたのかもしれない。
そしてその鈍さの裏には、ただの愚かさではなく、しっかりとした帝の意思がある。それをほとんど確信として直義は感じていたが、口には出していなかった。尊氏も同じように感じているように思えるが、やはりその事に関しては口に出していない。
軍勢は半分に分け、尊氏は海から、直義は陸から進んでいた。義貞は結局播磨を平定し切る事は到底出来ず、そこに留まるのは不利と見て摂津まで退いていた。
新田の軍勢は多く見積もっても三万ほどである。京での敗戦から数か月でこちらに靡く武士は九州以外でも驚くほど増えていた。尊氏を武士の棟梁として認める風潮が全国で強くなっているのだ。陸奥守と奥州軍も今は陸奥に帰り、京からは遠い。
そしてあの時とは違い、こちらには光厳上皇から賜った院宣と錦旗があった。今度の合戦は双方が官軍である。
ほぼ必勝の態勢に見える。しかし直義はその中で奇妙な居心地の悪さをずっと感じていた。
今のこの有利な状況は、どこまでも帝の思惑によって作られた物ではないか。自分達は勝利の潮合に乗っているように見えて、本当は得体の知れない何か大きな渦のような物に呑まれているのではないか。
「また沈んだ顔をされていますな、直義殿」
横で馬を進める師直が声を掛けて来た。
「どうにも気に食わない戦だ。兵に見える所で顔に出してはいけないのだろうが」
京での合戦で義貞との間に起きた事に付いては師直には語っていなかった。ただ師直は師直なりに奇妙な空気をずっと感じているらしい。
「戦の気に食う食わないを語られるようになったとは、直義殿も成長されましたなあ」
「からかうな、師直」
「楠木正成も出て来ているようです。ほんの数百の兵でですが、新田義貞の軍勢よりもさらに前に」
「新田も摂津より後ろには退く気は無さそうだな。ひとまず湊川辺りでの戦いになるか」
「さっさと新田共々京に引き上げさせて我らの後方を乱す仕事でも命ずれば楠木殿は数万の軍に匹敵するほどの働きをするでしょうに。敵とはいえ哀れな物ですな」
「哀れか」
このまま行けば戦場になるであろう湊川周辺の土地は会下山と言う小さな山がある以外はほとんど平地と言っていい場所だった。そんな土地ではいくら楠木正成と言ってもこの大軍を相手に戦い様は無いはずだ。
楠木正成が足利軍にとって脅威になるとすれば、師直の言う通り深い山地に兵を散らして攪乱や足止めの戦を仕掛けてきたり、後方の糧道を乱したり、あるいは帝の側に控えてもっと大きい所で戦を動かす時だけだろう。
「まさか楠木正成ともあろう者が無策でこのままぶつかりはすまい。少なくとも時間を稼ぐために何かしら思わぬ策を打って来ると思うべきだろうな」
「さて、どうでしょうな」
さほど真剣に考え込む様子もなく師直が呟いた。こういう反応を見せる時、大抵師直は直義が見当外れの事を言っている、と思っているのだ。ただ、どこがどう見当外れなのかは師直自身も言葉で説明できないため、声に出して反論してくる事はない。
昔はそんな風な師直の曖昧さに苛立ったりした事もあった物だった。最近は戦の上手い者は大なり小なり言葉で説明し切れない物を計って戦をしているのだ、と言う事がようやく分かり掛けて来ている。
「まずは我々が前に出て敵を引き付け、兄上が上陸する隙を作る。それで良いな、師直」
「御意」
直義が指揮する半数の軍勢であっても、新田義貞と楠木正成の両軍の合計に大きく勝っている。まともな戦をして負けるはずがなかった。
どこでそれがまともな戦でなくなるか。正成が何を仕掛けて来るか。それを見極めなくてはならない、と直義は思った。
