学年のマドンナの彼氏になったら大学生活も共に過ごすことになった

136君

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久しぶりの通話②

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「は?」

きいの言っていることの意味が分からない。いや、分かってはいるのだが、分からない。つまりは、俺と桜みたいな関係の相手ができたということだろう。

 普通に考えたら真奈ちゃんだ。2人は仲良いし、お泊まりも何回もしている。真奈ちゃんの親がどこかに長期で出張に行っているなら十分に考えられる。

 でも、それならきいが言い淀むことはない。つまり相手は別の誰かだ。

『それって…』
『そういうことやろうな。』

楓と奏はこのことについて何かを知ってそうだ。

「楓、奏、詳しく。」
『『え~』』

少しだけ食い気味に言ったら、2人は少しだけ嫌そうな声を出す。俺はシスコンではないが、一人置いてきている以上、少しは気になる。

『でも、まあ言えることは悪いヤツやないから。そこだけは保証する。』
『まあ確かに。初めて2人を見たときから、何となくこんなゴールが見えてたしね。』

2人はそんな風に答える。2人が言うことだから間違ってはいないだろう。でも、俺も何回か練習見に行ってるけど、なんも分からんかったぞ。

『しかも、おもろいのがさ、多分気づいてないんよな。』
『杏ちゃんなんか特に。絶対分かってない。』

笑いながらそう言って、ついには机をバンバン叩く音も聞こえてくる。

 何が分かってない?分かってないって何?そんな思考がグルグルと回り始める。でも、断片的な情報からして、そういうことなんだと分かる。成長したな、あいつも。

「これが兄離れってやつなんかな?」
「どしたん急に。」
「いや、何にも。ふと思っただけ。」

呟くと、桜が頭を撫でてくる。まあ、いいけど、少しだけ恥ずかしい。

 キッと睨んだら、桜はフッと笑った。なんか子供扱いされてるみたいでムカつく。

『んで、杏ちゃん連れてくる?』
「いや、ええわ。それくらいは好きにさせてあげよ。」

 杏は正直、俺みたいに恋とは程遠いヤツだと思っていた。あの母親の子供がこの俺だ。同じ腹から産まれてきた杏も同じだろうって。

 でも、1人になってこうして芽生えてくれたんだ。それを大事にして欲しい。

 けど、少しだけ心配やな。危ないことだけには手を出して欲しくないし、俺が言えた立場やないけど、夜遊びは程々にして欲しい。

「きい、一応様子だけ見ておいてくれ。なんかあったら俺に連絡して。」
『りょーかい!』

杏も杏で元気にやっているようだ。

『それで、さっきから黙ったまんまのお二人さんは何をしているのかな?』
『『え?』』

黙っていた2人こと、音羽とカレンが驚いたような声を出す。まあ、何をしていたかは明白やな。

 熱いようで何より。



「それで、桜はいつまでそうしてるんや?」
「ん?気の済むまで。」
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