輪廻転生∞俺の未来は英雄とのことなので異世界に召喚される!?

ケニーさん

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プロローグ

英雄

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 俺はになった。それは変えようのない事実で現実だ。こんな未来が訪れるなって、考えた日はない――――恐らく。
 英雄になった俺は過去の記憶がない。正確には英雄になる少し前までの記憶がない。
 過去の記憶がない俺は英雄なんてものを望んでなったわけではない。
 周囲の人間によって……時代によって俺の世界は、道は変えられた。
 俺の英雄としての役目は神の決まりから外れた存在、もしくは突然神以外の手によって生まれた存在をゼロ、無へと還すこと。
 ある人は言っていた。

「その力は神に与えられたものだ。キミは神に仕えるために生まれてきた。輪廻転生キミはその名前で生まれて、今のキミが歩んだ道をまた歩む。終わりはないんだよ。輪廻の輪から逃れることはできない。初めて生を受けた時にキミは契約したのだから――」

 そんな記憶にない契約などと言われて納得などいくはずもない。
 仮に過去の記憶があったのなら俺はいったいどのように現状を思うのだろうか? 世界に異変が生じれば一つの例外もなく、俺は誰からも知られることのない英雄として、戦場に立つこの状況を……。
 俺は鼻で笑う。
 そんな事を考えてどうする……無駄な行為だ。
 何の前触れもなく現れた俺に人ではないそれは身を引いた。


 ――世界は変わり果てていた。

 俺を輪廻の輪に閉じ込めて――また戦いに身を投じる。既に何のために戦っているのかも忘れた身で――
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