斯波家長の父である斯波高経、九州の豪族である少弐頼尚をそれぞれ山手側と浜手側の大将にし、直義は師直と共に中央を進んだ。
実際に見えて来た楠木勢は七百ほどか。しかし退く様子も見せない。それどころか抜け駆けの手柄を求めて突出して行ったこちらの先頭の兵を果敢に迎撃し追い散らしていた。
海を進む尊氏は少しずつ速度を上げて直義を追い抜くと四国勢を牽制として出しながら東へと船を進めていく。新田はその動きに退路を断たれる事を警戒したのか明らかに動揺して陣を崩しながら、それに引きずられるようにずるずると退いて行く。あまりに精彩を欠いた動きだった。
楠木勢から新田勢へと一騎の伝令が出た。その伝令を合図とするように新田は後退の速度を上げて湊川を越える。伝令がまた楠木勢へと引き換えしていくのが見える。
尊氏は容易く新田と楠木を分断する位置に兵を上陸させた。細川の兵が主力になって新田勢とぶつかり合うが、新田義貞は最初から腰が引けていてほとんど戦う事も無く敗走していく。ただ、犠牲はそれほど出してはいないようだ。
合わせて十万を超す軍勢に前後を挟まれ、戦場にぽつんと七百の兵が残った。そのわずか七百の軍勢が整然と陣を組み、その中央に菊水の旗がはためいている。騎馬はそれほどいないようだ。
新田を逃がし、ここからどう切り抜けようと言うのか。直義はその軍勢を注視しながらじっと考えた。この足利軍のどこかに離脱する隙があるのか。まともに戦をするには新田義貞の三万が残っていても少ない程なのだ。
楠木勢が動き始めた。七百がまるで水の中を自在に泳ぐ魚のような動きで駆け出し、こちらに向かって来る。何かこの世の物では無い物を見ているようだ。
その動きに束の間直義は奇妙な羨望と嫉妬に似た物を感じた。今自分は間違いなく武家の第二位の地位にいる。数万の軍勢を指揮している。全国で足利に着いている武士を皆合わせれば数十万の武士の上に立っていると言っても誇張では無いだろう。
しかしその自分がどう足掻いた所で、わずか数百の兵をあのように見事に動かす事は出来ないだろう。
「直義殿、お下がりを」
横にいた師直が不意に緊張の色のこもった声を出した。
「下がれだと。正成の策が読めたのか?」
「策も何もございませぬ。お分かりになりませぬか。楠木正成はただここで死のうとしている。従う兵達も皆ここで死のうとしている。ほとんど死ぬためだけに戦う七百の兵が、尊氏様か、あるいはせめて直義殿の首を、と向かって来ているのです」
「馬鹿な」
そう言われ、夏場だと言うのに直義は全身から冷たい汗が噴き出すのを感じた。この世の物ではない軍勢。羨望と嫉妬が恐怖へ、いや、ほとんど畏怖の感情へと変わる。
七百の軍勢が十万の軍勢と策も何も無しに一丸となって死ぬためにぶつかってくる。そんな戦があるのか。そんな物を戦と言えるのか。
「何のために。そんな事をしなくても退く事はいくらでも出来たはずだ。京まで下がれば正成であればまだいくらでも戦えるはずだ。一体、何のために」
「お下がりを」
思わず狼狽するような声を上げてしまった直義に対し、師直が重ねて言った。
楠木勢が、こちらの前衛とぶつかり始めた。
何のために、とまた直義は口に出した。
一度の大勝で日和見を決め込んでいた九州の武士達がこぞって尊氏の元に馳せ参じ、尊氏も直義も師直もその対応と上洛軍の組織に休む間も無いほどだった。
そして今は、ほんの数百の兵に守られて落ちたはずの兄が、十万を超える軍勢を率いて再上洛しようとしているのだ。
ほとんど信じられない物を見せられている気分だった。この兄はやはり自分には計り知れない、と直義は思った。
自分であれば、例え菊池、阿蘇に勝てたとしてもそれからまず九州全域をしっかり固めようとしただろう。こちらが念入りに態勢を整えている間に相手も態勢を整えている。頭では分かっていても、そうしてしまうのが自分の欠点だ。
勿論、九州に入ってから全てが順風満帆だった訳ではない。多々良浜の合戦は薄氷の勝利であったし、九州平定中に新田義貞の討伐軍が南下してきて挟撃の憂き目を見ればさすがに勝ち目は無かっただろう。新田義貞の討伐軍を五十日以上播磨で釘付けにして支え続けた赤松円心に足利は救われた所があった。
いや、本当は義貞の、そして朝廷の動きの鈍さに救われたのかもしれない。
そしてその鈍さの裏には、ただの愚かさではなく、しっかりとした帝の意思がある。それをほとんど確信として直義は感じていたが、口には出していなかった。尊氏も同じように感じているように思えるが、やはりその事に関しては口に出していない。
軍勢は半分に分け、尊氏は海から、直義は陸から進んでいた。義貞は結局播磨を平定し切る事は到底出来ず、そこに留まるのは不利と見て摂津まで退いていた。
新田の軍勢は多く見積もっても三万ほどである。京での敗戦から数か月でこちらに靡く武士は九州以外でも驚くほど増えていた。尊氏を武士の棟梁として認める風潮が全国で強くなっているのだ。陸奥守と奥州軍も今は陸奥に帰り、京からは遠い。
そしてあの時とは違い、こちらには光厳上皇から賜った院宣と錦旗があった。今度の合戦は双方が官軍である。
ほぼ必勝の態勢に見える。しかし直義はその中で奇妙な居心地の悪さをずっと感じていた。
今のこの有利な状況は、どこまでも帝の思惑によって作られた物ではないか。自分達は勝利の潮合に乗っているように見えて、本当は得体の知れない何か大きな渦のような物に呑まれているのではないか。
「また沈んだ顔をされていますな、直義殿」
横で馬を進める師直が声を掛けて来た。
「どうにも気に食わない戦だ。兵に見える所で顔に出してはいけないのだろうが」
京での合戦で義貞との間に起きた事に付いては師直には語っていなかった。ただ師直は師直なりに奇妙な空気をずっと感じているらしい。
「戦の気に食う食わないを語られるようになったとは、直義殿も成長されましたなあ」
「からかうな、師直」
「楠木正成も出て来ているようです。ほんの数百の兵でですが、新田義貞の軍勢よりもさらに前に」
「新田も摂津より後ろには退く気は無さそうだな。ひとまず湊川辺りでの戦いになるか」
「さっさと新田共々京に引き上げさせて我らの後方を乱す仕事でも命ずれば楠木殿は数万の軍に匹敵するほどの働きをするでしょうに。敵とはいえ哀れな物ですな」
「哀れか」
このまま行けば戦場になるであろう湊川周辺の土地は会下山と言う小さな山がある以外はほとんど平地と言っていい場所だった。そんな土地ではいくら楠木正成と言ってもこの大軍を相手に戦い様は無いはずだ。
楠木正成が足利軍にとって脅威になるとすれば、師直の言う通り深い山地に兵を散らして攪乱や足止めの戦を仕掛けてきたり、後方の糧道を乱したり、あるいは帝の側に控えてもっと大きい所で戦を動かす時だけだろう。
「まさか楠木正成ともあろう者が無策でこのままぶつかりはすまい。少なくとも時間を稼ぐために何かしら思わぬ策を打って来ると思うべきだろうな」
「さて、どうでしょうな」
さほど真剣に考え込む様子もなく師直が呟いた。こういう反応を見せる時、大抵師直は直義が見当外れの事を言っている、と思っているのだ。ただ、どこがどう見当外れなのかは師直自身も言葉で説明できないため、声に出して反論してくる事はない。
昔はそんな風な師直の曖昧さに苛立ったりした事もあった物だった。最近は戦の上手い者は大なり小なり言葉で説明し切れない物を計って戦をしているのだ、と言う事がようやく分かり掛けて来ている。
「まずは我々が前に出て敵を引き付け、兄上が上陸する隙を作る。それで良いな、師直」
「御意」
直義が指揮する半数の軍勢であっても、新田義貞と楠木正成の両軍の合計に大きく勝っている。まともな戦をして負けるはずがなかった。
どこでそれがまともな戦でなくなるか。正成が何を仕掛けて来るか。それを見極めなくてはならない、と直義は思った。
斯波家長の父である斯波高経、九州の豪族である少弐頼尚をそれぞれ山手側と浜手側の大将にし、直義は師直と共に中央を進んだ。
実際に見えて来た楠木勢は七百ほどか。しかし退く様子も見せない。それどころか抜け駆けの手柄を求めて突出して行ったこちらの先頭の兵を果敢に迎撃し追い散らしていた。
海を進む尊氏は少しずつ速度を上げて直義を追い抜くと四国勢を牽制として出しながら東へと船を進めていく。新田はその動きに退路を断たれる事を警戒したのか明らかに動揺して陣を崩しながら、それに引きずられるようにずるずると退いて行く。あまりに精彩を欠いた動きだった。
楠木勢から新田勢へと一騎の伝令が出た。その伝令を合図とするように新田は後退の速度を上げて湊川を越える。伝令がまた楠木勢へと引き換えしていくのが見える。
尊氏は容易く新田と楠木を分断する位置に兵を上陸させた。細川の兵が主力になって新田勢とぶつかり合うが、新田義貞は最初から腰が引けていてほとんど戦う事も無く敗走していく。ただ、犠牲はそれほど出してはいないようだ。
合わせて十万を超す軍勢に前後を挟まれ、戦場にぽつんと七百の兵が残った。そのわずか七百の軍勢が整然と陣を組み、その中央に菊水の旗がはためいている。騎馬はそれほどいないようだ。
新田を逃がし、ここからどう切り抜けようと言うのか。直義はその軍勢を注視しながらじっと考えた。この足利軍のどこかに離脱する隙があるのか。まともに戦をするには新田義貞の三万が残っていても少ない程なのだ。
楠木勢が動き始めた。七百がまるで水の中を自在に泳ぐ魚のような動きで駆け出し、こちらに向かって来る。何かこの世の物では無い物を見ているようだ。
その動きに束の間直義は奇妙な羨望と嫉妬に似た物を感じた。今自分は間違いなく武家の第二位の地位にいる。数万の軍勢を指揮している。全国で足利に着いている武士を皆合わせれば数十万の武士の上に立っていると言っても誇張では無いだろう。
しかしその自分がどう足掻いた所で、わずか数百の兵をあのように見事に動かす事は出来ないだろう。
「直義殿、お下がりを」
横にいた師直が不意に緊張の色のこもった声を出した。
「下がれだと。正成の策が読めたのか?」
「策も何もございませぬ。お分かりになりませぬか。楠木正成はただここで死のうとしている。従う兵達も皆ここで死のうとしている。ほとんど死ぬためだけに戦う七百の兵が、尊氏様か、あるいはせめて直義殿の首を、と向かって来ているのです」
「馬鹿な」
そう言われ、夏場だと言うのに直義は全身から冷たい汗が噴き出すのを感じた。この世の物ではない軍勢。羨望と嫉妬が恐怖へ、いや、ほとんど畏怖の感情へと変わる。
七百の軍勢が十万の軍勢と策も何も無しに一丸となって死ぬためにぶつかってくる。そんな戦があるのか。そんな物を戦と言えるのか。
「何のために。そんな事をしなくても退く事はいくらでも出来たはずだ。京まで下がれば正成であればまだいくらでも戦えるはずだ。一体、何のために」
「お下がりを」
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